有害化学物質代替技術開発
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0052
担当部局: 製造産業局 化学物質管理課
事業期間: 2011年〜2014年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
化管法、RoHS等で規制対象物質となっている鉛、カドミウム、クロム等を含有する無機顔料について、代替物質の開発等を行う。これにより、世界的に有力な代替品のない無機顔料について、日本メーカーによる世界市場の獲得を目指す。
事業概要
有害性が懸念される化学物質について、代替物質の開発等を行う。EUやアジアで化学物質管理規制、特に、重金属に対する規制が急速に強化されつつある中、未だ代替品がないことから使用されている重金属を含む無機顔料に関し、代替顔料の開発等を主要なメーカーとともに行う。もって、国内の環境・消費者保護が向上するだけではなく、安全性において優位な我が国製品を世界市場に輸出する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | - | 29 | 0 | 0 | 0 | 0 | 29 | 28 |
2013 | - | 28 | 0 | 0 | 0 | 0 | 28 | 28 |
2014 | - | 22 | 0 | 0 | 0 | 0 | 22 | 22 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
黄色、赤色、青色の3つの顔料について各年度の目標の達成度合い100%を目指す
3色の顔料について各年度の目標を達成したか否か ※1 目標を達成した顔料の数 ※2 目標を達成すべき顔料の数 (目標:2014年度に3 ※1)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2012 | - ※1 | 2 ※1 |
2013 | - ※1 | 3 ※1 |
2014 | - ※1 | 3 ※1 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
・クロム、鉛等の有害化学物質を含まず、既存顔料と比較して同等以上の性質を有し、かつ着色力が、現時点における有鉛の酸化物系黄色顔料である、黄鉛と同等以上の無機顔料(黄色)の合成 (※3 L*a*b*表現系b*) (※4 L*a*b*表現系b*(b*の目標値の下限))
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2012 | 70 ※3 | 93.5 ※3 |
2013 | 70 ※3 | 93.5 ※3 |
2014 | 90 ※3 | 93.5 ※3 |
・カドミウム等の有害化学物質を含まず、既存顔料と比較して同等以上の性質を有し、かつ着色力が、現時点におけるカドミウム系赤色顔料である、カドミウムレッドと同等以上の無機顔料(赤色)の合成 (※5 L*a*b*表現系a*) (※6 L*a*b*表現系a*(a*の目標値の下限))
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2012 | 25 ※5 | 33.1 ※5 |
2013 | 25 ※5 | 40.5 ※5 |
2014 | 25 ※5 | 41.6 ※5 |
・コバルト等の有害性が懸念される化学物質を含まず、既存顔料と比較して同等以上の性質を有し、かつ着色力が、現時点における酸化物系青色顔料である、コバルトブルーと同等以上の無機顔料(青色)の合成 (※7 L*a*b*表現系b*) (※8 L*a*b*表現系b*(b*の目標値の上限))
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2012 | - ※7 | - ※7 |
2013 | - ※7 | - ※7 |
2014 | - ※7 | - ※7 |
3色の顔料のうち、以下の目標を達成した数 ①黄色:L*C*h系C>=90 ②赤色:L*C*h系C>=55 ③青色:L*C*h系C>=40
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2012 | - 顔料の数 | - 顔料の数 |
2013 | - 顔料の数 | - 顔料の数 |
2014 | 3 顔料の数 | 3 顔料の数 |
外部発信等件数(実績)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2012 | - 件 | 14 件 |
2013 | - 件 | 16 件 |
2014 | - 件 | 12 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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2014 | 国立大学法人 大阪大学 | 人体・環境に優しい新しい3原色無機顔料の開発 | 22 |
2014 | 清泉女子大学 | 生体安全性の評価 | 6 |