木材利用による業務用施設の断熱性能効果検証事業
府省庁: 環境省
事業番号: 20-0045
担当部局: 地球環境局 地球温暖化対策課地球温暖化対策事業室
事業期間: 2017年〜2020年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負、補助
事業の目的
2030年の削減目標達成のためには、業務その他部門においてCO2排出量の3~4割削減が求められている。一方、CLT(Cross Laminated Timber)等に代表される新たな部材による建築技術は確立しつつあるが、CLT等の使用が建築物の省エネ・省CO2に与える影響について、定量的なデータは得られていない。そこで、高い省エネ・省CO2につながる脱炭素建築物等の普及を促進するため、CLT等を用いたモデル建築物を建設し、その断熱性能をはじめとする省エネ・省CO2効果について定量的に検証を行う。
事業概要
1. CLT建築物の断熱性能効果検証事業<委託>:CLT建築物の断熱性や省CO2性能について既往の事例を対象とした調査等を行い、効果的なCLT等の活用方法の検討を行うことで、木材を用いた脱炭素建築物の普及促進に資する知見を得る。
2. 木材利用による業務用施設の断熱性能効果検証事業<補助>:CLT等の部材を用いた建築物の省エネ・省CO2効果を定量的に評価するため、CLT等を用いた建築物等の建設に必要な設計費、工事費、設備費、省CO2効果等の定量的評価に係る計測費の一部を補助する。【補助率:補助対象経費(設計費、工事費、設備費、実証に係る計測費等)の2/3(上限額:5億円)】
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 2,000 | 0 | 77 | -15 | 0 | 2,062 | 502 |
2019 | - | 1,200 | 0 | 15 | 0 | 0 | 1,215 | 525 |
2020 | - | 600 | 0 | 0 | 0 | 0 | 600 | 44 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
本事業におけるCLT等を用いた業務用建築物の年間CO2削減量が波及効果も含めて2030年度合計7万t-CO2程度とする。
CO2排出削減量 (目標:2030年度に73472.0 t-CO2)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - t-CO2 | 2232 t-CO2 |
2019 | - t-CO2 | 2773 t-CO2 |
2020 | - t-CO2 | 2773 t-CO2 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
補助事業実施件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 14 件 | 10 件 |
2019 | 13 件 | 7 件 |
2020 | - 件 | - 件 |
CLT建築物の断熱性や省CO2性能についての調査等実施件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | - 件 | - 件 |
2019 | 10 件 | 6 件 |
2020 | - 件 | - 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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2020 | 株式会社野村総合研究所 | CLT建築物の断熱性能効果検証事業 | 44 |