再生可能エネルギー熱利用技術開発事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0443
担当部局: 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 新エネルギー対策
事業期間: 2014年〜2018年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 交付
事業の目的
再生可能エネルギーの利用拡大には、電力に加え、熱(地中熱・太陽熱・雪氷熱・未利用熱等)の利用も重要であるが、設置コストが高い上に、利用する熱の量を正確に測定するために新たに熱量を計測するためのインフラを整備するコストも追加的にかかること等の理由により、普及拡大が進んでいないのが実態。本事業では、コストダウンを目的とした地中熱利用技術およびシステムの開発、並びに、各種再生可能エネルギー熱の利用について、蓄熱利用等を含むトータルシステムの高効率化・規格化、評価技術の高精度化等に取り組むことで、再生可能エネルギー熱利用の普及拡大に貢献することを目的とする。
事業概要
本事業では、以下技術開発により再生可能エネルギー熱利用の普及拡大に貢献する。①「コストダウンを目的とした地中熱利用技術の開発」として、我が国の状況に適合した掘削手法及び掘削技術、高効率地中熱交換器等、構成要素のコスト低減化技術を開発し、②「地中熱利用トータルシステムの高効率化技術開発及び規格化」では、構成要素を統合したトータルシステムの効率化、規格化や、需要側の特徴に対応したシステムの高効率開発等を実施する。また、③「再生可能エネルギー熱利用のポテンシャル評価技術の開発」では、各熱のポテンシャル簡易予測・評価技術開発と、候補地ごとの利用可能性を示すマップを構築し、④「その他再生可能エネルギー熱利用トータルシステムの高効率化・規格化」では、採熱・熱輸送・断熱・蓄熱などの要素も考慮して我が国に適したトータルシステムのコストダウンと高効率化開発を実施する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | - | 500 | 0 | 0 | 0 | 119 | 575 | 575 |
2015 | - | 1,000 | 0 | 44 | 0 | 0 | 1,044 | - |
2016 | 1,350 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
①平成31年度に地中熱利用に係るコスト低減率20%を達成する技術を開発する。※平成28年度の中間評価時に事業の進捗の確認、平成30年度に評価を行う。
①地中熱利用に係る コスト低減率 (目標:2018年度に20 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - % | - % |
②平成31年度にその他熱利用に係るコスト低減率10%を達成する技術を開発する。※平成28年度の中間評価時に事業の進捗の確認、平成30年度に評価を行う。
②その他熱利用に係る コスト低減率 (目標:2018年度に10 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - % | - % |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
本事業実施件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 12 件 | 14 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクトマネジメント業務 | 575 |
2014 | 株式会社総合設備コンサルタント大阪事務所 | 温泉熱地域利用のためのハイブリッド熱源水ネットワーク構築技術の研究開発 | 54 |
2014 | 鹿島建設株式会社 | 再生可能熱エネルギー利用のための水循環・分散型ヒートポンプシステムの開発 | 35 |
2014 | 株式会社雪屋媚山商店 | 都市除排雪を利用した雪山貯蔵による高効率熱供給システムの研究開発 | 35 |
2014 | 日本地下水開発株式会社 | 地下水を利活用した高効率地中熱利用システムの開発とその普及を目的としたポテンシャルマップの高度化 | 34 |
2014 | 株式会社守谷商会 | 地下水循環型地中採熱システムの研究開発 | 32 |
2014 | サンポット株式会社 | 低コスト・高効率を実現する間接型地中熱ヒートポンプシステムの開発と地理地盤情報を利用した設計・性能予測シミュレーションツール・ポテンシャル評価システムの開発 | 31 |
2014 | 国立大学法人東京大学生産技術研究所 | 再生可能熱エネルギー利用のための水循環・分散型ヒートポンプシステムの開発 | 26 |
2014 | 国立大学法人北海道大学 | 低コスト・高効率を実現する間接型地中熱ヒートポンプシステムの開発と地理地盤情報を利用した設計・性能予測シミュレーションツール・ポテンシャル評価システムの開発 | 22 |
2014 | 株式会社イノアック住環境 | 低コスト・高効率を実現する間接型地中熱ヒートポンプシステムの開発と地理地盤情報を利用した設計・性能予測シミュレーションツール・ポテンシャル評価システムの開発 | 21 |
2014 | 中国電力株式会社 | 食品廃棄物の超臨界水ガス化による再生可能熱の創生 | 20 |
2014 | 三谷セキサン株式会社 | 共生の大地への地中蓄熱技術の開発 | 20 |
2014 | 株式会社東亜利根ボーリング | 高性能ボーリングマシンの低騒音化・自動化に向けた研究開発 | 20 |
2014 | 公立大学法人大阪市立大学 | 温泉熱地域利用のためのハイブリッド熱源水ネットワーク構築技術の研究開発 | 16 |
2014 | 国立大学法人福井大学 | 共生の大地への地中蓄熱技術の開発 | 14 |
2014 | 国立大学法人秋田大学 | 地下水を利活用した高効率地中熱利用システムの開発とその普及を目的としたポテンシャルマップの高度化 | 12 |
2014 | 東山工業株式会社 | 温泉熱地域利用のためのハイブリッド熱源水ネットワーク構築技術の研究開発 | 11 |
2014 | 丸和電機株式会社 | 再生可能熱エネルギー利用のための水循環・分散型ヒートポンプシステムの開発 | 10 |
2014 | 学校法人日本大学工学部 | 一般住宅向け浅部地中熱利用システムの低価格化・高効率化の研究 | 9 |
2014 | 国立大学法人佐賀大学 | 地中熱利用要素技術の開発 | 8 |
2014 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 地下水を利活用した高効率地中熱利用システムの開発とその普及を目的としたポテンシャルマップの高度化 | 7 |
2014 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 地中熱・流水熱利用型クローズドシステムの技術開発 | 7 |
2014 | 復建調査設計株式会社 | 食品廃棄物の超臨界水ガス化による再生可能熱の創生 | 5 |
2014 | ゼネラルヒートポンプ工業株式会社 | 地下水を利活用した高効率地中熱利用システムの開発とその普及を目的としたポテンシャルマップの高度化 | 4 |
2014 | 中外テクノス株式会社 | 地下水を利活用した高効率地中熱利用システムの開発とその普及を目的としたポテンシャルマップの高度化 | 4 |
2014 | 国立大学法人広島大学 | 食品廃棄物の超臨界水ガス化による再生可能熱の創生 | 4 |
2014 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 低コスト・高効率を実現する間接型地中熱ヒートポンプシステムの開発と地理地盤情報を利用した設計・性能予測シミュレーションツール・ポテンシャル評価システムの開発 | 3 |
2014 | 大日本プラスチックス株式会社 | 温泉熱地域利用のためのハイブリッド熱源水ネットワーク構築技術の研究開発 | 3 |
2014 | 株式会社メタルテクノ | 温泉熱地域利用のためのハイブリッド熱源水ネットワーク構築技術の研究開発 | 3 |
2014 | 国立大学法人室蘭工業大学 | 都市除排雪を利用した雪山貯蔵による高効率熱供給システムの研究開発 | 2 |
2014 | 国立大学法人金沢大学 | 地中熱・流水熱利用型クローズドシステムの技術開発 | 1 |
2014 | 株式会社角藤 | 地中熱・流水熱利用型クローズドシステムの技術開発 | 1 |
2014 | 八千代エンジニアリング株式会社 | 地下水循環型地中採熱システムの研究開発 | 1 |
2014 | 株式会社コクカコーポレーション | 地下水循環型地中採熱システムの研究開発 | 1 |
2014 | 一般財団法人ベターリビング | 戸建住宅及び小規模~中規模建築物を対象とした地中熱配管埋設工法の研究開発 | 1 |
2014 | 国立大学法人東北大学 未来科学技術共同研究センター | 地中熱・流水熱利用型クローズドシステムの技術開発 | 0 |