農薬健康・環境影響対策費
府省庁: 環境省
事業番号: 0290
担当部局: 水・大気環境局 土壌環境課農薬環境管理室
事業期間: 2007年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
農薬登録保留基準の設定等において生物多様性の観点から農薬の環境リスク評価・管理手法の高度化を目指し、種の感受性分布等を活用した我が国における水域生態系への新たな影響評価法の検討等を実施するとともに、無人ヘリコプターで散布される農薬の大気経由による人への健康被害を未然に防止するため、リスク評価・管理手法を開発する。
事業概要
農薬による生物多様性への影響評価法として、統計学的手法を活用した毒性評価及び解析を行い、リスクを定量的に評価する方法を検討するとともに、生物群集に対する影響について調査地域に即した生態系での調査を行い、それを踏まえて評価・管理手法を検討する。また、無人ヘリコプターによる散布面積の大きい農薬について吸入毒性試験を実施し、人への健康リスクを評価する手法を検討する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | - | 117 | 0 | 0 | 0 | 0 | 117 | 68 |
2013 | - | 116 | 0 | 0 | 0 | 0 | 116 | 70 |
2014 | - | 109 | 0 | 0 | 0 | 0 | 109 | 103 |
2015 | - | 106 | 0 | 0 | 0 | 0 | 106 | 96 |
2016 | 117 | 111 | 0 | 0 | 0 | 0 | 111 | 104 |
2017 | 121 | 97 | 0 | 0 | 0 | 0 | 97 | - |
2018 | 134 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
種の感受性分布を明らかにする必要のある農薬系統について解析を行う。
種の感受性分布の解析が完了した累積農薬系統数 ※平成27年度までは、「種の感受性分布に必要なデータ数の決定」を成果指標にしており、平成27年度までで、当該解析に必要なデータ数を決定した。平成28年度以降は、確立した当該手法を用いて、農薬系統ごとに解析を行っていく。なお、実際の農薬系統の解析に必要な毒性試験等は、当該農薬系統に含まれる代表的な農薬で実施する。 (目標:2019年度に20 個)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 個 | - 個 |
2015 | - 個 | - 個 |
2016 | - 個 | 7 個 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
毒性試験、毒性データを調査し種の感受性分布を解析した農薬数 ※平成27年度までは、「種の感受性分布に必要なデータ数の決定」を成果指標にしており、平成27年度までで、当該解析に必要なデータ数を決定した。平成28年度以降は、確立した当該手法を用いて、農薬系統ごとに解析を行っていく。なお、実際の農薬系統の解析に必要な毒性試験等は、当該農薬系統に含まれる代表的な農薬で実施する。
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | - 個 | - 個 |
2015 | - 個 | - 個 |
2016 | 11 個 | 11 個 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2016 | Covance CRS株式会社 | 吸入毒性試験の実施 | 47 |
2015 | Covance CRS株式会社 | 吸入毒性試験の実施 | 45 |
2014 | ハンティンドンライフサイエンス(株) | 吸入毒性試験の実施 | 43 |
2014 | (独)国立環境研究所 | 農薬による生物多様性への影響評価手法の調査及び検討 | 19 |
2015 | 国立研究開発法人国立環境研究所 | 農薬による生物多様性への影響評価手法の調査及び検討 | 19 |
2016 | 平成理研株式会社 | 農薬の湖沼等における残留濃度分析の実施 | 18 |
2015 | 国立研究開発法人農業環境技術研究所 | 水域生態リスクの新たな評価手法確立のための試験解析調査の実施 | 17 |
2014 | (独)農業環境技術研究所 | 水域生態リスクの新たな評価手法確立のための試験解析調査の実施 | 16 |
2014 | (株)エスコ | 無人ヘリコプターで散布される農薬のモニタリング調査 | 11 |
2015 | 平成理研株式会社 | 農薬の湖沼等における残留濃度分析の実施 | 10 |
2016 | 国立研究開発法人国立環境研究所 | 農薬による生物多様性への影響評価手法の調査及び検討 | 10 |
2016 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 水域生態リスクの新たな評価法確立のための統計手法を用いた調査研究 | 8 |
2016 | 株式会社日本総合研究所 | 諸外国における農薬の評価及び規制等の調査 | 7 |
2014 | 平成理研(株) | 土壌及び水質の農薬分析業務 | 6 |
2016 | 一般財団法人残留農薬研究所 | 農薬の大気経由による影響評価事業に係る検討会の設置、運営等 | 6 |
2014 | (一財)残留農薬研究所 | 農薬の大気経由による影響評価事業に係る検討会の設置、運営等 | 5 |
2015 | 一般財団法人残留農薬研究所 | 農薬の大気経由による影響評価事業に係る検討会の設置、運営等 | 5 |
2016 | 一般財団法人化学物質評価研究機構 | 水域生態リスクの新たな評価法確立のための節足動物毒性試験の実施 | 5 |
2014 | (一財)材料科学技術振興財団 | 農薬の湖沼等における残留濃度分析の実施 | 4 |
2014 | (独)農業環境技術研究所 | 無人ヘリコプターで散布される農薬の飛散動態のシミュレーションモデルの確立 | 4 |
2016 | 株式会社日吉 | 「公園マニュアル」の優良な活用事例の収集、現地調査、優良事例集の改定版作製等 | 4 |
2014 | Pacific Spatial solutions、LLC | 流量データ等のデータベース管理システムの構築 | 2 |
2015 | Pacific Spatial Solutions,LLC | 流量データ等のデータベース管理システムの構築 | 2 |
2014 | (株)三州社 | 公園マニュアル及び優良事例集の印刷 | 2 |
2014 | (公社)新潟県植物防疫協会 | 無人ヘリコプターによる農薬散布業務 | 1 |
2014 | (株)数理計画 | シミュレーションモデルに適合した計算ソフトの構築 | 1 |
2015 | 株式会社セイシン企業 | 被験物質の微粉化業務 | 1 |
2014 | (株)数理計画 | シミュレーションソフトの操作マニュアルの作成業務 | 0 |
2014 | (株)セイシン企業 | 被験物質の微粉化業務 | 0 |