未利用熱エネルギーの革新的活用技術研究開発

府省庁: 経済産業省

事業番号: 新27-0034

担当部局: 製造産業局 産業技術環境局 非鉄金属課 研究開発課

事業期間: 2015年〜2022年

会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定

実施方法: 交付

事業の目的

我が国のエネルギー供給課程では、一次エネルギーの約6割が有効利用されずに排熱(未利用熱)として排出されている。本事業では、このように環境中に排出される膨大な未利用熱を効果的に削減・回収し、必要な時にエネルギーとして再利用する技術を開発し、我が国全体の省エネ・省CO2の促進と、それによる産業の国際競争力向上に貢献することを目的とする。

事業概要

具体的には、熱の使用量を減らす技術(断熱・蓄熱・遮熱)、熱を変換して利用する技術(熱電変換・排熱発電)、熱を再利用する技術(ヒートポンプ)を開発し、これらを組み合わせ、システムとしての熱マネージメント手法を提案し、自動車や住宅等を対象とした省エネ技術を開発する。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2015-1,85000001,850-
20161,800-------
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額201520160500100015002000Highcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

2030年に年間のCO2削減量を3417万トンとする。 ※中間評価等において目標値の検証を行う。

未利用熱エネルギーの削減・回収・再利用技術の活用による、CO2排出削減量。 (目標:2030年度に3417 万t/年)

年度当初見込み成果実績

【中間目標(平成29年度末)】 蓄熱技術:蓄熱密度0.5MJ/kg 【最終目標(平成34年度末)】 蓄熱技術:蓄熱密度1.0MJ/kg 上記目標値の蓄熱技術を開発する。

蓄熱材料の蓄熱密度 (目標:2022年度に1 MJ/kg)

年度当初見込み成果実績

【中間目標(平成29年度末)】 遮熱技術:可視光透過70%以上、日射熱取得43%以下 【最終目標(平成34年度末)】 遮熱技術:可視光透過70%以上、日射熱取得40%以下 上記目標値の遮熱技術を開発する。

遮熱フィルムの日射熱取得率 (目標:2022年度に40 (日射熱取得率) %以下)

年度当初見込み成果実績

【中間目標(平成29年度末)】 断熱技術:使用温度1,500℃以上、熱伝導率0.25W/m・K以下 【最終目標(平成34年度末)】 断熱技術:使用温度1,500℃以上、熱伝導率0.20W/m・K以下 ラボスケール機で排熱節減率50%実証 上記目標値の断熱技術を開発する。

断熱材料の熱伝導率 (目標:2022年度に0.2 W/m・K以下)

年度当初見込み成果実績

【中間目標(平成29年度末)】 熱電変換技術:無機ZT=2 有機ZT=1 【最終目標(平成34年度末)】 熱電変換技術:無機ZT=4 有機ZT=2 上記目標値の熱電変換技術を開発する。

熱電変換材料の性能指数 (目標:2022年度に4 (無機))

年度当初見込み成果実績

【中間目標(平成29年度末)】 排熱発電技術:使用温度200℃以下、発電効率14%、出力1kW 【最終目標(平成34年度末)】 排熱発電技術:使用温度200℃以下、発電効率14%、出力10kW 上記目標値の排熱発電技術を開発する。

排熱発電装置の発電効率 (目標:2022年度に14 %)

年度当初見込み成果実績

【中間目標(平成29年度末)】 ヒートポンプ技術: ・80→160℃加熱でCOP:3.5以上 【最終目標(平成34年度末)】 ヒートポンプ技術: ・100→200℃加熱でCOP:3.5以上 上記目標値のヒートポンプ技術を開発する。

ヒートポンプシステムのエネルギー消費効率 (目標:2022年度に3.5 )

年度当初見込み成果実績

【中間目標(平成29年度末)】 ・熱輸送技術:0~50℃にて熱輸送距離5m、熱輸送量1500W 【最終目標(平成34年度末)】 ・熱輸送技術:-20~50℃にて熱輸送距離10m、熱輸送量3000W 上記目標値の熱マネージメント技術を開発する。

ヒートパイプの熱輸送量 (目標:2022年度に3000 W)

年度当初見込み成果実績

活動指標及び活動実績(アウトプット)

特許出願件数

年度当初見込み活動実績

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)

レビューシートを開く

構想日本
日本大学尾上研究室
Visualizing.JP
特定非営利活動法人Tansa
JUDGIT! Chrome、Firefox、Safari、Edgeの
最新バージョンをご利用ください