農林水産業におけるロボット技術安全性確保策検討事業

府省庁: 農林水産省

事業番号: 0054

担当部局: 大臣官房 政策課技術政策室

事業期間: 2016年〜2019年

会計区分: 一般会計

実施方法: 補助

事業の目的

 農林水産分野では、労働力不足が非常に深刻な問題となっており、省力化など生産性の飛躍的な向上を図り、我が国の農林水産業及び食品産業の成長産業化を促進するためには、ロボット技術やICTの活用が急務となっている。一方、農林水産分野への現場実装に際して、安全上の課題解決が必要なロボット技術があることから、安全性確保に向けた技術の検証やルールづくり等を支援し、ロボット導入のための基盤整備を進める。

事業概要

 農林水産分野において、現場実装に際して安全上の課題解決が必要な自動走行農業機械や、農薬等の散布を行うドローン等のロボット技術について、生産現場における安全性の検証及びこれに基づく安全確保策のルール作りなどを支援する。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2016-90-00009084
20171501100000110108
20181109900009999
20199997000097-
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額2016201720182019-50050100150200Highcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

安全策の策定が必要なロボットシステムを、平成32年までに7種類以上市販化する。

安全策を策定して市販化が実現されたロボットシステムの数 (目標:2020年度に7 ロボットシステム数)

年度当初見込み成果実績
2016- ロボットシステム数- ロボットシステム数
2017- ロボットシステム数- ロボットシステム数
2018- ロボットシステム数5 ロボットシステム数

活動指標及び活動実績(アウトプット)

安全性の検証等を行うロボットの機種数

年度当初見込み活動実績
20162 機種2 機種
20172 機種3 機種
20182 機種5 機種

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2017ロボット農機技術安全性確保策検討コンソーシアムロボット農機に関する安全性確保策の検討及び遠隔監視下におけるロボット農機の無人での完全自動走行の実現に向けた検証を行う。82
2018ロボット農機技術安全性確保策検討コンソーシアムロボット農機に関する安全性確保策の検討及び遠隔監視下におけるロボット農機の無人での完全自動走行の実現に向けた検証を行う。73
2016ロボット農機技術安全性確保策検討コンソーシアム農林水産省が策定した「ロボット農機に関する安全性確保策ガイドライン(案)」の有効性を検証し、充実・改訂等の提案を行う。55
2016一般社団法人農林水産航空協会 広く協力企業を募集し、機体・散布装置の構造やその組み合わせ、位置関係等が異なるマルチローター式小型無人機の実地試験を行って、運行基準の検証・改善を行うとともに、数値シミュレーションにより、マルチローター式小型無人機の作り出す気流だけでなく、これによる農薬(液剤)の分散の状況を精密に把握する。これにより、運行基準の精度向上を図るとともに、これらにより得られた知見を基に、より高性能の散布装置の構造等について検討を行う。29
2017株式会社ナイルワークス農業用ドローンの安全性評価(リスク評価)を定量的に行い、安全確保策(リスク低減策)を提案する。15
2018株式会社ナイルワークス自動運転ドローンの技術水準を把握し、より農業現場の実情に合わせた安全性の改善提案を行う。15
2017一般社団法人農林水産航空協会小型無人航空機を販売、開発している企業の参画・協力を得ながら、実地試験等により、農薬散布用小型無人航空機の自動操縦システムの効率性、正確性、安全性や、遠隔操作による小型無人航空機での肥料、水稲種子の散布に関する作業性、正確性等を把握し、性能確認、運行基準案を策定するとともに、今後の課題や改善方向について検討する。11
2018一般社団法人農林水産航空協会①農薬散布用無人航空機の自動操縦システムの効率性、正確性、安全性 ②遠隔操作による小型無人航空機での肥料、水稲種子の散布の作業性、正確性 等を把握し、性能確認、運航基準案を作成する。11

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