海洋油ガス田における二酸化炭素回収・貯蔵による石油増進回収技術国際共同実証事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0457
担当部局: 資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油・天然ガス課
事業期間: 2012年〜2014年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負
事業の目的
二酸化炭素を油ガス田の油ガス層に圧入・貯蔵することにより二酸化炭素を地中に閉じ込め、大気への排出をゼロに近づけるとともに、石油を増産する技術(CCS-EOR技術)を確立することを目的とする。
事業概要
地球温暖化対策の一環として、実フィールドとして、国内には適した油ガス層がないため、海外で火力発電所等からの二酸化炭素を回収しつつ、その二酸化炭素を輸送、圧入、貯留し、増進回収しえる油層を備えた油田において実証試験を行う。当技術を確立し、我が国企業等が世界各国の油ガス田へ適用することにより、世界規模での二酸化炭素排出削減が期待できるとともに石油天然ガスの効率的な開発が可能になる。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | - | 200 | 0 | 0 | 0 | 0 | 39 | 0 |
2013 | - | 160 | 0 | 161 | 0 | 0 | 321 | 244 |
2014 | - | 160 | 0 | 0 | 0 | 0 | 160 | 120 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
29年度末までに、複数の資源国(3カ国以上)で同技術の導入に向けた取組を実施する。
石油増進回収技術の導入した国の数 (目標:2017年度に3 ヵ国)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2012 | - ヵ国 | 1 ヵ国 |
2013 | - ヵ国 | 1 ヵ国 |
2014 | - ヵ国 | 1 ヵ国 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
実証により解決された課題件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2012 | 4 | 7 |
2013 | 4 | 4 |
2014 | 4 | 4 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2014 | (独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構 | 二酸化炭素回収・貯蔵に関する実証試験の計画作成 | 120 |
2014 | シュルンベルジェ株式会社 | 油層シミュレーションソフトウェア(Eclipse等)のレンタル費 | 60 |
2014 | 日本オイルエンジニアリング株式会社 | 実証試験実施に向けた事前調査(地表設備) | 40 |
2014 | 横河レンタリース株式会社 | ワークステーションのレンタル費 | 1 |