海外農林業開発協力問題調査等事業委託費
府省庁: 農林水産省
事業番号: 20-0093
担当部局: 農村振興局 整備部設計課海外土地改良技術室
事業期間: 1988年〜2022年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
①持続的な水田農業の推進のため、国際的な議論・課題等の動向を把握するとともに、参加型水管理及び水田農業が有する多面的機能(洪水緩和機能、地下水涵養機能等)に関して国際的な理解醸成を図る
②開発途上国が抱える農業農村分野の技術的課題について各国のニーズや対応状況について把握し、官民を交えた技術交流を行い、我が国民間企業の海外展開を促進。
③開発途上国のニーズに適応した農業水利ストックマネジメント技術のガイドライン策定及び現地技術者の人材育成を実施し、相手国政府と連携して本ガイドラインの全国展開を図り、我が国企業が有する老朽化施設の機能診断技術や補修技術等の海外展開の促進に寄与。
事業概要
①国際かんがい排水委員会(以下「ICID」という。)及び国際水田・水環境ネットワーク(以下「INWEPF」という。)への参加、議論のリード及び活動支援を行い、参加型水管理及び水田の多面的機能に関する理解醸成を図る(H27-R2)
②開発途上国と官民を交えた技術交流を行い、各国が抱える農業農村開発技術に関する課題の把握や助言を行うとともに、我が国の民間企業の有する農業農村技術開発を相手国政府に情報提供する。(R2-R4)
③開発途上国におけるかんがい施設整備状況調査、実証調査の実施及び施設保全計画の検討を行い、農業水利ストックマネジメント技術ガイドラインの策定を行う。(R2-4)
※()内は実施期間
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 104 | 0 | 0 | 0 | 0 | 104 | 97 |
2019 | - | 108 | 0 | 0 | 0 | 0 | 108 | 103 |
2020 | - | 102 | 0 | 0 | -39 | 0 | 63 | 35 |
2021 | - | 116 | 0 | 39 | 0 | 0 | 155 | - |
2022 | 148 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
①本事業を通して議論検討される農民参加型水管理及び水田の多面的機能に関する知見について、他国政府・関係機関が参加する他の学術会議や国際会議等での発表及び学会誌等への投稿を以て幅広く情報を発信し、国際的な理解醸成を図る。
本事業を通してICID国際会議やINWEPF運営会議で議論検討される農民参加型水管理及び水田の多面的機能等に関する知見について、他国政府・関係機関が参加する他の学術会議や国際会議等で情報発信する回数 (目標:2020年度に3.0 回)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 回 | 4 回 |
2019 | - 回 | 4 回 |
2020 | - 回 | 2 回 |
②本事業を通して実施する技術交流の成果について、対象国の参加者を対象としたアンケート及び聞き取り調査の実施を以て、我が国が有する技術の対象地域への適用性を把握する。
本事業を通して実施される開発途上国との技術交流で、我が国が提示する具体的関連技術について、対象国の参加者を対象とした満足度(アンケートでの「満足」の回答数/アンケート回答数)(アンケート調査はR元年度のみ実施) (目標:2022年度に80.0 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - % | - % |
2019 | - % | 100 % |
2020 | - % | - % |
③本事業により実施された調査手法・技術や作成されたガイドライン(案)等について、対象地域の関係者の70%以上が効果的・有用と評価する。
本事業により実施された調査手法・技術、作成されたガイドライン(案)等に対する対象地域の関係者の満足度(アンケート調査により確認) (目標:2022年度に70.0 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - % | - % |
2019 | - % | - % |
2020 | - % | 100 % |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
ICID国際会議でICID国内委員が出席した作業部会数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 24 会議 | 24 会議 |
2019 | 23 会議 | 23 会議 |
2020 | 21 会議 | 23 会議 |
INWEPF国際会議への参加国数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 5 ヶ国 | 14 ヶ国 |
2019 | 11 ヶ国 | 15 ヶ国 |
2020 | 11 ヶ国 | - ヶ国 |
技術交流セミナーの実施回数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 3 回 | 3 回 |
2019 | 3 回 | 3 回 |
2020 | 3 回 | - 回 |
農業水利施設ストックマネジメント技術ガイドライン(案)の策定数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | - 件 | - 件 |
2019 | - 件 | - 件 |
2020 | - 件 | - 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 一般財団法人日本水土総合研究所 | ①ICID及びINWEPFの活動支援、農業用水管理に関する調査・分析 | 32 |
2020 | 一般財団法人日本水土総合研究所 | ②農業農村開発分野における二国間・多国間の技術交流の実施 | 22 |
2020 | 一般財団法人日本水土総合研究所 | ②農業農村開発分野における技術的課題・ニーズの把握及び我が国の技術の適用可能性の検討 | 20 |
2020 | 一般社団法人海外農業開発コンサルタンツ協会 | ②農業農村開発分野における技術的課題・ニーズの把握及び我が国の技術の適用可能性の検討 | 18 |
2020 | 株式会社ワールドウォッチジャパン | 海外情報の収集 | 3 |
2020 | 公益社団法人国際農林業協働協会 | 資料の収集・整理・取りまとめ | 2 |
2020 | 独立行政法人水資源機構 | ②将来的な政府開発援助案件の形成の実現化に向けた提案 | 1 |
2020 | 株式会社フランシール | 農業水利施設の機能保全の手引きの英訳 | 1 |
2020 | ソフトコミュニケーションズ株式会社 | 世界灌漑施設遺産のPR展開に関するロゴ作成 | 0 |
2020 | 株式会社ディ・アンド・ワイ | ①ICID及びINWEPFの活動支援、農業用水管理に関する調査・分析 | 0 |
2020 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | ①ICID及びINWEPFの活動支援、農業用水管理に関する調査・分析 | 0 |
2020 | Ms. Duong Thu Ha | 収集資料の翻訳 | 0 |
2020 | Kaihatsu Management Consulting Lanka (Pvt.) Ltd. | スリランカに関する現地補足調査 | 0 |
2020 | MITASU COMPANY LIMITED | ミャンマーに関する現地補足調査 | 0 |
2020 | 個人A | 調査補助 | 0 |
2020 | 株式会社VSOC | 調査補助 | 0 |
2020 | 株式会社シー・ディー・シー・インターナショナル | 調査補助 | 0 |