森林整備事業(国研)
府省庁: 農林水産省
事業番号: 0212
担当部局: 林野庁 森林整備部 整備課
事業期間: 1961年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: 補助
事業の目的
国土の保全、水源の涵養、地球温暖化の防止、生物多様性の保全、木材等の林産物の供給等の森林の多面的機能を持続的に発揮させるとともに、地球温暖化対策として、平成25年から平成32年までの8年間における国際的算入上限である年平均3.5%の森林吸収量を確保することを最終目的としており、これを達成するためには、多様で健全な森林の整備を適時適切に実施することが課題となっている。
このため、本事業により、国立研究開発法人森林研究・整備機構(以下、「森林研究・整備機構」という。)が、森林所有者自身の自助努力では適正な森林整備が困難な奥地水源地域において、森林を造成する。
事業概要
水源林造成事業
重要な流域等の民有林の水源かん養保安林(予定地を含む)において無立木地等を対象とし、低コストで壊れにくい作業道の開設等を行いながら、既存の広葉樹を残して造林する「針広混交林」や、上層木の一部を伐採した後に下層木を植栽して多様な樹冠層を形成する「複層林」を造成するために必要な費用等を森林研究・整備機構に交付する。
補助金:平成14年度以降植栽林分に係る事業費等(補助率:定額)
出資金:平成13年度以前の植栽林分に係る事業費等
補給金:昭和55~平成元年度の借入金(事業費の一部に充当)の一部に対して発生する支払利息に充当(補給割合:定額)(平成26年度まで予算措置)
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | - | 24,870 | 3,500 | 2,640 | -4,784 | 0 | 26,226 | 26,226 |
2016 | - | 24,845 | 4,501 | 4,784 | -5,951 | 50 | 28,229 | 28,229 |
2017 | - | 24,845 | 1,865 | 5,951 | -4,529 | 0 | 28,132 | 28,132 |
2018 | - | 24,845 | 2,097 | 4,529 | -4,136 | 0 | 27,335 | 27,334 |
2019 | 27,464 | 29,170 | 0 | 4,136 | 0 | 0 | 33,306 | - |
2020 | 27,878 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
平成30年度までに、市町村森林整備計画等において水源涵養機能維持増進森林及び山地災害防止機能/土壌保全機能維持増進森林に区分された育成林のうち、土壌を保持し、水を育む機能が良好に保たれている森林の割合を約78%にまで向上させる。
市町村森林整備計画等において水源涵養機能維持増進森林及び山地災害防止機能/土壌保全機能維持増進森林に区分された育成林のうち、土壌を保持し、水を育む機能が良好に保たれている森林の割合 ( 市町村森林整備計画等において水源涵養機能維持増進森林及び山地災害防止機能/土壌保全機能維持増進森林に区分された育成林のうち、土壌を保持し、水を育む機能が良好に保たれている森林の面積 ÷ 市町村森林整備計画等において水源涵養機能維持増進森林及び山地災害防止機能/土壌保全機能維持増進森林に区分された育成林の面積 ) (目標:2018年度に77.8 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - % | 70.5 % |
2017 | - % | 69.1 % |
2018 | - % | 67.7 % |
平成30年度までに、森林・林業基本計画において、育成複層林へ誘導することとされている350万haの育成単層林のうち、育成複層林へ誘導した森林の割合を2.8%に増加させる。
育成単層林のうち、育成複層林へ誘導した森林の割合 ( 育成単層林から育成複層林へ誘導した森林の面積 ÷ 育成単層林から育成複層林へ誘導することとされている森林の面積 ) (目標:2018年度に2.8 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - % | 1.5 % |
2017 | - % | 1.8 % |
2018 | - % | 2 % |
平成37年度まで、生産性の高い林業経営の確立に必要不可欠な林道等の林業基盤整備により、木材の安定的かつ効率的な供給に資することが可能となる育成林の資源量を23億4千万m3に増加させる。
生産性の高い林業経営の確立に必要不可欠な林道等の林業基盤整備により、木材の安定的かつ効率的な供給に資することが可能となる育成林の資源量 (目標:2025年度に234 千万㎥)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 千万㎥ | 161.4 千万㎥ |
2017 | - 千万㎥ | 169.5 千万㎥ |
2018 | - 千万㎥ | 177.4 千万㎥ |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
水源涵養機能等の森林の有する公益的機能を持続的かつ高度に発揮させるための森林施業面積
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 36711 ha | 39859 ha |
2017 | 35454 ha | 35388 ha |
2018 | 30923 ha | 31389 ha |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2017 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 | 水源林造成事業の実施箇所決定、技術指導等 | 28,132 |
2018 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 | 水源林造成事業の実施箇所決定、技術指導等 | 27,334 |
2017 | 財務省 | 事業費の財源として借入した財政投融資資金の償還 | 8,480 |
2018 | 財務省 | 事業費の財源として借入した財政投融資資金の償還 | 8,062 |
2017 | 投資家(森林研究・整備機構債券) | 事業費の財源として発行した森林研究・整備機構債券の償還 | 2,152 |
2018 | 投資家(森林研究・整備機構債券) | 事業費の財源として発行した森林研究・整備機構債券の償還 | 2,115 |
2018 | 大和森林株式会社 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 624 |
2017 | 大和森林株式会社 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 607 |
2017 | 王子木材緑化株式会社 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 391 |
2018 | 協栄木材株式会社 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 319 |
2018 | 王子木材緑化株式会社 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 279 |
2017 | 有限会社根尾開発 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 263 |
2018 | 有限会社根尾開発 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 240 |
2018 | 富山興業株式会社 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 239 |
2017 | 富山興業株式会社 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 222 |
2017 | 株式会社木望 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 220 |
2018 | グリーンクリエイト株式会社 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 209 |
2017 | 協栄木材株式会社 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 202 |
2018 | 株式会社木望 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 199 |
2018 | 山口県西部森林組合 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 184 |
2017 | 延岡地区森林組合 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 181 |
2017 | 足寄町 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 170 |
2018 | 邑智郡森林組合 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 160 |
2017 | 飯伊森林組合 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 156 |
2017 | 山口県西部森林組合 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 154 |
2018 | 延岡地区森林組合 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 152 |