金融モニタリング等実施経費

2021

その他

府省庁: 金融庁

事業番号: 20-0001

担当部局: 総合政策局リスク分析総括課

事業期間: 2000年〜終了予定なし

会計区分: 一般会計

実施方法: 直接実施、委託・請負

事業の目的

金融仲介機能を発揮することを前提とした金融システム・金融機関の健全性の維持

事業概要

金融機関を取り巻く内外の経済・金融環境の変化に留意しつつ、金融機関による適切なリスク管理態勢の整備、円滑な金融仲介機能の発揮に資するよう、以下の経費等を活用し、的確なモニタリングを実施する。
○「リスク計測参照モデル関係経費」⇒金融機関がリスク量の計測に用いている内部モデルを検証。従来の信用リスク量等の計測に加え、金融行政方針において新たに検証項目とされた業務等に対し、深度ある検証を実施。 ○「モニタリング支援情報整備・活用経費」⇒モニタリング支援システムの計表追加により、モニタリング業務の効率化を実施。加えて、金融仲介機能の対話の高度化に向けて、貸出明細データの収集及び利活用の有用性の検証を実施。 ※モニタリング支援システムとは、金融機関より徴求する貸出金等の各種データ（＝「計表」）を用いて地域銀行の分析のための帳票などを自動作成するシステムである。 ○「自己資本比率規制の国内実施に係る必要な経費」⇒自己資本比率規制に関する高度なリスク計測手法の採用が当庁により承認された金融機関や、承認を希望する金融機関からの報告申請内容の分析・審査等を実施。 ○「デジタルフォレンジック関連システム経費」⇒金融検査の過程において、検査先の電子機器（PC）に保存されている電子データの復元（原本性を確保した証拠保全、専門的解析、検索・証拠化等）を実施。 ○「顧客本位の業務運営の確立・定着に向けた調査に必要な経費」⇒顧客本位の業務運営の確立・定着に向けた、金融庁や金融機関の取組みに係る顧客の認知度・評価を把握する目的でアンケート調査を実施。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度	要求額	当初予算	補正予算	前年度から繰越し	翌年度へ繰越し	予備費等	予算計	執行額
2018	-	106	0	0	0	0	106	85
2019	-	108	0	0	0	0	108	105
2020	-	91	38	0	-38	0	91	82
2021	-	87	0	38	0	0	125	-
2022	91	-	-	-	-	-	-	-

成果目標及び成果実績（アウトカム）

金融機関に対して、検査・監督基本方針に沿ったモニタリングが実施できていたか。

モニタリングの実施状況等に係るコンサルティング業務による外部調査において得られた肯定的な意見の割合 ※令和2年度より調査項目を変更

年度	当初見込み	成果実績
2018	- ％	90.4 ％
2019	- ％	96.9 ％
2020	- ％	75.5 ％

活動指標及び活動実績（アウトプット）

主な金融機関の検査実績　（主要行等、地域銀行、信用金庫、信用組合、　生保・損保、貸金業者、前払式支払手段発行者） ※当該実績は事務年度（7月から6月）の集計である。 ※令和元年度実績の件数については、新型コロナウィルスの影響により中止した検査を除いた件数である。

年度	当初見込み	活動実績
2018	- 件	183 件
2019	- 件	84 件
2020	- 件	89 件

主要な支出先

年度	支出先	業務概要	支出額（百万円）
2020	株式会社エヌ・ティ・ティ・データ	モニタリング支援システムの保守・運用支援等業務	34
2020	株式会社エヌ・ティ・ティ・データ	明細データの加工等に関するコンサルティング業務	22
2020	ニューディメンションテクノロジー株式会社	市場・信用リスク計測参照モデル等に係るシステム運用支援等業務	17
2020	株式会社インテージ	顧客本位の業務運営の確立・定着に向けた顧客意識アンケート調査業務	3
2020	クオリティネット株式会社	電子メール等のデータ分析ソフトウェアライセンス更新権の購入	3
2020	ＡＯＳデータ株式会社	デジタルフォレンジック関連機器のソフトウェアライセンス更新	1
2020	株式会社秋山商会	デジタルフォレンジック用機器（消耗品）の購入	0
2020	リーガルテック株式会社	デジタルフォレンジック用ソフト（Ｎｕｉｘ）の調達	0
2020	株式会社フォーカスシステムズ	電子メール等のデータ分析ソフトウェア（FTK）に係るメンテナンスサポート業務等の調達	0
2020	株式会社秋山商会	消耗品等の購入	0

レビューシートを開く

2021