戦略的スポーツ国際貢献事業
府省庁: 文部科学省
事業番号: 0347
担当部局: スポーツ・青少年局 競技スポーツ課
事業期間: 2014年〜2014年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
これまでのスポーツ交流に関する知見と実績を踏まえ、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催国として、IOCや世界の国々との交流・協力関係を築きながら、スポーツの価値をさらに高めようとする国際的な取組に貢献するため、途上国のスポーツ環境の整備、国際的な人材養成の中核拠点形成、国際的なアンチ・ドーピング推進体制の強化支援を柱とする「スポーツ・フォー・トゥモロー」プログラムに取り組む。
事業概要
(1)スポーツ・アカデミー形成支援事業
IOC、JOC、NOC、体育・スポーツ系大学等が連携して、オリンピズムの普及とスポーツ医科学研究の推進を図るため、IOC関係者等を外国人教員・研究員として招聘、各国のスポーツ指導者の受入れ・養成を行う中核拠点を構築する。
(2)戦略的二国間スポーツ国際貢献事業
青年海外協力隊等と連携し、学校体育カリキュラム等の策定支援など、途上国のスポーツ環境の整備に協力する。官民連携協力によるスポーツの国際協力コンソーシアムを構築し、各国の協力要請に迅速かつ的確に対応する。
(3)国際アンチ・ドーピング強化支援事業
・我が国のアンチ・ドーピング活動に係る実績を活かし、関係国際機関との連携を強化し、アンチ・ドーピング活動が遅れている国において、アンチ・ドーピング活動の普及・促進を支援し、スポーツにおけるドーピングの撲滅に貢献する。
・アジアのドーピング防止活動の発展を促進するため、「アジアドーピング防止基金」に対し資金を拠出する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | - | 1,145 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,145 | 1,058 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
2014年から2020年までの7年間で、開発途上国を始めとする100か国以上の国において、1000万人以上のあらゆる世代の人々にスポーツの価値とオリンピック・パラリンピック・ムーブメントを広げていく。
2014~2020年の間の「スポーツ・フォー・トゥモロー」プログラム実施による直接裨益者数 (実施事業における参加者数、スポーツ指導者の受入れ数等) (目標:2020年度に10000000 人)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 人 | 524065 人 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
【スポーツ・アカデミー形成支援事業】 スポーツ・アカデミーの形成数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 2 か所 | 3 か所 |
【戦略的二国間スポーツ国際貢献事業】 スポーツ国際貢献のための支援国数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 15 か国 | 22 か国 |
【国際アンチ・ドーピング強化支援事業】 国際会議の主催数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 1 回 | 1 回 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | 国立大学法人筑波大学 | スポーツの価値とオリンピック・ムーブメントの意義を理解し広めていく国際的なスポーツ人材の養成を目的とする大学院修士課程レベルの国際スポーツ・アカデミーを設置し、教育プログラムの開発及び提供を行う。 | 480 |
2014 | 独立行政法人日本スポーツ振興センター | オリンピズムの普及も含め、途上国に対し、学校体育カリキュラム・教材の策定支援やスポーツ・イベントの開催支援などを推進する。 | 266 |
2014 | アジア・ドーピング防止基金 | アジアのドーピング防止活動の発展を促進するため、「アジア・ドーピング防止基金」に対し資金を拠出する。 | 100 |
2014 | 公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構 | 関係国際機関との連携を強化し、アンチ・ドーピング活動が遅れている国において、アンチ・ドーピング活動の普及・促進を支援し、スポーツにおけるドーピングの撲滅に貢献する。 | 95 |
2014 | 国立大学法人鹿屋体育大学 | 主にアジア諸国の大学院生レベルの学生及び各国のNOCからの推薦が得られるトップコーチや指導者を対象とした短期の国際セミナーを実施し、将来的なアジアでのオリンピック教育プログラムの開発とグローバル人材を育成する。 | 92 |
2014 | (公財)日本サッカー協会 | 中央アジア6カ国よりユース年代のチームを招へいしてサッカー交流を 行うと同時に、各国の大会運営やマーケティング担当者も招へいして 研修事業を実施。 | 43 |
2014 | 日本体育大学 | オリンピズムの普及やスポーツ医科学研究の推進の大きな役割を担うコーチ育成者育成を主眼とするアカデミー」設立し、運営を行う。 | 22 |
2014 | NPO法人ハート・オブ・ゴールド | カンボジアでの中学校体育カリキュラム策定支援のため、中学校体育科教育のカンボジア国内調査・ワークショップ開催、学校体育政策担当職員招へい研修を実施。 | 10 |
2014 | (公社)青年海外協力協会 | 「運動会」を途上国で開催することで、コミュニティ活性化策と学校体育カリキュラムとしての運動会の普及可能性を検討することを目的に運動会開催トライアル事業を実施 | 9 |
2014 | AISTS | IOC関係者を講師として招聘する、オリンピックに関するイベントマネジメントに特化したプログラムであり、IOCトップ講座と言われるSports Event Management And Organisation Seminarの企画運営 | 8 |
2014 | .NPO法人ジャパンスポーツコミュニケーションズ | 「運動会」を途上国で開催することで、コミュニティ活性化策と学校体育カリキュラムとしての運動会の普及可能性を検討することを目的に運動会開催トライアル事業を実施 | 7 |
2014 | NPO法人アフリカ野球友の会 | 世界野球選手権U18アフリカ予選へのタンザニア代表チーム出場を支援。 | 1 |