アジア海賊対策地域協力協定拠出金(任意拠出金)
府省庁: 外務省
事業番号: 0202
担当部局: 総合外交政策局 海上安全保障政策室
事業期間: 2006年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: その他
事業の目的
インド洋からマラッカ・シンガポール海峡,南シナ海へとつながるシーレーンの安全を確保することは,我が国の安全保障上,極めて重要であることから,我が国はアジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)を策定から主導している。本件事業の目的は,2006年に協定の発効に伴いシンガポールに設立された情報共有センター(ISC)を通じて,アジアの海賊・海上武装強盗に関する各国・機関・海運団体間の情報共有や海上保安当局の能力構築をはじめとする地域協力を促進し,もって各国・機関・海運団体の海賊等への対策を強化することである。
事業概要
情報共有センター(ISC)に事務局長及びプログラム担当の事務局長補(海保庁職員)を派遣し,また,締約国代表で構成され, ISCの具体的な活動計画・予算を承認する総務会等の場を通じてISCを適切に運営するとともに,各国海上保安当局幹部による上級実務者会合,海上保安当局幹部候補職員による能力構築ワークショップなどの事業を実施する。また,アジアの海賊・海上武装強盗に関する情報を収集・分析し,タンカー等の民間商船向けの海賊対策ガイド等を作成・公表するなどし,海運業界が防御策を講じるように促す。このような取組を通じ,各国・機関・海運団体間の情報共有や海上保安当局の能力構築をはじめとする地域協力の促進,海賊等対策の強化に努める。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | - | 48 | 0 | 0 | 0 | 0 | 48 | 48 |
2017 | - | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 | 50 |
2018 | - | 53 | 0 | 0 | 0 | 0 | 53 | 53 |
2019 | - | 53 | 0 | 0 | 0 | 0 | 53 | - |
2020 | 63 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
アジア海域におけるハイジャック等の重大な海賊・海上武装強盗事案の発生を防止・抑止する。
ReCAAP情報共有センターが報告する重大事案(カテゴリー1)の件数
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 件 | 15 件 |
2017 | - 件 | 3 件 |
2018 | - 件 | 2 件 |
ReCAAP-ISCへの邦人職員の派遣を通じ,ReCAAPに対する我が国の積極姿勢を示すとともに,海洋に関する国際的な連携を強化する。
ReCAAP情報共有センターの全職員(17名)のうち2名の邦人職員を派遣。
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 人 | 2 人 |
2017 | - 人 | 2 人 |
2018 | - 人 | 2 人 |
ReCAAP-ISCへ我が国から事務局長を派遣することで,ISCの適切な運営を図ると共に,ReCAAPに対する我が国の積極姿勢を示す。
邦人職員をReCAAP情報共有センター事務局長として派遣する。
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 人 | 1 人 |
2017 | - 人 | 1 人 |
2018 | - 人 | 1 人 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
我が国派遣職員が主導する情報共有センターの主要事業である各国の海上保安当局者等を対象とした上級実務者会合,能力構築ワークショップ等への参加者数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 95 人 | 79 人 |
2017 | 116 人 | 104 人 |
2018 | 85 人 | 90 人 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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2018 | アジア海賊対策地域協力協定情報共有センター | 事務局長等派遣による情報共有センター運営及び締約国等の海上保安当局の能力構築事業の実施 | 53 |