分解軽油の利用による自動車等への影響分析・評価事業費補助金(旧:石油利用低炭素化分析評価事業費補助金)
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0376
担当部局: 資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油精製備蓄課
事業期間: 2011年〜2017年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 補助
事業の目的
製油所の精製過程で発生する残渣油(原油を蒸留した後に残る重質油)は、様々な重質油分解装置を用いることにより、その一部を石油製品(分解軽油・分解ガソリン)として再生することが可能である。この再生された石油製品は、蒸留により精製される石油製品に一定割合を混合して使用されている。
これら分解軽油等の混合比率を高め、積極的に利用することは、我が国の需要を満たす石油製品を生産するために必要な原油の量を削減するとともに、CO2排出量の削減にも寄与する。他方、分解軽油等は、蒸留により精製される石油製品と成分が異なるため、その利用に係る安全性や環境への影響について、混合比率に応じて、十分な評価・検証を行う必要がある。
事業概要
本事業では、分解軽油等の生産者(石油業界)と利用者(自動車業界)が共同で実施する、自動車による利用試験等を通じた分析・評価の取り組みを支援する。(補助率1/2)
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | - | 350 | 0 | 0 | 0 | 0 | 350 | 339 |
2014 | - | 350 | 0 | 0 | 0 | 0 | 350 | 348 |
2015 | - | 370 | 0 | 0 | 0 | 0 | 370 | 368 |
2016 | - | 370 | 0 | 0 | 0 | 0 | 370 | - |
2017 | 370 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
平成32年度に製品軽油中に占める分解軽油の混合比率を約18%まで拡大する。 ※平成28年度は、約15%を目標とする。
残渣油の有効利用による原油処理削減量 (目標:2020年度に600 万kl)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2013 | - 万kl | - 万kl |
2014 | - 万kl | - 万kl |
2015 | - 万kl | - 万kl |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
分解軽油等を含む混合燃料の分析・評価件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2013 | 87 件 | 125 件 |
2014 | 66 件 | 80 件 |
2015 | 95 件 | 96 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2015 | 一般財団法人石油エネルギー技術センター | 事業の計画立案、実施、成果のまとめ等 | 368 |
2015 | 一般財団法人日本自動車研究所 | ガソリン車排出ガスの微小粒子照合試験 | 10 |
2015 | 株式会社堀場製作所 | 実験設備の保守・点検 | 6 |
2015 | 株式会社エス・ブイ・シー東京 | 燃料油の試験分析 | 6 |
2015 | 三菱重工冷熱株式会社 | 実験設備の保守・点検 | 4 |
2015 | 株式会社堀場製作所 | 実験設備の保守・点検 | 4 |
2015 | 株式会社堀場製作所 | 研究設備の移設・調整 | 4 |
2015 | 株式会社堀場製作所 | 実験設備の保守・点検 | 3 |
2015 | 株式会社堀場製作所 | 実験設備の保守・点検 | 3 |
2015 | 株式会社堀場製作所 | 研究設備の移設・調整 | 3 |
2015 | 島津サイエンス東日本株式会社 | 実験設備の保守・点検 | 2 |