気候変動による危機的な渇水への適応策の検討経費
府省庁: 国土交通省
事業番号: 新21-0004
担当部局: 水管理・国土保全局水資源部 水資源計画課
事業期間: 2021年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
気候変動に伴い、降水量の極端化や積雪量の減少、蒸発散量の増加等の要因により、渇水の頻発化、長期化、深刻化による危機的な渇水が懸念されている。これに対してR2.6に閣議決定された水循環基本計画では「渇水対応タイムライン」の策定推進のほか、危機的な渇水時の水需給バランスを考慮した「リスク管理型」の水資源開発基本計画の策定などが提言されており、関係者が一体となり、ハードやソフト対策の連携による施策を推進することが急務である。リスク管理型の水の安定供給を効率的に進めるため、渇水による影響度合い(渇水リスク)を体系的に整理し、施設効果等を適切に評価できる渇水リスクに応じた優先度を明確化することが必要である。
事業概要
本事業においては、具体的な水系をモデルに、①気候変動の影響を考慮した危機的な渇水時における水需給バランスの評価検討と検討をふまえ、②危機的な渇水時において必要な水を確保するためのソフト対策の効果および、既存施設の徹底活用を基本としたハード対策の必要性の検証を行う。具体的には、水需給バランス点検は各気候予測モデルを用いた水供給、水需要の予測結果をもとに、水資源開発施設ごとに各種用水に対して行う。さらに、適応策の定量的評価のために、利水シミュレーションモデルにより渇水被害が最小となるような既存施設の運用を評価する手法を検討する。これに加え施設の活用でも用水が不足するような危機的渇水を定量的に把握し、渇水対応タイムラインの作成、代替水源の活用、取水時期の変更など、さらなるソフト対策の検討の基礎資料とする。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
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2021 | - | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | - |
2022 | 9 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
令和3年度末に多様な水源による都市用水の安定供給度を約79%とする
多様な水源による都市用水の供給安定度(供給安定度を算出するための使用水量等の最新データは3年前のデータである。) (目標:2021年度に79.0 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
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活動指標及び活動実績(アウトプット)
将来の渇水リスク評価指標を調査検証する流域
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
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気候変動による水供給への影響評価・水需給バランス点検のための調査河川・流域
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
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主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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