オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書多数国間基金分担金(増資分)
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0385
担当部局: 製造産業局 化学物質管理課オゾン層保護等推進室
事業期間: 2017年〜2017年
会計区分: 一般会計
実施方法: その他
事業の目的
エアコン等の冷媒等として使用されているCFC及びHCFC等のフロン類がオゾン層を破壊することから、オゾン層保護を目的とする国際協力のための基本的枠組である「オゾン層の保護のためのウィーン条約(1985年3月採択)」及び同条約に基づく「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書(1987年9月採択)」が採択されており、オゾン層破壊物質の生産、消費及び貿易が一定の削減スケジュールのもと規制されている。モントリオール議定書に基づく規制措置を自力で実施する十分な資金及び技術を有していない開発途上国(議定書第5条1適用国)を支援するため、「モントリオール議定書の実施のための多数国間基金(MLF:-Multilateral Fund)(1993年1月発足)」を中核とする資金供与制度が設立されており、同基金の予算は、国連分担率に基づいて、先進国(議定書第5条1非適用国)の拠出によって賄われているが、同基金の増資(2017年分)に対し、我が国は追加の拠出が求められる。
事業概要
モントリオール議定書は、CFC及びHCFC等(オゾン層破壊するフロン類)の生産・消費及び貿易を規制しているが、その規制対象物質にオゾン層破壊物質の代替物質であるHFC(オゾン層を破壊しないが、温室効果が高いフロン類)を追加することを内容とする同議定書改正提案が2016年10月のモントリオール議定書締約会合において採択された(キガリ改正)。キガリ改正の着実な実施に向け、モントリオール議定書多数国間基金(MLF)では、MLF実施機関及び拠出国が協力のもと、開発途上国において、低温室効果の冷媒への転換等、HFC削減スケジュール遵守のための活動が行われ、我が国も締約国の一国として応分の資金負担によりMLFを通じた国際協力に貢献するとともに、我が国企業が有する環境技術の活用を図ることで、開発途上国におけるHFC削減活動を支援する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
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2017 | 178 | 176 | 0 | 0 | 0 | 0 | 176 | 176 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
条約事務局に一定割合の邦人職員(専門職以上)を確保する
条約事務局における邦人職員(専門職以上)数
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
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2017 | - 人 | - 人 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
拠出実績
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
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2017 | - 百万円 | 176 百万円 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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2016 | モントリオール議定書多数国間基金事務局 | 開発途上国のHFC削減活動経費 | 176 |
2017 | モントリオール議定書多数国間基金・事務局 | モントリオール議定書多数国間基金・事務局 | 176 |