ハイパースペクトルセンサ等の研究開発
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0266
担当部局: 製造産業局 宇宙産業室
事業期間: 2007年〜2021年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負
事業の目的
ハイパースペクトルセンサは宇宙から地球表面を観測するセンサである。資源探査用衛星センサであるASTER(1999年打上げ。既に設計寿命(5年)を超えて運用中)の後継機として開発を行い、物質の解析に有用なスペクトル分解能を飛躍的に向上させ、より高精度なデータを得ることを可能とする。このデータを解析することによって石油埋蔵地域のより詳細な特定を行うことができるため、今後の石油資源の安定的な確保に非常に有用である。
事業概要
ASTER センサと比較し、スペクトル分解能を向上(バンド数:14→185)させたハイパースペクトルセンサを開発する。ASTERでは10種類程度の地表鉱物の推定が可能であったが、ハイパースペクトルセンサでは、30種類程度の鉱物の特定ができる。このセンサにより、一層精度の高い石油資源の遠隔探知(リモートセンシング)が可能になるほか、事業化段階における効率的なパイプライン建設、周辺環境への影響評価(土壌汚染、水質汚濁、森林・農業への影響)への利用が可能となる。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | - | 1,800 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,693 | 1,692 |
2013 | - | 1,530 | 0 | 107 | 0 | 0 | 1,637 | 1,602 |
2014 | - | 669 | 0 | 0 | 0 | 0 | 669 | 655 |
2015 | - | 875 | 0 | 0 | 0 | 0 | 875 | - |
2016 | 1,400 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
石油開発企業等が、非在来型資源探査・開発において、平成33年度までに5,400件以上のハイパースペクトルセンサデータを活用することを目指す。 ※平成30年に国際宇宙ステーションを打ち上げ予定であり、平成31年以降、年間1800シーン以上を活用する予定。
ハイパースペクトルセンサデータの利用シーン数 (目標:2021年度に5400 シーン)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2012 | - シーン | - シーン |
2013 | - シーン | - シーン |
2014 | - シーン | - シーン |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
研究従事時間
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2012 | 9933 時間 | 9304 時間 |
2013 | 20693 時間 | 20033 時間 |
2014 | 17287 時間 | 16814 時間 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | (一財)宇宙システム開発利用推進機構 | センサのスペック決定、PFM(宇宙での実証機器)の設計、 JAXAとのインターフェイス調整、海外動向の調査 等 | 644 |
2014 | 日本電気(株) | フライトモデルの地上検証試験 等 | 226 |
2014 | 富士通(株) | 地上データシステムの製造等 | 213 |
2014 | 富士通(株) | 地上データシステム用ハードウェアの調達 | 38 |
2014 | 日本コムシス(株) | HISUI GDSハードウェアの結合に係る調整と増強他 | 16 |
2014 | 日本電気(株) | センサシステムの詳細設計 等 | 11 |
2014 | (株)地球科学総合研究所 | 地上データシステム用プロトタイプソフトウェア保守(UIS) | 4 |
2014 | 三菱スペース・ソフトウェア(株) | 地上データシステム用プロトタイプソフトウェア保守(SIS) | 3 |