NATOカタログ制度の参加レベル引上げに関する経費
府省庁: 防衛省
事業番号: 20-0270
担当部局: 防衛装備庁 調達企画課
事業期間: 2019年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
防衛省では、装備品等の品目識別に係る国際的な基準に適合した形で装備品等の補給・管理を効率的に行うとともに、我が国固有の装備品等の情報を諸外国に発信・共有することで、防衛装備・技術協力を推進できるよう、各国におけるTier2引上げの支援実績を有する部外専門機関からの技術的な支援及びシステムの機能追加改修により、NATOカタログ制度(※1)の参加レベル引上げ(Tier1(※2)からTier2(※3))に係る承認及びTier2国として運用可能な体制を整備し、Tier2に引上げ後は、他国が調達した日本製品の類別業務など新たに発生する業務の一部を部外委託にて実施する。
※1(NATOカタログ制度):装備品等の補給・管理を効率的に行うため、NATO諸国等との間で装備品等の情報を共有する制度。
※2(Tier1):NATOカタログに登録された他国の装備品等の情報を閲覧できるが、自国の装備品等の情報を提供できない。
※3(Tier2):NATOカタログに登録された他国の装備品等の情報を閲覧でき、かつ、自国の装備品等の情報を登録・発信できる。
事業概要
Tier2国として運用可能な体制を構築するため、令和元年度から2年度にかけて、以下の3件の事業を完了し、Tier2引上げ後の令和2年10月からは、他国が調達した日本製品の類別業務など新たに発生する業務の一部を部外委託により実施する。
①NATOカタログ制度の教育訓練(システムの操作方法、コンプライアンステスト事前教育、海外とのデータ交換)、実運用の準備(NATO物品番号の登録等)及びコンプライアンステスト受験に関する支援の実施(技術支援事業)。
②これまでNATO支援調達庁が登録してきた日本企業のCAGEコード(製造者記号)の登録情報(会社名、電話番号、住所、電子メールアドレス等)の欠落等の調査を確実かつ効率的に行い、新たな記号で付与・登録を実施(データ整備事業)。
③防衛省カタログの登録情報をNATOカタログへデータ移行するにあたり、作業を自動化し効率的にデータ移行するため、機能の追加改修を実施(追加改修事業)。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
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2019 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2020 | - | 236 | 0 | 0 | 0 | 0 | 236 | 235 |
2021 | - | 32 | 0 | 0 | 0 | 0 | 32 | - |
2022 | 32 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
活動指標及び活動実績(アウトプット)
NATOカタログ制度の参加レベルTier2国として他国からの類別依頼件数(令和2年度は10月から3月までの半年の実績)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
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2019 | - 件 | - 件 |
2020 | 1200 件 | 642 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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2020 | データクラフト株式会社 | 追加改修事業 | 126 |
2020 | データクラフト株式会社 | データ整備事業 | 51 |
2020 | 大誠エンジニアリング株式会社 | 類別業務の部外委託 | 14 |
2020 | データクラフト株式会社 | 技術支援事業 | 14 |