L2-Tech(先導的低炭素技術)導入拡大推進事業
府省庁: 環境省
事業番号: 0027
担当部局: 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室
事業期間: 2015年〜2019年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負
事業の目的
エネルギー消費量を抜本的に削減する大胆な省エネを進めるため、ベストを追求する発想でエネルギー効率が極めて高くCO2削減に最大の効果をもたらす技術を「L2-Tech」と位置づけ、導入促進をしているところ。経済成長とCO2削減の両立には革新的技術の活用が不可欠であり、我が国が世界に先がけてL2-Tech導入による低炭素設備投資のビジネスモデルを実現し、国際的な低炭素技術イノベーションを牽引することが重要である。一方でL2-Techは、先導的な技術であることから、導入実績や稼働実績の知見が乏しく、また、初期費用も高額となることから、普及拡大を進めるにあたり、積極的な財政支援の効果検証が必要。
事業概要
(1)L2-Techリストの更新・拡充・情報発信(委託)(平成27年度~)
補助事業の成果を整理分析しつつ、平成29年度までに策定された対象技術のリストを更新・拡充するとともに、それぞれの効率水準等を満たす個別の設備・機器の認証を実施し、L2-Techの情報を積極的に発信する。また、平成28年度に構築したL2-Tech情報プラットフォームの運用を通じて、先導的技術の情報や優良事例などを集積し、効果的な情報発信を行う。
(2)L2-Tec導入実証事業(補助)(平成29年度~平成30年度)
平成28年度はL2-Tech導入拡大モデル事業として、L2-Techを積極的に導入しようとする事業所に対して、当該L2-Tech導入に要する経費の一部を支援した。平成29年度からはL2-Techを活用した展開性の高い優良事例の創出を目的とした導入実証を行っている。導入実証を通じて、L2-Tech導入時の現状プロセスとの適合方法や入れ替えによる操業影響の低減など、安定稼働に関するソリューション情報を収集するとともに、そのCO2削減効果を検証する。また、優良事例の公開により、新たなL2-Techの創造につなげる。(補助率:1/2)
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | - | 680 | 0 | 0 | 0 | 0 | 680 | 281 |
2018 | - | 480 | 0 | 0 | 0 | 0 | 480 | 438 |
2019 | - | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 | 50 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
2030年度までにCO2を141,850t削減する。
CO2削減量(t-CO2) (目標:2030年度に141850 t-CO2)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - t-CO2 | 4691 t-CO2 |
2018 | - t-CO2 | 14320 t-CO2 |
2019 | - t-CO2 | - t-CO2 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
リスト更新・拡充及び技術開発・実証の特定調査などでヒアリングを行った企業数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 50 件 | 7 件 |
2018 | 20 件 | 17 件 |
2019 | 20 件 | 12 件 |
L2-Tech導入実証事業の採択案件数(補助件数) ※平成29~30年度のみ
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 10 件 | 6 件 |
2018 | 10 件 | 7 件 |
2019 | - 件 | - 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2019 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ | L2-Tech情報システムの運用保守 | 26 |
2019 | デロイトトーマツコンサルティング合同会社 | L2-Tech認証制度の運用、リスト更新、情報発信等 | 23 |
2019 | 株式会社NTTデータ・アイ | L2-Tech情報システムの運用保守 | 5 |