代替燃料活用による船舶からのCO2排出削減対策モデル事業(国土交通省連携事業)
府省庁: 環境省
事業番号: 0058
担当部局: 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室
事業期間: 2018年〜2020年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 補助
事業の目的
近年、船舶分野においても代替燃料の活用による更なるCO2排出削減が期待されており、今後普及の見込まれる代替燃料として、CO2削減に加え環境(NOx、SOx)性能等に優れたLNG燃料が挙げられる。しかし、LNG燃料船については、ガスエンジンやガス供給システムといった個々の技術開発は確立しているものの、それらの技術を実船に搭載し、実際の海域で航行した際に加わる負荷に応じて、燃焼の効率を最適化する制御技術の確立がなされていないため、LNG燃料船によるCO2排出削減の最大化を図る技術実証を行い、もって船舶からのCO2排出量を大幅に削減することを目的とする。
事業概要
LNG燃料船を実際の海域で運航し、負荷変動のデータを取得・分析することにより、ガスエンジン及びガス供給システムの燃焼効率を最適化するための制御技術を確立し、実際の航行においてCO2排出削減効果の最大化を図る。(補助率:1/2)
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 280 | 0 | 0 | 0 | 0 | 280 | 154 |
2019 | - | 480 | 0 | 0 | -187 | 0 | 293 | 264 |
2020 | - | 480 | 0 | 187 | 0 | 0 | 667 | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
代替燃料活用による船舶からのCO2排出削減対策モデル事業の成果(波及効果含む)において、令和12年度に359,604tのCO2排出削減を達成する。 ※技術実証事業であるため事業終了年度である中間目標時点ではCO2削減効果は発生しない。
補助事業によるCO2排出削減量 (目標:2030年度に359604 t-CO2)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - t-CO2 | - t-CO2 |
2019 | - t-CO2 | - t-CO2 |
本事業により設計・実証したLNG燃料船において、事業終了年度の令和2年度においてガスエンジン及びガス供給システムの燃料効率を最適化するための制御技術を3種類以上確立する。
本事業において確立する制御技術の種類 (目標:2030年度にNone 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 件 | - 件 |
2019 | - 件 | - 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
内航輸送量(トンキロ)の多い貨物の船種区分(ばら積み貨物船等)を対象とする補助事業実施件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 1 件 | 3 件 |
2019 | 3 件 | 3 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2019 | 川崎汽船株式会社 | LNG燃料船の制御技術の実証等 | 135 |
2019 | 株式会社商船三井内航 | LNG燃料船の制御技術の実証等 | 65 |
2019 | 株式会社テクノ中部 | LNG燃料船の制御技術の実証等 | 39 |
2019 | 協同海運株式会社 | LNG燃料船の制御技術の実証等 | 26 |