植物検疫に係る臭化メチルくん蒸の代替薬剤開発事業委託費
府省庁: 農林水産省
事業番号: 0058
担当部局: 消費・安全局 植物防疫課
事業期間: 2016年〜2017年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
植物検疫くん蒸剤である臭化メチルについては、今後、残留農薬基準の見直しが予定されており、これにより一部の作物で臭化メチルが使用できなくなる見込み。当該作物については、植物の輸入検査において有害動植物が発見された場合、くん蒸消毒して輸入することができなくなるため、廃棄又は返送となる。
このため、臭化メチルくん蒸ができなくなると見込まれる品目について、ヨウ化メチルの農薬登録対象品目に追加するために必要な試験とヨウ化メチルを効率よくガス化させ円滑に投薬を実施するための機器の設計を実施することにより、臭化メチルに代わる検疫くん蒸剤を確保し、国民に対する食料の安定的な供給を確保する。
事業概要
①ヨウ化メチルの農薬登録に対象作物を追加するために必要な試験実施及びデータ整備
既に農薬登録があるヨウ化メチルについて、対象作物を農薬登録に追加するため薬効試験、薬害試験、残留試験等を実施し、データ整備を行う。
②ヨウ化メチル投薬機開発
検疫くん蒸で使用するに当たり必要となる、ヨウ化メチルを効率よくガス化させ、円滑に投薬を実施するために必要な投薬機の設計を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | 49 | 23 | 0 | 0 | 0 | -0 | 23 | 23 |
2017 | 21 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 10 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
【アウトカム(1)】 臭化メチルに代わる検疫くん蒸剤として、ヨウ化メチルを確保する。(31年度までに3品目)
検疫くん蒸剤として使用できる品目数 (目標:2019年度に3 品目)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 品目 | - 品目 |
2017 | - 品目 | - 品目 |
【アウトカム(2)】 当該事業により得られた試験データを基に、ヨウ化メチルの農薬登録の申請に必要な情報として公表した品目数。(30年度までに3品目)
農薬の登録拡大に必要な情報を公表した品目数 (目標:2018年度に3 品目)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 品目 | - 品目 |
2017 | - 品目 | - 品目 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
臭化メチルくん蒸ができなくなると見込まれる品目について、ヨウ化メチルの農薬登録対象品目の追加に必要なデータ整備数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 2 品目 | 2 品目 |
2017 | 1 品目 | 1 品目 |
ヨウ化メチル投薬機の設計数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 1 一式 | 1 一式 |
2017 | 1 一式 | 1 一式 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2016 | 一般社団法人日本くん蒸技術協会 | 臭化メチルくん蒸ができなくなると見込まれる品目について、ヨウ化メチルの農薬登録追加に必要なデータ整備及びヨウ化メチル投薬機の開発 | 23 |
2017 | 一般社団法人日本くん蒸技術協会 | 臭化メチルくん蒸ができなくなると見込まれる品目について、ヨウ化メチルの農薬登録追加に必要なデータ整備及びヨウ化メチル投薬機の設計 | 10 |
2016 | デゲシュ・ジャパン株式会社 | ヨウ化メチル投薬機試作 | 3 |
2016 | 一般財団法人日本食品分析センター | 作物残留試験(試料分析)の実施 | 3 |
2017 | 一般財団法人日本食品分析センター | 作物残留試験(試料分析)の実施 | 1 |
2017 | 山内企画 | ヨウ化メチル投薬機設計 | 0 |