社会資本整備プロセスにおける現場生産性向上に関する研究
府省庁: 国土交通省
事業番号: 0443
担当部局: 国土技術政策総合研究所 社会資本マネジメント研究センター 社会資本システム研究室
事業期間: 2016年〜2018年
会計区分: 一般会計
実施方法: 直接実施、委託・請負
事業の目的
現場で多くの技能労働者を要している工種を対象に、従来技術に比べ現場での省力化に資する技術を適切に活用できるような建設生産システム(設計・施工、監督・検査手法等)を開発することで、現場の労働生産性向上に寄与する。
事業概要
建設技能労働者の高齢化や若年入職者の減少が進行するなか、良質な社会資本の持続的供給ならびに増大する社会資本ストックの確実かつ効率的な維持管理のためには、より一層の効率化・省力化等により建設生産システム全体の生産性を向上させることが喫緊の課題となっている。本研究では、土工や現場打ちコンクリート工など現場にて多数の技能労働者を要している分野を対象に、土工に関しては、工事全体の可視化を実現する技術を活用した進捗マネジメントの実現・普及のため、当該技術のコア技術である多点観測技術の適用ルールの整備、及び当該技術を活用した監督・検査等施工管理の合理化を実現する。現場打ちコンクリート工に関しては、プレキャスト技術等の省力化技術と従来技術の選定の実態調査および将来需要予測等を行い、プレキャスト技術の適用範囲の明確化、標準化を進め、省力化に資する技術の導入促進を図る。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | 20 | 19 | 0 | 0 | 0 | 0 | 19 | 18 |
2017 | 19 | 19 | 0 | 0 | 0 | 0 | 19 | 17 |
2018 | 16 | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 | 16 | 16 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
平成30年度までに、3次元可視化環境を活用した出来形管理の監督・検査に関する要領およびコンクリート工の生産性向上に資する要領の2本を策定する
3次元可視化環境を活用した出来形管理の監督・検査に関する要領の策定数およびコンクリート工の生産性向上に資する要領の策定数 (目標:2018年度に2 本)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 本 | - 本 |
2017 | - 本 | - 本 |
2018 | - 本 | 2 本 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
多点観測を用いた発注機関での検収に必要な「面的」管理基準及び規格値の策定等に関する研究項目の終了件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 3 - | 3 - |
2017 | 2 - | 2 - |
2018 | 3 - | 3 - |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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2016 | 一般財団法人国土技術研究センター | コンクリート工の生産性向上に関する調査業務 | 9 |
2017 | 一般社団法人日本建設機械施工協会 | ICT施工の工事進捗マネジメント等に関する調査整理業務 | 9 |
2016 | 一般社団法人日本建設機械施工協会 | ICT土工の工事進捗マネジメント等に関する調査整理業務 | 8 |
2017 | 一般財団法人国土技術研究センター | コンクリート工の生産性向上を推進するための合理的な設計手法に関する調査業務 | 8 |
2018 | 一般社団法人日本建設機械施工協会 | ICT施工における工事進捗マネジメント手法の試行調査業務 | 8 |
2018 | 一般財団法人国土技術研究センター | コンクリート工の生産性向上を推進するための評価手法に関する調査業務 | 8 |
2018 | 一般財団法人 国土技術研究センター・沖電気工業株式会社 | AI(人工知能)を用いた建設工事事故対策に関するデータ分析業務 | 0 |