固体高分子形燃料電池実用化推進技術開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0348
担当部局: 経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 燃料電池推進室
事業期間: 2010年〜2014年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 交付
事業の目的
自動車用・定置用として利用される固体高分子形燃料電池(PEFC)の更なる普及拡大に向けて、低コスト化等に資する基盤技術開発等を行う。
事業概要
①基盤技術開発では、燃料電池システムの構成機器の低コスト化を図るために、高温・低加湿条件下でイオン伝導性に優れたMEA(電解質膜と電極の接合体)の開発や、電極触媒に使用される白金量を低減させるための低白金化及び脱白金化技術開発等を実施する。
②実用化技術開発では、定置用システムの普及拡大のために国産・海外天然ガス対応や、自立運転対応の定置用システムに関する実用化技術の開発等を行い、新たな商品・用途の実用化等を実現し、燃料電池の更なる普及促進・市場拡大を図る。
③次世代技術開発では、現状技術の延長にない、新規電解質膜や白金代替触媒等の先導的研究開発を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | - | 3,500 | 0 | 132 | 0 | 456 | 4,088 | 4,088 |
2013 | - | 3,190 | 0 | 0 | 0 | 40 | 3,222 | 3,222 |
2014 | - | 3,190 | 0 | 8 | 0 | 0 | 3,096 | 3,096 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
21年度時点の標準触媒を基準(1倍)とした質量活性を平成26年度までに10倍とする。
21年度時点の標準触媒を基準(1倍)とした質量活性 (目標:2014年度に10 倍)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2012 | - 倍 | 6 倍 |
2013 | - 倍 | 6 倍 |
2014 | - 倍 | 6 倍 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
プロジェクト参画企業、研究機関等数 (延べ機関数)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2012 | 76 機関 | 76 機関 |
2013 | 70 機関 | 70 機関 |
2014 | 70 機関 | 70 機関 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクトマネジメント業務 | 3,096 |
2014 | 国立大学法人山梨大学 | 劣化機構解析とナノテクノロジーを融合した高性能セルのための基礎的材料研究 | 518 |
2014 | 技術研究組合FCーCubic | MEA材料の構造・反応・物質移動解析 | 463 |
2014 | 国立大学法人電気通信大学 | MEA材料の構造・反応・物質移動解析 | 223 |
2014 | 国立大学法人東京工業大学 | カーボンアロイ触媒 | 170 |
2014 | 学校法人大同学園 | セル評価解析の共通基盤技術 | 125 |
2014 | 一般財団法人日本自動車研究所 | セル評価解析の共通基盤技術 | 102 |
2014 | 国立大学法人横浜国立大学 | 酸化物系非貴金属触媒 | 67 |
2014 | 国立大学法人北海道大学 | MEA材料の構造・反応・物質移動解析 | 65 |
2014 | 国立大学法人東京工業大学 | MEA材料の構造・反応・物質移動解析 | 52 |
2014 | 国立大学法人名古屋大学 | MEA材料の構造・反応・物質移動解析 | 45 |
2014 | 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 分子科学研究所 | MEA材料の構造・反応・物質移動解析 | 45 |
2014 | 株式会社SCREENホールディングス | 固体酸化物形燃料電池の耐久性迅速評価方法に関する基礎研究 | 44 |
2014 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | 定置用燃料電池システムの低コスト化を実現する高性能電解質材料の実用化技術開発 | 40 |
2014 | 東レ株式会社 | 耐久性迅速評価方法に関する基礎研究/次世代技術開発 | 31 |
2014 | 国立大学法人茨城大学 | MEA材料の構造・反応・物質移動解析 | 27 |
2014 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | 車載用革新的フッ素系新規電解質材料に関する研究開発 | 26 |
2014 | 東芝燃料電池システム株式会社 | 欧州向け家庭用燃料電池の商用機開発とシステム検証 | 26 |
2014 | ローム株式会社 | 固体水素源燃料電池を用いた充電機能付き非常用電源の開発と実証実験 | 25 |
2014 | 公立大学法人首都大学東京 | 低加湿下作動型新規ナノファイバー含有電解質超薄膜の研究開発 | 22 |
2014 | 国立大学法人山梨大学 | 高効率・低貴金属固体高分子燃料電池型水素製造セルの研究開発 | 19 |
2014 | 学校法人早稲田大学 | 劣化機構解析とナノテクノロジーを融合した高性能セルのための基礎的材料研究 | 14 |
2014 | ダイキン工業株式会社 | 定置用燃料電池システムの低コスト化を実現する高性能電解質材料の実用化技術開発 | 10 |
2014 | 国立大学法人静岡大学 | MEA材料の構造・反応・物質移動解析 | 10 |
2014 | 日本バイリーン株式会社 | 低加湿下作動型新規ナノファイバー含有電解質超薄膜の研究開発 | 10 |
2014 | 国立大学法人北海道大学 | 定置用燃料電池システムの低コスト化のためのMEA高性能化(高濃度CO耐性アノード触媒の開発) | 9 |
2014 | 株式会社神鋼環境ソリューション | 高効率・低貴金属固体高分子燃料電池型水素製造セルの研究開発 | 9 |
2014 | 東洋紡株式会社 | スルホン酸基密度の最適設計と複合化による機能分担設計により、PEFCの高性能化と高信頼性化とを両立する新規炭化水素系電解質膜の研究開発 | 7 |
2014 | 独立行政法人物質・材料研究機構 | 酸化物系非貴金属触媒 | 6 |
2014 | アクアフェアリー株式会社 | 固体水素源燃料電池を用いた充電機能付き非常用電源の開発と実証実験 | 6 |
2014 | ダイキン工業株式会社 | 車載用革新的フッ素系新規電解質材料に関する研究開発 | 5 |
2014 | オムロン株式会社 | 欧州向け家庭用燃料電池の商用機開発とシステム検証 | 5 |
2014 | 国立大学法人東京大学 | 低白金化技術 | 4 |
2014 | 国立大学法人弘前大学 | 酸化物系非貴金属触媒 | 3 |
2014 | 熊本県産業技術センター | 酸化物系非貴金属触媒 | 2 |
2014 | 学校法人大同学園 | 直接塗工法を用いた低コストMEA量産製造装置の技術開発 | 2 |
2014 | 独立行政法人日本原子力研究開発機構 | カーボンアロイ触媒 | 1 |