高速道路ネットワークの最適利用に関する検討経費
府省庁: 国土交通省
事業番号: 20-0354
担当部局: 道路局 高速道路課
事業期間: 2019年〜2023年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
高速道路料金については、高速道路会社が国に申請するものであるが、許可権者としての判断や政策を検討する上で国としてデータ等の継続的な分析を行い、料金施策導入後も、当初予測した効果や影響が発現されているかを定期的に評価し、料金制度を通じた高速道路ネットワークの利活用について検討を行う必要がある。併せて、国土幹線道路部会で議論されている「道路を賢く使う取組」に基づき、暫定二車線の機能強化等についても検証を行い、今後の道路行政の検討に活用する。
事業概要
高速道路ネットワークの利活用の観点から、本施策は、平成26年4月から実施している新たな高速道路料金について、見直し前後の交通量、旅行速度、渋滞量、観光、沿道環境の調査等を実施し、データの整理、分析を行うものである。観光振興、物流対策など実施目的を明確にしつつ、高速道路利用の多い車に配慮するように見直したため、これらの観点における効果の分析を実施し、政策の評価を行うとともに、今後の政策検討に活用していく。平成26年度からの8年間において分析等を行っているところであるが、引き続き、影響分析を行う必要がある。また、平成29年12月には、社会資本整備審議会道路分科会国土幹線道路部会において、高速道路の安全性、信頼性や使いやすさを向上する取組として基本方針が取りまとめられたところであり、暫定二車線の機能強化等の方向性が示されたところである。これらを踏まえ、令和2年度以降についても引き続き分析等を行い、高速道路ネットワークの最適利用について検討を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | - | 106 | 0 | 0 | 0 | 0 | 106 | 105 |
2020 | - | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 | 80 |
2021 | - | 75 | 0 | 0 | 0 | 0 | 75 | - |
2022 | 80 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
高速道路機構とNEXCOとの協定における高速自動車国道の年間の推計交通量を毎年上回る実績交通量とする。
NEXCO3社の高速自動車国道の年間交通量 (目標:2023年度に750.0 億台キロ)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2019 | - 億台キロ | 857 億台キロ |
2020 | - 億台キロ | 690 億台キロ |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
交通データ(ETCデータ)の分析数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2019 | 2 億トリップ | 2 億トリップ |
2020 | 2 億トリップ | 2 億トリップ |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 一般財団法人計量計画研究所 | 高速道路の安全対策検討業務 | 22 |
2020 | 高速道路料金施策の効果・影響関連データの整理・検討業務・日本能率協会総合研究所・三菱UFJリサーチ&コンサルティング共同提案体 | 高速道路料金施策の効果・影響関連データの整理・検討業務 | 20 |
2020 | 一般財団法人国土技術研究センター | 高速道路の休憩施設における駐車ます等設計基準検討業務 | 15 |
2020 | 計量計画研究所・社会システム・地域未来研究所 共同提案体 | 高速道路料金施策の効果検証業務 | 13 |
2020 | 株式会社オリエンタルコンサルタンツ | 高速道路に関する交通関連データの整理・検討業務 | 10 |