森林整備事業(国研)
府省庁: 復興庁
事業番号: 0104
担当部局: 復興庁 統括官付参事官(予算・会計担当)
事業期間: 2012年〜2020年
会計区分: 東日本大震災復興特別会計
実施方法: 補助
事業の目的
放射性物質の影響等により森林整備が進み難い人工林等のうち、土地所有者自身の自助努力では適正な森林整備が困難な奥地水源地域において、国立研究開発法人森林研究・整備機構(以下「森林研究・整備機構」という。)が森林を造成することにより、公益的機能の発揮や放射性物質を含む土壌の流出防止等に寄与することを目的としている。
事業概要
○水源林造成事業
重要な流域等の民有林の水源かん養保安林(予定地を含む)において水源を涵養するため、所有者の自助努力等によっては適正な森林整備が見込めない無立木地等を対象として、森林の造成や複層林施業等を行うとともに、低コストかつ効率的な作業道の開設を行い、計画的に水源林を造成するために必要な経費を森林研究・整備機構に補助する。
特に、本事業では、汚染状況重点調査地域等において、適切な保育・間伐等を実施して災害に強い森林づくりを図る。
補助率:定額
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | - | 486 | 0 | 59 | -123 | 0 | 422 | 423 |
2017 | - | 505 | 0 | 123 | -145 | 0 | 483 | 482 |
2018 | - | 505 | 0 | 145 | -115 | 0 | 535 | 535 |
2019 | - | 514 | 0 | 115 | 0 | 0 | 629 | - |
2020 | 514 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
平成30年度までに、市町村森林整備計画等において水源涵養機能維持増進森林及び山地災害防止機能/土壌保全機能維持増進森林に区分された育成林のうち、土壌を保持し、水を育む機能が良好に保たれている森林の割合を約78%にまで向上させる。 (30年度成果実績は暫定値)
市町村森林整備計画等において水源涵養機能維持増進森林及び山地災害防止機能/土壌保全機能維持増進森林に区分された育成林のうち、土壌を保持し、水を育む機能が良好に保たれている森林の割合 ( 市町村森林整備計画等において水源涵養機能維持増進森林及び山地災害防止機能/土壌保全機能維持増進森林に区分された育成林のうち、土壌を保持し、水を育む機能が良好に保たれている森林の面積 ÷ 市町村森林整備計画等において水源涵養機能維持増進森林及び山地災害防止機能/土壌保全機能維持増進森林に区分された育成林の面積 ) (目標:2018年度に77.8 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - % | 70.5 % |
2017 | - % | 69.1 % |
2018 | - % | 67.7 % |
平成30年度までに、森林・林業基本計画において、育成複層林へ誘導することとされている350万haの育成単層林のうち、育成複層林へ誘導した森林の割合を2.8%に増加させる。
育成単層林のうち、育成複層林へ誘導した森林の割合 ( 育成単層林から育成複層林へ誘導した森林の面積 ÷ 育成単層林から育成複層林へ誘導することとされている森林の面積 ) (目標:2018年度に2.8 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - % | 1.5 % |
2017 | - % | 1.7 % |
2018 | - % | - % |
平成37年度まで、生産性の高い林業経営の確立に必要不可欠な林道等の林業基盤整備により、木材の安定的かつ効率的な供給に資することが可能となる育成林の資源量を23億4千万m3に増加させる。 (30年度成果実績は暫定値)
生産性の高い林業経営の確立に必要不可欠な林道等の林業基盤整備により、木材の安定的かつ効率的な供給に資することが可能となる育成林の資源量 (目標:2025年度に234 千万㎥)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 千万㎥ | 161.4 千万㎥ |
2017 | - 千万㎥ | 169.5 千万㎥ |
2018 | - 千万㎥ | 177.4 千万㎥ |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
水源涵養機能等の森林の有する公益的機能を持続的かつ高度に発揮させるための森林施業面積
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 889 ha | 980 ha |
2017 | 1017 ha | 1015 ha |
2018 | 1135 ha | 1134 ha |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2018 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 | 水源林造成事業の実施箇所決定、技術指導等 | 535 |
2018 | 栗駒高原森林組合 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 94 |
2018 | 福島県北森林組合 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 59 |
2018 | 個人 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 37 |
2018 | 一般社団法人吉田愛林公益会 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 25 |
2018 | 津山町森林組合 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 25 |
2018 | 奥州地方森林組合 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 18 |
2018 | 本名財産区 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 17 |
2018 | 南会津森林組合 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 17 |
2018 | 遠野地方森林組合 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 15 |
2018 | 花巻市森林組合 | 造林・間伐等の森林整備業務 | 15 |