AIターミナル高度化実証事業
府省庁: 国土交通省
事業番号: 20-0232
担当部局: 港湾局 港湾経済課港湾物流戦略室
事業期間: 2019年〜2022年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
コンテナ船の更なる大型化や船社アライアンスの再編等、海運・港湾を取り巻く情勢が変化する中、国際基幹航路の寄港の維持・拡大による我が国の国際競争力強化を図るため、「集貨」「創貨」「競争力強化」の3本柱からなる「国際コンテナ戦略港湾政策」に取り組んでいる。本事業は、「競争力強化」施策の一つとして、AI等を活用したターミナルオペレーションの効率化・最適化に関する実証をはじめとする各種実証事業を行い、良好な労働環境と世界最高水準の生産性を有する「ヒトを支援するAIターミナル」を実現することを目的としている。
事業概要
コンテナ貨物の品目、コンテナ引取までの日数等のビッグデータを基に、AIを活用し、荷繰り回数を最小化したコンテナ蔵置計画を提案するシステム等の構築に向けた実証を行う。また、我が国港湾における熟練技能者の高い荷役能力の維持・向上を図るため、AI等を活用し、熟練技能者の荷役ノウハウを継承・最大化するための実証を行う。さらに、突発的な荷役機械の故障による港湾物流への影響を最小化するため、ビッグデータやAIを活用して異常傾向や故障の予兆を事前に把握する予防保全的維持管理の実証を行う。加えて、外来トレーラーのドライバーの労働環境改善を図り、コンテナ輸送力を維持するため、安全性を確保した上で、外来トレーラーの自働走行を可能とするための実証を行う。また、コンテナターミナルにおけるダメージチェックの効率化に資する新技術の現場実証を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | - | 651 | 108 | 60 | -432 | 0 | 387 | 383 |
2020 | - | 670 | 155 | 432 | -160 | 0 | 1,097 | 1,089 |
2021 | - | 491 | 0 | 160 | 0 | 0 | 651 | - |
2022 | 246 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
構築したAIシステムの活用により、荷繰りの回数を最小化し、20%削減する。
1コンテナ当たりの荷繰りの回数の削減割合「1-(AIシステム導入後の荷繰り回数/導入前の荷繰り回数)」 (目標:2022年度に20.0 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2019 | - % | - % |
2020 | - % | - % |
我が国港湾において、可視化された熟練技能者の暗黙知をガントリークレーンに反映する
可視化された暗黙知が反映されたガントリークレーンの製品化に資する開発を行った箇所数 (目標:2022年度に2.0 港)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2019 | - 港 | - 港 |
2020 | - 港 | - 港 |
我が国港湾において、高度化した予防保全的維持管理手法を5港のガントリークレーンに導入する。
高度化した予防保全的維持管理手法の開発に着手したガントリークレーンを有する港湾数 (目標:2022年度に5.0 港)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2019 | - 港 | - 港 |
2020 | - 港 | - 港 |
本格運用に向け、外来トレーラーの自働化の安全確保に係る導入指針を作成する。
導入指針数 (目標:2022年度に1.0 導入指針数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2019 | - 導入指針数 | - 導入指針数 |
2020 | - 導入指針数 | - 導入指針数 |
コンテナターミナルにおけるダメージチェックの効率化に資する新技術の導入する。
コンテナダメージチェックの効率化に資する技術開発を行う港湾数 (目標:2022年度に2.0 港)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2019 | - 港 | - 港 |
2020 | - 港 | - 港 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
構築したAIシステム数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2019 | 1 台 | 1 台 |
2020 | 1 台 | 1 台 |
可視化された熟練技能者の暗黙知の件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2019 | 4 件 | 4 件 |
2020 | 4 件 | 16 件 |
センサーが設置されたガントリークレーン台数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2019 | 5 台 | 10 台 |
2020 | 10 台 | 10 台 |
外来トレーラーの自働化の安全性検証を行う港湾数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2019 | - 港 | - 港 |
2020 | 1 港 | 1 港 |
コンテナターミナルにおけるダメージチェックの効率化に資する新技術の現地実証を行う港湾数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2019 | - 港 | - 港 |
2020 | 1 港 | 2 港 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 一般社団法人港湾荷役機械システム協会 | ガントリークレーン熟練技能者の操作技術の継承効率化システム開発等業務等 | 557 |
2020 | 富士通株式会社 | 港湾物流効率化に向けたターミナルオペレーション最適化検証業務等 | 401 |
2020 | 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 | コンテナターミナルにおけるダメージチェックの効率化に資する新技術の研究開発業務 | 60 |
2020 | 一般財団法人みなと総合研究財団 | 港湾関連データ連携基盤及びCONPASの運営・利用促進等に向けた検討業務 | 55 |
2020 | 設計共同体 (一財)みなと総合研究財団・((株))三井E&Sマシナリ- | 情報通信技術等を活用したコンテナ輸送効率化検討業務(その2) | 16 |
2020 | 国土交通省 | AIターミナル高度化実証事業に必要な経費 | 16 |
2020 | 株式会社メトグリーン | 会議費お茶(第2回国際コンテナ戦略港湾推進WG) | 0 |
2020 | 横浜市 | 横浜市所有財産(土地)借上 | 0 |