文化遺産保存日本信託基金拠出金(任意拠出金)
府省庁: 外務省
事業番号: 0286
担当部局: 外務報道官・広報文化組織 国際文化協力室
事業期間: 1989年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: その他
事業の目的
世界各地の文化遺産に関する豊富な情報・ネットワークを有するユネスコを通じ,日本の持つ高水準の技術や知見を活用して,存続の危機に瀕している,当該国の国民にとってアイデンティティの象徴であり,人類共通の貴重な財産たる文化遺産の保存・修復等の支援を行う。文化遺産は,所在地の国民にとって象徴的な存在であると同時に人類共通の貴重な財産であるが,一度失われてしまえば復元には大きな困難が伴う。そのため,緊急性の高い案件について,我が国の保存・修復技術に関する高い技術を活用して協力を行う効果は非常に高い。特に我が国専門家が事業に参画することにより,我が国の「顔の見える支援」としての効果が大きく,長期に持続する対日理解・親日感の醸成・促進に貢献している。こうした協力の積み重ねが,世界遺産委員会等,関連国際会議の場での我が国のプレゼンスにもつながっている。
事業概要
ユネスコへの拠出金。ユネスコ事務局は日本政府と協議の上,本拠出金により,途上国を対象に,日本人専門家の協力を得つつ,存続の危機に瀕し緊急性が高いと判断される文化遺産の保存修復事業や関連人材育成事業を実施している。
具体的には,アンコール遺跡(カンボジア),バーミヤン遺跡(アフガニスタン),カスビ王墓(ウガンダ)等の保存・修復事業を実施中。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | - | 181 | 0 | 0 | 0 | 0 | 181 | 181 |
2013 | - | 173 | 0 | 0 | 0 | 0 | 173 | 173 |
2014 | - | 125 | 0 | 0 | 0 | 0 | 125 | 125 |
2015 | - | 125 | 0 | 0 | 0 | 0 | 125 | 125 |
2016 | 125 | 125 | 0 | 0 | 0 | 0 | 125 | - |
2017 | 163 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
邦人専門職員の維持増強
承認した新規及び継続案件の内、該当年度に活動に進捗があった事業。
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2013 | - 件 | 10 件 |
2014 | - 件 | 5 件 |
2015 | - 件 | 7 件 |
邦人幹部職員の維持増強
邦人職員数(専門職以上)※目標値:ユネスコの算出する地理的配分ポストのうち我が国の望ましい専門職以上の職員数の上限
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2013 | - 人 | 35 人 |
2014 | - 人 | 33 人 |
2015 | - 人 | 32 人 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
該当年度に我が国が承認し、開始された事業を指標とした。
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2013 | 2 件 | 2 件 |
2014 | 1 件 | - 件 |
2015 | 8 件 | 2 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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2014 | 国連教育科学文化機関 | 事業費 | 125 |
2015 | 国連教育科学文化機関 | 事業費 | 125 |