教育課程の基準の改善
府省庁: 文部科学省
事業番号: 20-0061
担当部局: 初等中等教育局 教育課程課
事業期間: 1976年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: 直接実施、委託・請負
事業の目的
現行の学習指導要領によらない教育課程の編成・実施を認める研究開発学校を指定し、新しい教育課程、指導方法等について研究開発を行い、研究開発の成果に関する定量的なデータ等を得ながらそれらを活用し、教育課程の基準の改善等に生かすことを目的とする。
事業概要
学校における教育実践の中から提起されてくる教育上の課題や急激な社会の変化・発展に伴って生じた学校教育に対する多様な要請に対応するため、教育課程に関する研究開発を行う学校を「研究開発学校」として指定し、学習指導要領等の現行の教育課程の基準によらない教育課程の編成・実施を認めることにより、新しい教育課程・指導方法を開発するものである。当該実践研究にあたっては、文部科学省が研究開発学校の管理機関(学校を設置する教育委員会等)に対して、研究開発の実施を委託するものである。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 69 | 0 | 0 | 0 | 0 | 69 | 66 |
2019 | - | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 70 | 62 |
2020 | - | 70 | 0 | 0 | 0 | -53 | 18 | 7 |
2021 | - | 71 | 0 | 0 | 0 | 0 | 71 | - |
2022 | 69 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
研究開発の成果に関する定量的なデータを、全ての研究開発学校から得る。
研究開発の成果に関する定量的なデータを得られた研究開発学校の割合
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - % | 100 % |
2019 | - % | 100 % |
2020 | - % | 100 % |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
研究開発学校の指定件数 ※ 令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、一部の研究開発学校では研究開発事業を実施できなかったため、令和2年度は5件。
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 33 件数 | 33 件数 |
2019 | 31 件数 | 31 件数 |
2020 | 27 件数 | 5 件数 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 町田市 | 現行の学習指導要領の基準によらない新しい教育課程等に関する研究開発(研究開発課題:算数科においてEdTech を活用して児童一人一人の学習履歴データを蓄積・分析し、基礎的・基本的内容(知識・技能)についての個別最適化された学習の指導方法を開発する。さらに、他教科での対話や多様な学習集団による学年や教科を越えた協働的な学びを実現することにより、思考力・判断力・表現力や問題発見・解決能力などを一層向上できる教育課程と指導方法を開発する。) | 2 |
2020 | 国立大学法人兵庫教育大学 | 現行の学習指導要領の基準によらない新しい教育課程等に関する研究開発(研究開発課題:社会の一員として新たな問題を創造的に解決する能力を育むデザイン思考教育を実践する新総合領域「未来デザイン」の教育課程に関する研究開発。) | 1 |
2020 | 上越市 | 現行の学習指導要領の基準によらない新しい教育課程等に関する研究開発(研究開発課題:自分をつくり,未来を創る「自立」と「共生」を目指した6つの資質・能力を設定し,論理的思考力の育成を図る「論理」領域等を置いた教育課程の編成を提案する研究開発) | 1 |
2020 | 東村山市 | 現行の学習指導要領の基準によらない新しい教育課程等に関する研究開発(研究開発課題:外国語科・外国語活動と各教科等との統合を図ったCLIL(内容言語統合型学習)を用いた指導方法を取り入れた研究開発を行い、他者とのコミュニケーションの基盤を育成する学習活動を展開するとともに、創造的思考や感性・情緒等を踏まえた学習活動を展開する中で、英語に触れながら考えたり表現したりすることを通し、豊かなコミュニケーション能力の育成と各教科等における質的学力の向上を目指す。そのために、外国語学習と各教科等の内容を統合させ、そこに深い学びを促す創造的思考や自分の思いや考えをいきいきと表現する感性・情緒等を踏まえた、小学校6年間のカリキュラムとして編成された新教科「eタイム」を創設する。) | 1 |
2020 | 国立大学法人筑波大学 | 現行の学習指導要領の基準によらない新しい教育課程等に関する研究開発(研究開発課題:資質・能力の育成を志向するために真に必要な各教科等の本質をなす主要な概念の抽出、指導内容の構造化、およびそれらに立脚した新しいカリキュラム創出に関する研究開発。) | 1 |