次世代がん研究シーズ戦略的育成プログラム
府省庁: 文部科学省
事業番号: 0227
担当部局: 研究振興局 研究振興戦略官付
事業期間: 2011年〜2015年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
次世代のがん医療の実用化に向けて、がんについての基礎研究から得られた革新的なシーズを戦略的に育成し、臨床応用を目指した研究を加速する。
事業概要
簡便、高精度かつ非侵襲な早期診断法や再発・転移を抑える画期的な治療法、革新的ながん根治療法等の次世代がん医療を実現するため、基礎から臨床へと継ぎ目無く研究をつなげることのできる仕組みを構築し、厳選した革新的な基礎研究の成果を、戦略的に育成することにより、平成27年度までに前臨床レベルでの有効性の確認等まで研究を進める。
また、がんの薬物療法において、個人の遺伝的背景に配慮した副作用・効果の予測や診断を可能とする医療の実現に向けて、ファーマコゲノミクス研究の成果を臨床応用するための取組を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | - | 3,636 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3,636 | 3,637 |
2013 | - | 3,629 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3,629 | 3,629 |
2014 | - | 5,929 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5,893 | 5,874 |
2015 | - | 0 | 0 | 36 | 0 | 0 | 36 | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
2015年度までに新規抗がん剤の有望シーズを10種、早期診断バイオマーカー及び免疫治療予測マーカー5種取得
前臨床もしくは臨床研究段階へ移行した有望なシーズの数 (目標:2015年度に15 種)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2012 | - 種 | - 種 |
2013 | - 種 | - 種 |
2014 | - 種 | 6 種 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
発表論文数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2012 | 300 本 | 422 本 |
2013 | 300 本 | 407 本 |
2014 | 300 本 | 497 本 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | 独立行政法人理化学研究所 | 遺伝子解析、薬剤応答性関連遺伝子を用いた臨床現場への応用、新規サンプルの収集、プロジェクトの総合的推進 | 773 |
2014 | 公益財団法人がん研究会 | 次世代がん研究推進のためのシーズ育成支援基盤(分子標的並びに化合物のPOC解析、創薬研究支援に関わる支援、検体処理、ゲノム解析) | 646 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | がん臨床シーズ育成グループ研究事業における臨床検体のゲノミクス・エピゲノミクス解析支援 | 353 |
2014 | 独立行政法人理化学研究所 | 革新的がん治療開発のためのハイスループットスクリーニング基盤、及び動物を用いた標的分子のPOC取得と阻害剤の薬効評価 | 342 |
2014 | 公益財団法人がん研究会 | プログラム全体の管理・運営 | 148 |
2014 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 天然ライブラリーを用いた探索試験の実施 | 69 |
2014 | 国立大学法人大阪大学 | 制御性T細胞を標的とした新規がん免疫療法の開発 | 60 |
2014 | 学校法人昭和大学 | 次世代シークエンス解析技術を駆使した家族性乳がんの原因探索 | 60 |
2014 | 国立大学法人山口大学 | 次世代型遺伝子改変T細胞による新規がん免疫療法の開発 | 60 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | 有望な創薬シーズの効果的な導出に向けたDDS技術支援 | 60 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | がんと微小環境を標的とした分子標的薬の創製 | 55 |
2014 | 独立行政法人理化学研究所 | 炎症と差別化可能ながん特異的イメージング法の開発 | 50 |
2014 | 国立病院機構(名古屋医療センター臨床研究センター) | 小児がんにおける網羅的ゲノム・エピゲノム解析による再発・難治例を予測するバイオマーカーの探索 | 50 |
2014 | 独立行政法人放射線医学総合研究所 | 先進的イメージング技術によるがんの診断・治療創薬研究 | 50 |
2014 | 独立行政法人放射線医学総合研究所 | 効率的がん治療薬の薬物動態・DDS開発支援プラットフォーム | 50 |
2014 | 独立行政法人理化学研究所 | 効率的がん治療薬の薬物動態・DDS開発支援プラットフォーム | 50 |
2014 | 国立大学法人九州大学 | がんの増殖を制御するユビキチン化酵素群を標的とする治療薬の開発 | 50 |
2014 | 国立大学法人京都大学 | がん細胞に特徴的なテロメア動態を標的とした新しいがん治療薬の開発 | 50 |
2014 | 国立大学法人九州大学 | 肺がんにおける上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害薬耐性機構の解明 | 45 |
2014 | 国立大学法人東京医科歯科大学 | 再発性乳がんに特徴的な新規遺伝子変異の同定 | 45 |
2014 | 独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター | 白血病ゲノムに基づく層別化治療の確立 | 45 |
2014 | 国立大学法人金沢大学 | 幹細胞ストレス応答シグナル制御によるがん根治療法の開発 | 45 |
2014 | 学校法人慶應義塾 | がんワクチンにおけるバイオマーカーの開発と免疫制御技術の評価による治療戦略の構築 | 45 |
2014 | 国立大学法人名古屋大学 | プロテオーム・マイクロRNA解析によるがん血中バイオマーカーの開発 | 45 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | 治療抵抗性がんの標的治療を実現する先進的DDS技術開発 | 40 |
2014 | 国立大学法人京都大学 | 転写を標的とした革新的抗がん化合物シーズ | 40 |
2014 | 愛知県がんセンター | がん細胞の動的・静的エピゲノム異常の解明とその制御 | 40 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | 臨床検体の網羅的ライブ酵素活性解析による新がん診断技術の創製 | 40 |
2014 | 国立大学法人京都大学 | 細胞初期化技術を応用した革新的治療戦略の確立 | 40 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | ゲノム支援基盤 | 40 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | ALK-TKI感受性・耐性を規定する遺伝子変異の同定 | 38 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | MT1-MMP及び周辺分子を標的としたがん組織制御薬剤の開発 | 35 |
2014 | 国立大学法人山口大学 | オンコアンチゲン由来ペプチドワクチンにおけるバイオマーカーの検証と治療戦略の構築 | 35 |
2014 | 公益財団法人がん研究会 | 消化器がん及びリンパ腫の再発/転移に特徴的な遺伝子変異の同定 | 35 |
2014 | 公立大学法人名古屋市立大学 | がん細胞の動的・静的エピゲノム異常の解明とその制御 | 33 |
2014 | 独立行政法人国立がん研究センター | エピゲノム発がんを標的とした診断・治療法の実用化 | 33 |
2014 | 公立大学法人横浜市立大学 | ナンセンスmRNA分解経路を標的とした制がん戦略の開発 | 33 |
2014 | 国立大学法人東北大学 | Vasohibinファミリーを応用したがんの発育・転移の制御 | 33 |
2014 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 次世代がん研究シーズ戦略的育成プログラムに係る支援業務 | 30 |
2014 | 独立行政法人理化学研究所 | 予後不良急性骨髄性白血病の幹細胞を標的とした低分子化合物の開発 | 30 |
2014 | 順天堂大学 | 大規模コホートを用いたtriple-negative骨髄増殖性腫瘍のドライバー変異の探索研究 | 30 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | ヒストン脱メチル化酵素を標的とした特殊ペプチド創薬と医療応用 | 30 |
2014 | 千葉県がんセンター | 難治性中間型神経芽腫のゲノム層別化情報に基づく次世代型治療法の開発研究 | 30 |
2014 | 学校法人慶應義塾 | メタボローム解析によるがんの血中・体液中代謝産物バイオマーカーの開発 | 30 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | タンパク質メチル化を標的としたがんの新規分子標的治療薬の開発 | 30 |
2014 | 公益財団法人がん研究会 | がん分子標的治療薬シーズとしてのタンキラーゼ阻害剤の探索開発 | 30 |
2014 | 公益財団法人がん研究会 | TACC3を標的としたがん治療・予防法の開発 | 30 |
2014 | 公益財団法人がん研究会 | 再発性乳がんに特徴的な新規遺伝子変異の同定 | 29 |
2014 | 公益財団法人がん研究会 | 次世代シークエンス解析技術を駆使した家族性乳がんの原因探索 | 28 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | 臨床研究データ並びにDNAの収集・保管、及び協力医療機関への業務支援 | 27 |
2014 | 独立行政法人理化学研究所 | 発がんに関わるヒストン修飾酵素を標的とした抗がん剤の開発 | 26 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | 次世代がん研究の研究倫理支援と倫理的法的社会的側面の課題抽出 | 26 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | 進行性卵巣がんの治療感受性を規定する遺伝子変異の同定 | 25 |
2014 | 国立大学法人大阪大学 | グライコーム解析によるがんの血中糖鎖バイオマーカーの開発 | 25 |
2014 | 独立行政法人国立がん研究センター | 小細胞肺がんの全ゲノム網羅的解析による治療標的の探索 | 24 |
2014 | 国立大学法人広島大学 | がんエピゲノム異常を標的とした治療・診断法の開発 | 22 |
2014 | 学校法人慶應義塾 | 次世代型遺伝子改変T細胞による新規がん免疫療法の開発 | 20 |
2014 | 国立大学法人愛媛大学 | 次世代型遺伝子改変T細胞による新規がん免疫療法の開発 | 20 |
2014 | 国立大学法人名古屋大学 | 白血病ゲノムに基づく層別化治療の確立 | 20 |
2014 | 国立大学法人広島大学 | 小児がんにおける網羅的ゲノム・エピゲノム解析による再発・難治例を予測するバイオマーカーの探索 | 18 |
2014 | 国立大学法人京都大学 | 小児がんにおける網羅的ゲノム・エピゲノム解析による再発・難治例を予測するバイオマーカーの探索 | 13 |
2014 | 学校法人近畿大学 | 肺がんにおける上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害薬耐性機構の解明 | 13 |
2014 | 愛知県がんセンター | 肺がんにおける上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害薬耐性機構の解明 | 12 |
2014 | 国立大学法人大阪大学 | がん細胞が特異的に生成するシェディング産物の網羅的解析によるがんの早期診断システムの開発 | 11 |
2014 | 学校法人関西医科大学 | がん幹細胞を標的とした新規抗体療法の開発 | 11 |
2014 | 国立大学法人東京農工大学 | 転写を標的とした革新的抗がん化合物シーズ | 10 |
2014 | 独立行政法人国立がん研究センター | 悪性脳腫瘍克服のための新規治療標的及びバイオマーカーの創出 | 10 |
2014 | 国立大学法人東京工業大学 | 有望な創薬シーズの効果的な導出に向けたDDS技術支援 | 10 |
2014 | 学校法人近畿大学 | 白血病ゲノムに基づく層別化治療の確立 | 10 |
2014 | 独立行政法人理化学研究所 | がん分子標的治療薬シーズとしてのタンキラーゼ阻害剤の探索開発 | 6 |
2014 | 京都府公立大学法人京都府立医科大学 | 白血病ゲノムに基づく層別化治療の確立 | 5 |
2014 | 公益財団法人がん研究会 | 進行性卵巣がんの治療感受性を規定する遺伝子変異の同定 | 5 |
2014 | 国立大学法人長崎大学 | 白血病ゲノムに基づく層別化治療の確立 | 5 |
2014 | 独立行政法人理化学研究所 | タンパク質メチル化を標的としたがんの新規分子標的治療薬の開発 | 5 |