クメール・ルージュ特別法廷国際連合信託基金(任意拠出金)
府省庁: 外務省
事業番号: 0203
担当部局: アジア大洋州局・南部アジア部 南東アジア第一課
事業期間: 2004年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: その他
事業の目的
自国民大量虐殺というカンボジアの負の歴史を清算し,同国における正義の達成,国民和解と平和の定着を促すとともに,国内司法官の育成等を通じて国の安定と発展に不可欠な「法の支配」に資すること等を目的とするもの。カンボジア和平への積極的協力は,我が国が初めて平和構築に本格的に取り組んだ「積極的平和主義の原点」といえるケースであるところ,我が国としては,本支援をカンボジア和平の総仕上げの一環と位置づけ,上記目的に貢献すべく,裁判の立ち上げから実施のための主導的な役割を果たすとともに,裁判目的完遂のため法廷の国際職員の人件費等の裁判運営経費に係る追加的な支援を実施。これらの支援を通じた裁判の成功裏の完結により,我が国に対するカンボジア政府及び国民の信頼を培うことで,日カンボジア関係強化のための基礎の一つとする。また,「積極的平和主義」及び「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の取組の一環としても,我が国の平和構築分野での貢献及び法の支配の定着に向けた貢献と成功例を示すことで,カンボジアを含む同地域の安定と発展に寄与する。
事業概要
1970年代後半に100万とも200万とも言われる自国民を大量虐殺したKR政権幹部を裁くため,国連の協力によりカンボジア国内裁判所で実施される国際水準の法廷。現在,裁判のプロセスが進展する一方で,資金不足に直面しており,我が国は裁判目的完遂のため法廷の国際職員の人件費等の裁判運営経費に係る追加的な支援を行う必要がある。我が国の国連負担分予算への貢献は,裁判手続きを本格化させ,元国家元首を含む被告人に対する最高審判決の発出など内外よりの関心を高めている。また,最大の拠出国たる我が国は,主要ドナーで構成され法廷運営上の重要問題につき意思決定がなされる主要ドナーグループ(PDG)(日,EU,豪,米,仏,英,独等)のメンバーとして主導的な役割を果たしている。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | - | 134 | 0 | 0 | 0 | 0 | 134 | 134 |
2018 | - | 134 | 0 | 0 | 0 | 0 | 134 | 134 |
2019 | - | 106 | 0 | 0 | 0 | 0 | 106 | 106 |
2020 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - |
2021 | 50 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
当該年度に本件裁判で結審が予定される被告の人数
当該年度に本件裁判で結審した被告数(第一審判決後,上訴された場合は0.5として計上) (目標:2022年度に1 人)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 人 | - 人 |
2018 | - 人 | 2 人 |
2019 | - 人 | 1.5 人 |
法廷国連職員に占める邦人職員数
日本再興戦略の2025年迄に国連機関の邦人職員を1000人(現状800人)とする目標に向けた水準(現状職員数の1.25倍) (目標:2022年度に1 人)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 人 | - 人 |
2018 | - 人 | - 人 |
2019 | - 人 | 0.5 人 |
法廷国連職員に占める邦人幹部職員数
日本再興戦略の2025年迄に国連機関の邦人幹部職員を1000人(現状800人)とする目標に向けた水準(現状職員数の1.25倍) (目標:2022年度に1 人)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 人 | - 人 |
2018 | - 人 | - 人 |
2019 | - 人 | - 人 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
裁判前法廷,第一審及び最高審において公判等が行われた日数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | - 日 | 16 日 |
2018 | - 日 | 1 日 |
2019 | - 日 | 3 日 |
裁判前法廷,第一審及び最高審において行われた公判等の傍聴者数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | - 人 | 6148 人 |
2018 | - 人 | 802 人 |
2019 | - 人 | 1228 人 |
アウトリーチ活動(スタディツアー,ビデオスクリーニング,訪問講義等)の参加者数(上記公判等傍聴者数を除く)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | - 人 | 30894 人 |
2018 | - 人 | 33316 人 |
2019 | - 人 | 27079 人 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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2019 | クメール・ルージュ特別法廷国際連合信託基金 | 拠出金 | 106 |