輸送機器の抜本的な軽量化に資する新構造材料等の技術開発事業(旧:革新的新構造材料等技術開発)
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0266
担当部局: 産業技術環境局、製造産業局 研究開発課 金属課金属技術室 素材産業課 自動車課 航空機武器宇宙産業課
事業期間: 2014年〜2022年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: 交付
事業の目的
エネルギー使用量の削減及びCO2排出量の削減等を図るため、その効果が大きい自動車、鉄道車両等の抜本的な軽量化に繋がる高強度構造材料を開発すると共に、その関連技術(接合技術等)を確立する。
事業概要
部素材・製品メーカー、大学等が連携し、軽量化が求められている輸送機器への適用を軸に、強度、加工性等の複数の機能を向上した炭素繊維複合材料、革新鋼板、マグネシウム合金等非鉄軽金属材料等の高性能材料の開発に重点をおくとともに、異種材料の接着を含めた接合技術の開発等を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | - | 4,800 | 0 | 0 | 0 | 111 | 4,849 | 4,849 |
2015 | - | 4,260 | 0 | 62 | 0 | 1,711 | 5,953 | 5,953 |
2016 | - | 3,650 | 0 | 80 | 0 | 0 | 3,730 | - |
2017 | 4,500 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
平成29年度に鉄鋼材料の強度/伸びで1500MPa/20%以上を達成 ※平成29年度の中間評価等を踏まえ、29年度末に34年度までの目標値を設定する。
CO2排出削減量 ※H34の事業終了後、開発材を輸送機器に適用し軽量化を図ることによるCO2排出削減を指標としているため、向う3年での目標値設定は困難 (目標:2030年度に368 万t)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 万t | - 万t |
2015 | - 万t | - 万t |
平成29年度に鉄鋼材料の強度/伸びで1500MPa/20%以上を達成する。 ※平成29年度の中間評価等を踏まえ、29年度末に34年度までの目標値を設定する。
鉄鋼材料の強度 (目標:2017年度に1500 MPa)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - MPa | - MPa |
2015 | - MPa | 1200 MPa |
平成27年度に炭素繊維材料の引張弾性率/破断伸度で235GPa/1.5%以上を達成する。平成29年度に本特性を満たす異形状炭素繊維の製造技術を確立する。 ※平成29年度の中間評価等を踏まえ、29年度末に34年度までの目標値を設定する。
鉄鋼材料の伸び (目標:2017年度に20 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - % | - % |
2015 | - % | 15 % |
平成27年度に炭素繊維材料の引張弾性率/破断伸度で235GPa/1.5%以上を達成する。平成29年度に本特性を満たす異形状炭素繊維の製造技術を確立する。 ※平成29年度の中間評価等を踏まえ、29年度末に34年度までの目標値を設定する。
炭素繊維材料の引張弾性率 (目標:2017年度に235 GPa)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - GPa | 217 GPa |
2015 | - GPa | 240 GPa |
平成27年度に中高炭素鋼の継ぎ手強度で母材強度70%を達成する。 ※平成29年度の中間評価等を踏まえ、29年度末に34年度までの目標値を設定する。
炭素繊維材料の引張伸度 (目標:2017年度に1.5 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - % | 1.5 % |
2015 | - % | 1.5 % |
平成27年度にチタン合金の強度を現行材(Ti-64)比20%向上する。平成29年度に量産相当プロセスで本特性を検証する。 ※平成29年度の中間評価等を踏まえ、29年度末に34年度までの目標値を設定する。
中高炭素鋼の母材強度に対する接合継ぎ手強度の割合 (目標:2017年度に70 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - % | - % |
2015 | - % | 70 % |
平成29年度にアルミニウム合金の強度/伸びで750MPa/12%以上を達成 ※平成29年度の中間評価等を踏まえ、29年度末に34年度までの目標値を設定する。
チタン合金の強度比 (目標:2017年度に20 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - % | - % |
2015 | - % | 20 % |
平成29年度にアルミニウム合金の強度/伸びで750MPa/12%以上を達成 ※平成29年度の中間評価等を踏まえ、29年度末に34年度までの目標値を設定する。
アルミニウム合金の強度 (目標:2017年度に750 MPa)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - MPa | - MPa |
2015 | - MPa | 694 MPa |
平成29年度にマグネシウム合金の強度/伸びで360MPa/15%以上を達成 ※平成29年度の中間評価等を踏まえ、29年度末に34年度までの目標値を設定する。
アルミニウム合金の伸び (目標:2017年度に12 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - % | - % |
2015 | - % | 16 % |
平成29年度にマグネシウム合金の強度/伸びで360MPa/15%以上を達成 ※平成29年度の中間評価等を踏まえ、29年度末に34年度までの目標値を設定する。
マグネシウム合金の強度 (目標:2017年度に360 MPa)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - MPa | - MPa |
2015 | - MPa | 350 MPa |
平成29年度に炭素繊維複合材料構造設計・解析技術においてシミュレーションと実験結果の誤差を10%以内とする。 ※平成29年度の中間評価等を踏まえ、29年度末に34年度までの目標値を設定する。
マグネシウム合金の伸び (目標:2017年度に15 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - % | - % |
2015 | - % | 13 % |
平成33年度末までにBHmax50MGOe(180℃)の性能を持つ新規高性能磁石の基盤技術を確立する。
炭素繊維複合材料構造設計・解析技術においてのシミュレーションと実験結果の誤差 (目標:2017年度に10 %)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - % | - % |
2015 | - % | - % |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
接合技術開発に係る研究開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 9 件 | 9 件 |
2015 | 9 件 | 9 件 |
革新金属材料開発に係る研究開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 26 件 | 26 件 |
2015 | 22 件 | 22 件 |
革新炭素繊維および熱可塑性CFRPの開発に係る研究開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 23 件 | 23 件 |
2015 | 25 件 | 25 件 |
戦略・基盤研究に係る研究開発項目における目標達成件数 ※各年度当初に定める実施方針に掲げる開発項目に対する目標達成度合
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 2 件 | 2 件 |
2015 | 4 件 | 4 件 |
高強度構造材料およびその接合技術等の開発に係る採択テーマ数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 34 件 | 33 件 |
2015 | 34 件 | 34 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2015 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクトマネジメント業務 | 5,953 |
2015 | 新構造材料技術研究組合 | 接合技術、革新鋼板、革新アルミニウム合金、革新チタン合金、革新マグネシウム合金、熱可塑性CFRP技術の開発, 共通基盤技術の開発 | 5,008 |
2015 | 国立大学法人東京大学 | 革新炭素繊維基盤技術開発 | 804 |
2015 | 株式会社矢野経済研究所 | 自動車に用いられる炭素繊維複合材料のリサイクル技術に関する検討 | 40 |
2015 | 株式会社日立製作所 | バイオミメティクスによる流体制御に関する研究開発 | 20 |
2015 | オリコン・エナジー株式会社 | 超省エネ型マイクロ波マグネシウム製錬技術の研究開発 | 10 |
2015 | 国立大学法人東京工業大学 | 超省エネ型マイクロ波マグネシウム製錬技術の研究開発 | 10 |