安全なCCS実施のためのCO2貯留技術の研究開発事業 (旧:二酸化炭素大規模地中貯留の安全管理技術開発事業)
府省庁: 経済産業省
事業番号: 新28-0044
担当部局: 産業技術環境局 地球環境連携室
事業期間: 2016年〜2020年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 委託・請負
事業の目的
二酸化炭素回収・貯留(CCS)は二酸化炭素の排出削減効果が大きく、地球温暖化対策の重要な選択肢の一つとして期待されている。
大規模なCO2貯留の安全性向上に必要な技術の研究開発を通じて、2020年頃のCCS技術の実用化を目指すとともに、CCSが2020年以降の温室効果ガス排出量の効果的な削減に寄与することを目指す。
事業概要
二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術の2020年頃の実用化に向け、大規模レベルでのCO2貯留の安全な実施に必要な技術の実用化研究を実施する。具体的には、①大規模CO2圧入・貯留に係る安全管理技術の開発(圧入安全管理システム、CO2の長期モニタリング技術、大規模貯留層を対象とした地質モデリング技術など) ②大規模貯留層の有効圧入・利用技術の開発(CO2圧入井や圧力緩和井の最適配置技術、CO2溶解促進技術など) ③CCS普及条件の整備、基準の整備(CO2貯留安全性管理プロトコル(IRP)の整備、苫小牧実証データの提供による技術事例集の完成、海外機関との連携、社会的受容性の向上、国際標準化との整合など) を実施。また、本事業で開発した技術は、苫小牧CCS実証事業にて活用し、その有効性を確認する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
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2016 | - | 900 | 0 | 0 | 0 | 0 | 900 | - |
2017 | 1,100 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
平成27年度までにラボレベルで確立した安全評価技術・手法の基盤技術について、実適用への概念設計等を実施することを目指す。
CCS実証サイトに活用された安全評価技術・手法の数 (目標:2020年度に7 件数)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
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活動指標及び活動実績(アウトプット)
本事業を通じて執筆された論文数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
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主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
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2015 | 二酸化炭素地中貯留技術研究組合 | 二酸化炭素地中貯留に係る安全管理技術の研究開発 | 900 |