メタンハイドレート開発促進事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0222
担当部局: 資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油・天然ガス課
事業期間: 2006年〜終了予定なし
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負
事業の目的
日本周辺海域に相当量の賦存が期待されるメタンハイドレートを将来のエネルギー資源として利用可能にするため、世界に先駆けて商業的産出のために必要な技術整備を行う。
事業概要
メタンハイドレート(砂層型)については、第1回海洋産出試験(平成24年度実施)で明らかになった技術課題の解決に向けて次回の海洋産出試験を実施するとともに、生産手法の開発、環境への影響評価、資源量評価に関する研究開発を実施するなど、商業化の実現に向けた技術の整備に取り組む。
また、日本海側を中心に確認されているメタンハイドレート(表層型)については、平成25年度から3年間程度で資源量の把握に向けた調査を行う。その結果を踏まえて、資源回収技術の調査、研究等に着手する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | - | 11,057 | 0 | 8,438 | 0 | 0 | 9,188 | 7,960 |
2013 | - | 8,732 | 0 | 10,307 | 0 | 0 | 12,954 | 12,124 |
2014 | - | 12,732 | 0 | 6,085 | 0 | 0 | 10,376 | 6,629 |
2015 | - | 12,544 | 0 | 8,441 | 0 | 0 | 20,985 | - |
2016 | 15,000 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
外部有識者による年度毎の事業進捗状況の確認(25年度事業から実施)において、5段階中の3点以上を獲得すること。 また、商業的産出に向けた技術整備としての以下の目標。 ①数ヶ月以上のガス生産実験の実施 ②商業化の判断が可能なガス生産量の確保。
※事業の進捗に係る第三者評価(5段階) 5:質・量の両面において極めて優れたパフォーマンスを実現 4:質・量のどちらか一方において極めて優れたパフォーマンスを実現 3:質・量の両面において着実に実施 2:質・量のどちらか一方において未達、若しくは、研究の推進に当たって問題となる事象が発生 1:質・量の両面において大幅な未達、若しくは、研究の推進に当たって重大な問題となる事象が発生 (目標:2018年度に3 点)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2012 | - 点 | - 点 |
2013 | - 点 | 3.92 点 |
2014 | - 点 | 3.73 点 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
本事業の成果による論文発表数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2012 | - 本 | 52 本 |
2013 | - 本 | 60 本 |
2014 | - 本 | 40 本 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | (独)産業技術総合研究所 | メタンハイドレートの生産手法開発、資源量評価に関する研究開発 | 4,785 |
2014 | 学校法人 明治大学 | 表層型メタンハイドレートの地質・環境調査及び試料採取・分析 | 2,875 |
2014 | (独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構 | メタンハイドレートのフィールド開発技術、資源量評価、環境影響評価に関する研究開発並びにコンソーシアム事業全体に関する総括業務 | 1,844 |
2014 | 深田サルベージ建設株式会社 | 上越沖海域における海洋電磁探査 | 406 |
2014 | 石油資源開発株式会社 | メタンハイドレートのフィールド開発技術に関する研究 | 305 |
2014 | 深田サルベージ建設株式会社 | 隠岐トラフ、上越沖、最上トラフ海域におけるAUV海底地形・表層堆積層探査 | 264 |
2014 | 日本海洋掘削株式会社 | メタンハイドレートのフィールド開発技術に関する研究 | 257 |
2014 | 株式会社日本海洋生物研究所 | メタンハイドレートの環境影響評価に関する研究 | 202 |
2014 | 石油開発サービス株式会社 | メタンハイドレートのフィールド開発技術に関する研究 | 101 |
2014 | Rrooks Range Petroleum Corporation | メタンハイドレートの資源量評価に関する研究 | 94 |
2014 | 日本サルヴェージ株式会社 | メタンハイドレートの環境影響評価に関する研究 | 93 |
2014 | 株式会社地球科学総合研究所 | メタンハイドレートの資源量評価に関する研究 | 92 |
2014 | 株式会社地球科学総合研究所 | メタンハイドレートのフィールド開発技術に関する研究 | 90 |
2014 | シュルンベルジェ株式会社 | メタンハイドレートのフィールド開発技術に関する研究 | 74 |
2014 | 応用地質株式会社 | メタンハイドレートのフィールド開発技術に関する研究 | 73 |
2014 | 日本オイルエンジニアリング株式会社 | MH貯留層モデルの開発と生産挙動予測・評価作業及び商業生産の生産性評価作業 | 70 |
2014 | 西日本技術開発株式会社 | 坑井周辺力学挙動・広域地層変形シミュレータの開発及び坑井の健全性評価 | 44 |
2014 | 鹿島建設株式会社 | スキン形成による生産障害に対する対策技術の開発 | 35 |
2014 | 三井造船株式会社 | 坑井内流動の実験的解析と坑底圧制御技術の開発 | 32 |
2014 | 清水建設株式会社 | 広域及び開発遠隔域の地層変形評価 | 25 |
2014 | 応用地質株式会社 | 大型室内試験装置分解モニタリング計測系の開発、評価 | 24 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | 細粒砂移流・蓄積評価シミュレータ及び坑井周辺物質流動解析シミュレータの開発 | 16 |
2014 | 一般財団法人電力中央研究所 | 炭酸ガススラリー圧入加熱法の開発 | 16 |
2014 | 国立大学法人東北大学 | 大水深浅層未固結砂泥堆積層に対するフラクチャリング可能性評価 | 8 |
2014 | 日本オイルエンジニアリング株式会社 | 実用化シミュレータの開発 | 7 |
2014 | シュルンベルジェ株式会社 | メタンハイドレート(MH)貯留層モデル作成用ソフトウエア保守 | 4 |
2014 | 北海道エア・ウォーター株式会社 | メタンハイドレート資源開発生産手法開発に係わる高圧ガス設備の定期自主検査 | 4 |
2014 | 北海道エア・ウォーター株式会社 | メタンハイドレート大型室内試験装置の高圧ガス定期自主検査 | 3 |
2014 | 日東高圧株式会社 | メタンハイドレート堆積物分解熱物性評価装置改造 | 2 |
2014 | 株式会社日立パワーソリューションズ | 高速X線CT装置保守点検 | 2 |
2014 | 株式会社マルイ | 原位置条件下コア変形解析装置浸透率測定機器の増設 | 1 |
2014 | 株式会社島津製作所 | マイクロフォーカスX線CT装置の整備点検 | 1 |