次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0082
担当部局: 商務情報政策局 生物化学産業課
事業期間: 2014年〜2014年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負、補助、交付
事業の目的
医療の課題として、患者の方々のQOL(Quality of Life)を向上させ、医療費増加の抑制を図り医療制度全体が崩壊しないように確保する必要がある。
こうした背景から、「個別化医療」を推進し、個人差を踏まえたより効能の高い治療を実現する。
また、より高い生存性や回復力を目指し、「先制医療」を推進し、早期に疾病を探知するための取り組みを進める。
事業概要
①個人差を踏まえ高い効能を実現するものの、我が国が出遅れている「バイオ医薬品」の製造技術を開発する。
②創薬コストの低減と創薬期間の短縮化を図るため、より大きな分子構造を持つ医薬品候補を探索するソフトウェア(革新的in silicoシミュレーション技術)を開発する。
③社会問題となっているがん・アルツハイマーをテーマとし、13種類のがんとアルツハイマーを特定し、患者さんの負担が軽い低侵襲診断の技術を開発する。
[補助率:2/3]
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | - | 5,270 | 0 | 0 | 0 | 669 | 5,939 | 5,861 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
国際基準に適合したバイオ医薬品製造技術の利用数(10件)
開発成果による製品の導入実績 (目標:2023年度に10 件数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 件数 | 1 件数 |
病気の原因となる標的タンパク質に対する医薬品候補化合物を特定するソフトウェアのダウンロード数(5000件)
ソフトウェアのダウンロード数 (目標:2023年度に5000 件数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 件数 | 2433 件数 |
がんやアルツハイマーを特定するために構築したデータベース及び特定に利用するマイクロRNA 測定技術を利用した製品数(5件)
開発成果による製品の数 (目標:2023年度に5 件数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 件数 | - 件数 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
バイオ医薬品製造技術の各工程の技術の確立数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 2 件数 | 5 件数 |
病気の原因となる標的タンパク質に対する医薬品候補化合物を特定するソフトウェアに係る革新的アルゴリズムの確立
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 20 % | 20 % |
がんやアルツハイマーを特定するために構築したデータベースに登録する臨床情報及びマイクロRNA
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 12000 例 | 10000 例 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクト管理 | 2,009 |
2014 | 次世代バイオ医薬品製造技術研究組合 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 1,946 |
2014 | (独)国立がん研究センター | miRNAの網羅的解析、DB構築、診断技術開発 | 728 |
2014 | 東レ株式会社 | miRNAの網羅的解析、DB構築、診断技術開発、診断機器開発 | 618 |
2014 | 次世代天然物化学技術研究組合 | 次世代型有用天然化合物の生産技術開発 | 530 |
2014 | 次世代天然物化学技術研究組合 | IT を活用した 革新的医薬品創出基盤技術開発 | 500 |
2014 | 高機能遺伝子デザイン技術研究組合 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術のうち高生産宿主構築の効率化基盤技術の開発 | 393 |
2014 | 次世代バイオ医薬品製造技術研究組合 | 国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術 | 389 |
2014 | エピゲノム技術研究組合 | 後天的ゲノム修飾のメカニズムを活用した創薬基盤技術開発 | 266 |
2014 | 東京大学 | 後天的ゲノム修飾のメカニズムを活用した創薬基盤技術開発 | 134 |
2014 | 東京大学 | ITを活用したタンパク質の構造情報に基づく創薬基盤ツールの開発 | 69 |
2014 | (独)国立長寿医療研究センター | miRNAの網羅的解析、DB構築、診断技術開発 | 57 |
2014 | 名古屋大学 | ITを活用したタンパク質の構造情報に基づく創薬基盤ツールの開発 | 49 |
2014 | プレシジョン・システム・サイエンス株式会社 | 診断機器開発 | 46 |
2014 | (特非)バイオチップコンソーシアム | miRNAの網羅的解析、DB構築 | 36 |
2014 | 株式会社東芝 | 診断機器開発 | 33 |
2014 | 慶應義塾大学 | 長鎖DNA自動合成装置の技術開発 | 30 |
2014 | 九州大学 | 先進的生産技術の開発 | 30 |
2014 | 山口大学 | 高度ダウンストリーム技術の開発 | 30 |
2014 | 大阪大学 | ITを活用したタンパク質の構造情報に基づく創薬基盤ツールの開発 | 29 |
2014 | 株式会社WaVe Life Sciences Japan | リン原子立体制御Sオリゴ製造技術の開発 | 24 |
2014 | (一社)バイオ産業情報化コンソーシアム | miRNAの網羅的解析、DB構築 | 21 |
2014 | 九州大学 | CHO細胞のゲノム編集技術の開発 | 21 |
2014 | 公益財団法人がん研究会 | Xenograftパネルの研究開発 | 20 |
2014 | 株式会社ジーンテクノサイエンス | 低コスト及び低副作用を目指す核酸医薬品-抗体コンジュゲート(N AC)、及びペプチド性細胞毒性化合物-抗体コンジュゲート(PAC)バイオベターの生産技術の開発 | 20 |
2014 | 学校法人北里研究所 | 有用天然化合物生産の高度化・高品質化、有用天然化合物生産の多様化 | 20 |
2014 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | ヒストンテール修飾の系統的解析技術開発、エピゲノム情報解析基盤技術の開発、エピゲノム修飾の特異性を規定する非コードRNA機能の研究開発 | 18 |
2014 | アークレイ株式会社 | 診断機器開発 | 18 |
2014 | 株式会社ジーンデザイン | 核酸医薬の革新的大量製造システムの構築 | 16 |
2014 | 独立行政法人理化学研究所 | 有用天然化合物生産の高度化・高品質化、有用天然化合物生産の多様化 | 16 |
2014 | 株式会社ボナック | 大規模製造を見据えた核酸原薬並びにDDS製剤に関する革新的核酸医薬品製造技術の確立 | 13 |
2014 | 学校法人沖縄科学技術大学院大学学園 | 遺伝子シークエンスに関する技術の開発 | 12 |
2014 | 群馬大学 | エピゲノムの観点からmiRNAマーカーの遺伝子発現制御機構の検証 | 10 |
2014 | 東京医科大学 | 臨床応用可能な迅速に診断できるか、診断システムとしての検証 | 10 |
2014 | 東京医科歯科大学 | アルツハイマー病miRNAマーカーの機能検証 | 10 |
2014 | 名古屋大学 | ナノテクノロジーを応用した新規miRNA測定技術の開発 | 10 |
2014 | 大阪市立大学 | 肝がんに関するmiRNA早期診断技術の検証 | 10 |
2014 | 大阪大学 | 進行期に至らない膵臓がんに関するmiRNA早期診断技術の検証 | 10 |
2014 | 広島大学 | アルツハイマー病あるいはがんの発症とmiRNAマーカーの相関性の検証 | 10 |
2014 | 九州大学 | 胃がん、食道がんに関するmiRNA早期診断技術の検証 | 10 |
2014 | タグシクス・バイオ株式会社 | 次世代人工塩基DNAアプタマーの作成・製造技術の開発 | 9 |
2014 | 株式会社エヌビィー健康研究所 | GPCR型受容体の機能阻害活性を有する次世代抗体の生産技術開発 | 6 |
2014 | 株式会社三菱化学テクノリサーチ | 事業計画の管理、財務管理等の支援 | 5 |