林業技術革新プロジェクト
府省庁: 農林水産省
事業番号: 0242
担当部局: 林野庁 森林整備部 研究指導課 技術開発推進室
事業期間: 2014年〜2017年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
本事業の最終目的は、低コストで効率的な作業システムの確立、木材の需要に応じた原木の安定供給を行うことである。
この目的を果たすためには、作業システムの生産性・安全性の向上、造林作業の低コスト化が課題である。
そのため、生産性・安全性を向上させる林業機械・器具の開発、高度な現場技能者の育成、低コスト造林技術の実証を行う。
事業概要
①木材生産や木質バイオマスの収集・運搬を効率化する林業機械・器具の開発・改良等、架線集材や森林作業道作設を担う高度な現場技能者の育成を行う。
②伐採・地拵え・植栽等の一体化による低コスト造林技術等を実証してデータを収集・整理し、導入促進に向けた専門的な技術の提案等を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | - | 85 | 0 | 0 | 0 | 0 | 85 | 84 |
2015 | - | 72 | 0 | 0 | 0 | 0 | 72 | 71 |
2016 | - | 150 | 0 | 0 | 0 | 0 | 150 | 149 |
2017 | 135 | 133 | 0 | 0 | 0 | 0 | 133 | 132 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
(政策評価測定指標) 平成32年度までに「民有林における森林経営計画の作成率」を60%まで増加させる。
民有林における森林経営計画の作成率 (森林経営計画策定面積/民有林面積 ) (目標:2020年度に60 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2015 | - % | 30 % |
2016 | - % | 31 % |
2017 | - % | 31 % |
(政策評価測定指標) 平成32年度までに「林業労働災害被災者数」を1321人以下まで引き下げる。
林業労働災害被災者数 (目標:2020年度に1321 人)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2015 | - 人 | 1619 人 |
2016 | - 人 | 1561 人 |
2017 | - 人 | 1314 人 |
(アウトカム) 平成32年度までに林業機械・作業システム高度化技能者800人を育成する。
林業機械・作業システム高度化技能者の人数(累計) (目標:2020年度に800 人)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2015 | - 人 | 366 人 |
2016 | - 人 | 624 人 |
2017 | - 人 | 777 人 |
(アウトカム) 最終年度における本事業で開発・改良した林業機械等の製品化割合
本事業で開発・改良した林業機械等の製品化割合 (製品化した林業機械等の数/開発した林業機械等の数 ) (目標:2020年度に64 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2015 | - % | - % |
2016 | - % | 17 % |
2017 | - % | 50 % |
(アウトカム) 低コスト造林技術を導入した事業体の割合を平成32年度までに70%に引き上げる。
低コスト造林技術を導入した事業体の割合 (低コスト造林技術を導入した事業体数/アンケート調査数 ) (目標:2020年度に70 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2015 | - % | 54 % |
2016 | - % | 58 % |
2017 | - % | 65 % |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
林業機械・作業システム高度化技能者研修生数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2015 | 150 人 | 253 人 |
2016 | 300 人 | 258 人 |
2017 | 200 人 | 153 人 |
機械開発等を実施した件数実績
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2015 | 3 件 | 3 件 |
2016 | 3 件 | 3 件 |
2017 | 2 件 | 2 件 |
低コスト造林技術の実証件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2015 | 3 件 | 3 件 |
2016 | 2 件 | 2 件 |
2017 | 1 件 | 1 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2016 | 一般社団法人フォレスト・サーベイ | 架線作業システム高度技能者育成 | 46 |
2017 | 松本システムエンジニアリング株式会社 | 傾斜地での再造林作業を省力化する林業機械の開発 | 41 |
2017 | 一般社団法人フォレスト・サーベイ | 架線作業システム高度技能者育成 | 38 |
2016 | 一般社団法人フォレスト・サーベイ | 森林作業道作設オペレーターの育成強化 | 34 |
2016 | 松本システムエンジニアリング株式会社 | 傾斜値での再造林作業を省力化する林業機械の開発 | 33 |
2015 | 株式会社前田製作所 | 長距離架線集材に対応した無線操作型油圧式集材機の開発 | 31 |
2015 | 一般社団法人林業機械化協会 | 中距離架線集材に対応した次世代架線系高性能林業機械の開発・改良 | 31 |
2017 | 一般社団法人フォレスト・サーベイ | 森林作業道作設オペレーターの育成強化 | 27 |
2016 | 株式会社前田製作所 | 燃費等を抑制できる油圧式集材機の開発 | 21 |
2017 | イワフジ工業株式会社 | 架線集材における荷掛作業の省力化技術の開発 | 21 |
2016 | 株式会社南星機械 | タワーヤーダの主索張力の感知機構等の開発 | 10 |
2015 | 一般社団法人日本森林技術協会 | 低コスト造林技術の実証・導入促進事業 | 6 |
2016 | 株式会社森林環境リアライズ | 低コスト造林技術の実証・導入促進事業 | 5 |
2017 | 一般社団法人日本森林技術協会 | 低コスト造林技術の実証・導入促進事業 | 5 |
2015 | 株式会社自然産業研究所 | 架線の架設・撤去等の軽労化・省力化に寄与する滑車の開発 | 3 |