超先端材料超高速開発基盤技術プロジェクト
府省庁: 経済産業省
事業番号: 新28-0025
担当部局: 産業技術環境局、製造産業局 研究開発課、化学課、非鉄金属課、製造産業技術戦略室
事業期間: 2016年〜2021年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 交付
事業の目的
機能性材料は社会のあらゆる分野で活用され、材料の工夫による圧倒的な省エネ性能の発現、さらには、単一機能改善による省エネ性能の向上に留まらない、複合化による多種類の機能の発現、といった性能向上が期待されている。従来の機能性材料開発は、基本的に“経験と勘”に基づく仮説を立てて、それを実験によって検証しながら進められてきた。本事業ではこれまでの開発プロセスを刷新するため、高度な計算科学、高速試作・革新プロセス技術及び先端計測評価技術を駆使して、革新的な材料開発基盤技術を構築する。また、革新的な機能性材料の創製とその開発期間の劇的な短縮(試作回数・開発期間を1/20以下)を目指す。
事業概要
省エネに資する材料開発効率を飛躍的に高めるため、従来の開発プロセスを刷新し、革新的な材料開発基盤技術を構築する。そして革新的な機能性材料の創製とその開発期間の劇的な短縮を目指す。
本事業の技術開発においては、革新的な機能性材料を創製するだけでなく、開発の過程そのものの効率を飛躍的に高める先端的な基盤技術開発として、①材料設計への計算科学の高度応用、②高速・省エネで試作するための高速試作・革新プロセス技術開発、③材料のナノ欠陥等を検出する先端ナノ計測・評価装置群の開発を行う。これら3つの工程を高速に繰り返すことで、それぞれの開発を進展させつつ総合的に素材開発の開発期間の劇的な短縮と革新的機能性材料の創製を可能とする。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
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2016 | 1,950 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
本事業において、計算科学、製造プロセス技術、先端計測技術の3つの工程を繰り返し、開発期間の試作回数・開発期間を1/20以下(短縮化率95%以上)にする事を目指す。 ※中間評価等において目標値の検証を行う。
開発した工程による試作回数・開発期間の短縮化率 (目標:2021年度に95 %/年)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
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本事業で開発した技術の普及により、機能性材料の関連する研究開発分野での年間エネルギー使用量を原油換算で136.8万kL/年以上削減し、省エネ効果をもたらす。(平成42年度目標) ※中間評価等において目標値の検証を行う。
開発した材料開発プロセス基盤技術の利用による省エネ効果(原油換算) (目標:2030年度に136.8 万kL)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
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本事業で開発した技術の普及により、革新的な機能性材料が導入されることによる省エネ効果(原油約156万kL)を目指す。(平成42年度目標) ※中間評価等において目標値の検証を行う。
革新的な機能性材料の導入による省エネ効果(原油換算) (目標:2030年度に156 万kL)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
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活動指標及び活動実績(アウトプット)
開発に取り組む(共通基盤および応用)技術の数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
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主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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