革新的省エネ化学プロセス技術開発プロジェクト
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0414
担当部局: 製造産業局 産業技術環境局 化学課 紙業服飾品課 研究開発課
事業期間: 2013年〜2021年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 交付
事業の目的
化学産業の基幹である石油化学品の製造プロセス等において多大なエネルギーを使用するナフサ分解・ガス分離・蒸留・廃水処理のプロセスについて、高効率・省エネ化等を図るとともに、従来の石油由来の製造プロセスに比べ飛躍的な省エネ化に繋がる化学品製造プロセスの実現を目指す。
事業概要
エネルギー多消費産業である化学産業の製造プロセスの革新的な省エネ化を目指すため、革新的触媒技術を活用し二酸化炭素と水（人工光合成）、砂、非可食性バイオマス原料から化学品を製造する省エネプロセスを開発するほか、廃水処理と同時に発電を行う微生物を活用した創電型廃水処理技術を開発する。
予算額・執行額
※単位は100万円
| 年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2013 | - | 810 | 0 | 0 | 0 | 73 | 883 | 883 |
| 2014 | - | 2,790 | 0 | 0 | 0 | 218 | 3,008 | 3,008 |
| 2015 | - | 2,550 | 0 | 0 | 0 | 687 | 3,237 | - |
| 2016 | 2,200 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績（アウトカム）
化学産業の基幹である石油化学品の製造プロセス等において多大なエネルギーを消費する廃水処理プロセスについて省エネ化を図るとともに、従来の石油由来の製造プロセスに比べ飛躍的な省エネ化に繋がる化学品製造プロセスの実現を図り、平成42年度に1,069万トンのCO2削減を図る。 ※中間評価等において目標値の検証を行う
ＣＯ２削減量 （目標：2030年度に1061 万トン-CO2 /年）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2013 | - 万トン-CO2 /年 | - 万トン-CO2 /年 |
| 2014 | - 万トン-CO2 /年 | - 万トン-CO2 /年 |
【①二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発】 平成33年度に太陽エネルギーにより水から水素を製造する光触媒の太陽エネルギー変換効率10％を達成する。 ※中間評価等において目標値の検証を行う
太陽エネルギー変換効率 （目標：2021年度に10 ％）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2013 | - ％ | - ％ |
| 2014 | - ％ | 2 ％ |
【②有機ケイ素機能性化学品製造プロセス技術開発】 平成33年度に1kgスケールでSiO2とメタノールからテトラメトキシシラン（有機ケイ素原料）を収率25%で生成する。 ※中間評価等において目標値の検証を行う
SiO2とメタノールからテトラメトキシシランの生成収率 ※26年度まで：1gスケール ※31年度まで：100gスケール ※33年度まで：1kgスケール （目標：2021年度に25 ％）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2013 | - ％ | - ％ |
| 2014 | - ％ | 88 ％ |
【③非可食性植物由来原料による高効率化学品製造プロセス技術開発】 平成31年度に木質バイオマスから抽出する主要3成分(セルロース、ヘミセルロース、リグニン)の総合収率70%を達成する。 ※中間評価等において目標値の検証を行う
主要3成分の総合収率 ※27年度まで：数100g スケール ※29年度まで：数10kgスケール ※31年度まで：数100kgスケール （目標：2019年度に70 ％）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2013 | - ％ | - ％ |
| 2014 | - ％ | 65 ％ |
【④微生物触媒による創電型廃水処理基盤技術開発】 平成27年度に微生物燃料電池（実証試験装置1m3サイズ）の消費電力量を現行の活性汚泥法と比較して、80%以上削減（消費電力量400kWh／日以下）する。
省エネ率 ※26年度以降、実証試験を実施（25年度以前は実証試験設備の各パートの仕様を確立） （目標：2015年度に80 ％）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2013 | - ％ | - ％ |
| 2014 | - ％ | 77 ％ |
活動指標及び活動実績（アウトプット）
研究開発項目数
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2013 | 14 項目 | 14 項目 |
| 2014 | 21 項目 | 21 項目 |
主要な支出先
| 年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額（百万円） |
|---|---|---|---|
| 2014 | （国研）NEDO | プロジェクトマネジメント業務 | 1,479 |
| 2014 | 人工光合成化学プロセス技術研究組合 | 二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発 | 1,450 |
| 2014 | （国研）ＮＥＤＯ | プロジェクトマネジメント業務 | 1,111 |
| 2014 | 国立大学法人東京大学 | 二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発 | 490 |
| 2014 | 国立大学法人京都大学 | 高機能リグノセルロースナノファイバーの一貫製造プロセスと部材化技術開発／木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 251 |
| 2014 | （国研）ＮＥＤＯ | プロジェクトマネジメント業務 | 214 |
| 2014 | （国研）ＮＥＤＯ | プロジェクトマネジメント業務 | 204 |
| 2014 | （国研）産業技術総合研究所 | 有機ケイ素機能性化学品製造プロセス技術開発 | 168 |
| 2014 | 三菱化学株式会社 | 非可食性バイオマス由来フルフラール法ＴＨＦ製造技術開発／木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 113 |
| 2014 | 積水化学工業株式会社 | 微生物触媒による創電型廃水処理基盤技術開発 | 106 |
| 2014 | 日本製紙株式会社 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発／高機能リグノセルロースナノファイバーの一貫製造プロセスと部材化技術開発 | 98 |
| 2014 | 国立大学法人京都大学 | 二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発 | 93 |
| 2014 | 東レ株式会社 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 82 |
| 2014 | （国研）産業技術総合研究所 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 74 |
| 2014 | 宇部興産株式会社 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 73 |
| 2014 | （国研）産業技術総合研究所 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 67 |
| 2014 | ユニチカ株式会社 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 59 |
| 2014 | 住友ベークライト株式会社 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 53 |
| 2014 | 旭硝子株式会社 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 42 |
| 2014 | 日立造船株式会社 | 非可食性バイオマスから化学品製造までの実用化技術の開発／植物イソプレノイド由来高機能バイオポリマーの開発 | 41 |
| 2014 | 国立大学法人東京工業大学 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 36 |
| 2014 | 国立大学法人東京大学 | 微生物触媒による創電型廃水処理基盤技術開発 | 34 |
| 2014 | 地方独立行政法人京都市産業技術研究所 | 高機能リグノセルロースナノファイバーの一貫製造プロセスと部材化技術開発 | 32 |
| 2014 | 学校法人東京薬科大学 | 微生物触媒による創電型廃水処理基盤技術開発 | 30 |
| 2014 | パナソニック株式会社 | 微生物触媒による創電型廃水処理基盤技術開発 | 30 |
| 2014 | （国研）森林総合研究所 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 27 |
| 2014 | 学校法人東京理科大学 | 二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発 | 23 |
| 2014 | 新潟バイオリサーチパーク株式会社 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 22 |
| 2014 | 帝人株式会社 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 21 |
| 2014 | 国立大学法人富山大学 | 二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発 | 20 |
| 2014 | 国立大学法人東京大学 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 18 |
| 2014 | （国研）産業技術総合研究所 | 二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発 | 16 |
| 2014 | 学校法人明治大学 | 二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発 | 15 |
| 2014 | 国立大学法人信州大学 | 二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発 | 15 |
| 2014 | 国立大学法人東京工業大学 | 二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発 | 13 |
| 2014 | 国立大学法人九州大学 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発／非可食性バイオマス由来フルフラール法ＴＨＦ製造技術開発 | 12 |
| 2014 | 国立大学法人名古屋工業大学 | 二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発 | 11 |
| 2014 | 株式会社三菱化学テクノリサーチ | 有機ケイ素機能性化学品製造プロセス技術開発 | 10 |
| 2014 | 国立大学法人群馬大学 | 有機ケイ素機能性化学品製造プロセス技術開発 | 10 |
| 2014 | 公立大学法人大阪市立大学 | 有機ケイ素機能性化学品製造プロセス技術開発 | 10 |
| 2014 | 学校法人早稲田大学 | 有機ケイ素機能性化学品製造プロセス技術開発 | 10 |
| 2014 | 国立大学法人山口大学 | 二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発 | 7 |
| 2014 | 国立大学法人神戸大学 | 微生物触媒による創電型廃水処理基盤技術開発 | 5 |
| 2014 | 国立大学法人東京大学 | 高機能リグノセルロースナノファイバーの一貫製造プロセスと部材化技術開発 | 4 |
| 2014 | 新潟科学技術学園 新潟薬科大学 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 4 |
| 2014 | 株式会社ＩＨＩプラントエンジニアリング | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 4 |
| 2014 | 国立大学法人大阪大学 | 植物イソプレノイド由来高機能バイオポリマーの開発 | 3 |
| 2014 | キャスコ株式会社 | 植物イソプレノイド由来高機能バイオポリマーの開発 | 3 |
| 2014 | 学校法人関西大学 | 有機ケイ素機能性化学品製造プロセス技術開発 | 2 |
| 2014 | ウイスカ株式会社 | 植物イソプレノイド由来高機能バイオポリマーの開発 | 2 |
| 2014 | 国立大学法人京都大学 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 1 |
| 2014 | ＤＩＣ株式会社 | 木質バイオマスから各種化学品原料の一貫製造プロセスの開発 | 1 |
レビューシートを開く
