高機能なリグノセルロースナノファイバーの一貫製造プロセスと部材化技術の開発事業(旧:高機能リグノセルロースナノファイバーの一貫製造プロセスと部材化技術開発)

府省庁: 経済産業省

事業番号: 0267

担当部局: 製造産業局 素材産業課

事業期間: 2015年〜2019年

会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定

実施方法: 交付

事業の目的

植物を原料とし、鋼鉄の1/5の軽さで鋼鉄の5倍以上の強度を持ち、かつ樹脂への分散性・耐熱性等に優れたリグニン被覆(リグノ)セルロースナノファイバーについて、原料から最終製品までの省エネ型一貫製造プロセスの構築及び軽量化による省エネを可能とする自動車部品・建材等の部材化に関する技術開発を実施する。

事業概要

セルロースナノファイバー(CNF)の研究開発は2000年代半ば頃から開始され、我が国が最先端を走ってきたが、近年は、北米、北欧を中心とする諸外国における研究開発が急速に活発化している。また、海外からの提案に基づく国際標準化の議論も進んでおり、オールジャパン体制による、より一層の研究開発の充実、計測・評価技術、安全性評価、標準化の推進が求められている。特に、CNFをリグニンで被覆したリグニン被覆セルロースナノファイバー(リグノCNF)は、耐熱性等優れた特性を発現することが確認されている。そこで、本事業においては、高機能リグノCNFの省エネ型一貫製造プロセスを開発し、自動車部品・建材等の部材の軽量化による省エネを実現することを目指す。さらに、平成29年度はCNFの安全性評価基盤技術およびCNF製造を高効率化する原材料の効率的利用技術の開発を行う。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2015-450000168618618
2016-4150000415-
2017650-------
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額2015201620170200400600800Highcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

石油由来化学品の製造プロセスと比較して飛躍的な省エネ化を可能とするリグノCNF一貫製造プロセスを確立し、石油由来化学品原料の使用量削減と、化学品製造プロセスでの消費エネルギー削減により42年度までに235万CO2トンの省エネを達成する。 ※(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構中間評価(平成27,29年度に実施)において、目標値の検証、達成状況の確認を行う。

リグノCNF製造コスト(円/kg) (目標:2030年度に300 円/kg)

年度当初見込み成果実績
2015- 円/kg2000 円/kg

自動車部材へのリグノCNF導入で可能となる自動車の軽量化による燃費向上等により、42年度までに24万CO2トンの省エネを達成する。 ※(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構中間評価(平成27,29年度に実施)において、目標値の検証、達成状況の確認を行う。

石油由来化学品原料の使用量削減と、化学品製造プロセスでの消費エネルギーの削減による省エネ量(CO2トン) (実用化されていないため、27年度の成果実績および中間目標は記載できない) (目標:2030年度に2350000 CO2トン)

年度当初見込み成果実績
2015- CO2トン- CO2トン

活動指標及び活動実績(アウトプット)

研究開発項目数

年度当初見込み活動実績
20154 研究開発項目数4 研究開発項目数

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2015国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構プロジェクトマネジメント業務618
2015国立大学法人京都大学リグノCNFの構造化・部材化に関する技術開発518
2015地方独立行政法人京都市産業技術研究所リグノCNFの部材化に関する技術開発66
2015国立研究開発法人産業技術総合研究所リグノCNFの構造化・部材化に関する技術開発59
2015星光PMC株式会社リグノCNFの部材化に関する技術開発10
2015日本製紙株式会社リグノCNFの部材化に関する技術開発8
2015王子ホールディングス株式会社リグノCNFの部材化に関する技術開発5
2015国立大学法人東京大学リグノCNFの構造化・部材化に関する技術開発4

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