数理科学及び計算科学による変異病原体リスク評価系の開発
府省庁: 厚生労働省
事業番号: 新32-0055
担当部局: 国立感染症研究所 総務部会計課
事業期間: 2020年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: 直接実施
事業の目的
WHOインフル・ワクチン株選定会議において、構造安定性を指標にした有望株の提示を可能にする。また、鳥インフル株等の高病原性ウイルスのリスク推定はパンデミック対策に貢献し、感染症の流行規模を最小にすることが期待されている。得られた情報はインフルエンザウイルス研究センター等、病原体担当部および感染症疫学センターと迅速に情報共有し、現場における迅速な意志決定に大きく貢献する。
事業概要
インフルエンザウイルスの感染伝播リスクを評価するため、HAタンパク質の構造安定性を高める変異、受容体結合特異性を変える変異の情報を集める。その情報はインフルエンザウイルス研究センター等、病原体担当部と感染症疫学センターと共有する。引き続き構造特性を変える変異の情報を集めるとともに、構造安定性と受容体結合特異性を変数とする感染伝播力の数理モデルの構築を行う。前年度までのデータと検出されたウイルス情報を比較し、数理モデルを修正することで精度向上を目指す。ウイルスの薬剤耐性増強リスクと2次変異による感染伝播リスクの評価系を開発するため、NAタンパク質、PAタンパク質等で構造特性を変える変異の情報を集める。他、新興・再興ウイルスの発生時に合わせて構造解析を迅速に実施する体制を整備し情報提供する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
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2020 | 8 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
インフルエンザウイルスの感染伝播リスクを高めるHAタンパク質における変異情報の収集・提供
解析した(1)季節性の流行型(亜型、系統)の数、(2)鳥インフルエンザウイルス等、季節性以外の亜型数 (目標:2020年度に3 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
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活動指標及び活動実績(アウトプット)
インフルエンザウイルスHAタンパク質における変異の構造解析数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
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主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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