二酸化炭素削減技術実証試験事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0452
担当部局: 産業技術環境局 環境調和産業・技術室
事業期間: 2009年〜終了予定なし
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負
事業の目的
二酸化炭素回収・貯留(CCS)の大規模実証試験を着実に進めるとともに、必要な基盤技術を確立することで、2020年頃の二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術の実用化を目指す。これにより、CCSが2020年頃以降の温室効果ガス排出量の効果的な削減に寄与することを目指す。
事業概要
CCS実証試験に必要な設備の設計・建設やCO2を貯留するための坑井掘削、さらにCO2の安全な貯留を担保するためのモニタリングシステムの構築を行い、製油所から排出されるガスからCO2(年間約10万トン規模)を分離回収し、地中(地下1,000m程度)に貯留するCCS実証試験を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | - | 10,230 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4,393 | 2,781 |
2013 | - | 11,486 | 0 | 5,837 | 0 | 0 | 9,203 | 6,958 |
2014 | - | 8,500 | 0 | 8,120 | 0 | 0 | 13,636 | 12,704 |
2015 | - | 8,900 | 0 | 2,984 | 0 | 0 | 11,884 | - |
2016 | 7,100 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
(ⅰ)平成27年度までにCO2の圧入・観測を行う圧入井、観測井を5本掘削する。
(ⅰ)CO2の圧入・観測を行う圧入井、観測井の掘削数及び進捗率 ※達成度は最終目標に対する進捗率を記載。また、各年度の目標値は最終年度の目標値、成果実績は累積の成果実績を記載。 (目標:2015年度に5 本)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2012 | - 本 | 1 本 |
2013 | - 本 | 2 本 |
2014 | - 本 | 4 本 |
(ⅱ)平成26年度までに環境影響評価を4回実施する
(ⅱ)環境影響評価の実施回数及び進捗率 ※達成度は最終目標に対する進捗率を記載。また、各年度の目標値は最終年度の目標値、成果実績は累積の成果実績を記載。 (目標:2014年度に4 回)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2012 | - 回 | - 回 |
2013 | - 回 | 3 回 |
2014 | - 回 | 4 回 |
(ⅲ)圧入期間中(28~30年度)、分離回収したCO2の濃度を99%以上とする。
(ⅲ)分離回収したCO2の平均濃度 (目標:2018年度に99 )
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2012 | - | - |
2013 | - | - |
2014 | - | - |
(ⅳ)圧入期間中(28~30年度)、貯留層に年間10万トン以上のCO2を輸送・圧入する。
(ⅳ)CO2の圧入量(累計) (目標:2018年度に30 )
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2012 | - | - |
2013 | - | - |
2014 | - | - |
(ⅴ)事業期間中、貯留層に圧入したCO2の漏えい回数を0とする。
(ⅴ)貯留層からのCO2漏えい検知回数(累計) (目標:2020年度に0 )
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2012 | - | - |
2013 | - | - |
2014 | - | - |
(ⅵ)プロジェクトを計画通り進捗させ、大規模実証試験スケールにおける操業能力を獲得する。
(ⅵ)プロジェクトの進捗率 (単位:%) (目標:2020年度に100 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2012 | - % | - % |
2013 | - % | - % |
2014 | - % | - % |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
(ⅰ) 井戸の掘削数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2012 | 1 本 | 1 本 |
2013 | 1 本 | 1 本 |
2014 | 2 本 | 2 本 |
(ⅱ) 環境影響評価の実施回数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2012 | - 回 | - 回 |
2013 | 3 回 | 3 回 |
2014 | 1 回 | 1 回 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | 日本CCS調査株式会社 | これまでの調査結果等を踏まえて決定された実証試験実施地点において、実証に必要な設備の設計・建設の実施や、圧入前のベースライン観測の実施。 | 12,704 |
2014 | 石油資源開発(株) | 滝ノ上層・萌別層圧入井掘削 | 6,560 |
2014 | 日揮(株) | 分離・回収/圧入基地EPC業務 | 3,337 |
2014 | 出光興産(株) | ガス供給基地EPC業務 | 852 |
2014 | 石油資源開発(株) | 滝ノ上層観測井掘削 | 418 |
2014 | シュルンベルジェ(株) | 圧入井用耐CO2セメント | 170 |
2014 | ㈱東京測振 | OBS観測システムの現地設置及び伝送ケーブル使用料 | 103 |
2014 | ㈱物理計測コンサルタント | 観測井を統合したモニタリングシステム導入 | 86 |
2014 | (公財)地球環境産業技術研究機構 | 常設型OBCモニタリング観測システム導入業務 | 67 |
2014 | ㈱地球科学総合研究所 | 自然地震観測総合モニタリングシステム設計開発 | 55 |
2014 | (公財)海洋生物環境研究所 | 海洋環境調査業務 | 54 |
2014 | ㈱ティクスIKS | 坑井用機器(坑口装置、仕上機器)の製作 | 40 |
2014 | 石油資源開発(株) | H26貯留層総合評価 | 37 |
2014 | コスモス商事㈱ | 坑井用機器(坑口装置、仕上機器)の製作 | 28 |
2014 | (公財)海洋生物環境研究所 | H25海洋汚染防止法許可申請に向けた事前影響評価検討 | 24 |
2014 | 応用地質(株) | 陸上設置地震計観測システム設計、導入 | 15 |
2014 | ㈱地球科学総合研究所 | 地震観測ベースラインデータ総合解析 | 11 |
2014 | 石油資源開発(株) | H25滝ノ上層観測井試料分析及び地層流体分析 | 7 |
2014 | (公財)海洋生物環境研究所 | H26海洋汚染防止法許可申請に向けた事前影響評価検討 | 3 |
2014 | 日揮(株) | 従業者用駐車場整備工事 | 2 |