AIチップ開発加速のための検証環境整備事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0019
担当部局: 商務情報政策局 情報産業課
事業期間: 2017年〜2018年
会計区分: 一般会計
実施方法: 補助
事業の目的
IoT社会の進展に伴い膨大な情報を効率的に処理するため、ネットワークの末端(エッジ)側での情報処理が重要視されている。これらのニーズに対応するエッジコンピューティング実現のためには、AI,IoTを効率的かつ省エネルギー化するAIチップ(半導体)の開発が必要不可欠である。しかし競争力のあるAIビジネスを実現するためには、各ビジネスシーンに特化した専用AIチップの開発が重要である一方、AIチップの開発に必要な設計ツール等の調達コストや、試作にかかる費用が高いハードルとなり、開発が進まない状況がある。本事業では、設計したAIチップの性能を検証出来る環境を整備し、プロトタイプの完成を待たずにビジネス化への取組を加速することを目的とする。
事業概要
設計中のAIチップの検証環境を持つ拠点を構築。ベンチャー企業を含む民間企業等が持つAIチップのアイディアの実用化に向けて、設計したAIチップを実際に試作する前に性能・動作検証を実施することで、試作に係るリスクを低減すると共に、その結果をフィードバックすることでイノベーション実現のためのAIチップ開発を加速する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | - | 0 | 1,700 | 0 | -1,700 | 0 | 0 | 0 |
2018 | - | 0 | 0 | 1,700 | 0 | 0 | 1,700 | 1,696 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
本事業の成果を用いて試作前の検証等を実施したAIチップ開発成果の、実用化率5割以上を目標とする。
開発期間終了後3年を経過した全案件数に対する、本事業を通じて技術を実用化した案件数の割合 (目標:2025年度に50 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - % | - % |
2018 | - % | - % |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
本事業を通じて開発、整備した設計データ検証環境の活用件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | - 件 | - 件 |
2018 | 5 件 | 4 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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2018 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 設計したAIチップの性能検証を行うための拠点の構築 | 1,680 |
2018 | 国立大学法人東京大学 | 検証装置の設置、試験運用作業等 | 51 |
2018 | 公益財団法人福岡県産業・科学技術振興財団 | AIチップの性能検証を行うサテライト拠点の構築 | 16 |