中小企業知的財産活動支援事業費補助金 (地域中小企業知財支援力強化事業)
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0524
担当部局: 特許庁 普及支援課
事業期間: 2015年〜2019年
会計区分: 特許特別会計
実施方法: 補助
事業の目的
地域特性に応じたきめ細かい中小企業等の知財支援のためには、地域の積極的取組と支援能力が必要であるが十分ではないため、意欲の高い地域の支援機関等から先導的・先進的な知財支援の取組を集め、その実施を補助することにより、地域の知財支援体制の構築、連携強化を図る。
一律の支援策の押しつけではなく、意欲的な地域を支援することにより、効果的な中小企業等の知財支援の実施と地域の知財支援力の向上を同時に図り、さらに他地域への横展開も促進し、中小企業等が各地域から受けられる知財支援の質や量等を強化する。
事業概要
各経済産業局・沖縄総合事務局が、以下の先導的取組を募集し、事業の必要経費を補助する。
①地域の中小企業等の知財活用を促進するべく、個別具体的・直接的な支援を重視した取組(補助率1/2、上限額:なし(地方公共団体の負担額の範囲内で補助))
②地域経済への裨益が見込まれる先導的仕組みづくり等を重視した取組(補助率:1/2、上限額:なし(地方公共団体が1/4を負担した場合に補助))
③広域の連携した先導的仕組みづくり等を重視した取組(補助率:定額、上限額:1,000万円)
④国で一律に解決が困難な重点課題の解決を目指す支援を重視した取組(「デザイン支援のための取組」、「初めて出願支援」及び「知財と標準化の取組」)(補助率:定額、上限額:1,000万円)
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | - | 151 | 0 | 0 | 0 | 0 | 151 | 113 |
2016 | - | 200 | 0 | 0 | 0 | 0 | 200 | - |
2017 | 351 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
活動指標及び活動実績(アウトプット)
実施事業件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2015 | 15 - | 15 - |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2015 | 一般社団法人中部産業連盟 | 大学生等の発想・アイデア力を活用し、地域中小企業の技術力との融合の場を作り、新たな価値を持った商品(知財)の創出。 | 10 |
2015 | 株式会社千葉銀行 | 中小企業、大学等の「特許レポート」を作成し、各行間で情報を共有して企業と研究機関等とのマッチングを図り、中小企業の既存事業の拡大、新規事業の創出を支援するとともに、融資を行う際の審査材料の1つとしても活用。 | 10 |
2015 | 一般社団法人知財経営ネットワーク | 技術水準や市場性等を着眼点にした技術評価を実施。金融機関等への技術に対する理解や信頼を得ることで、技術の活用、事業化までを一気通貫で支援。 | 10 |
2015 | 株式会社ノーズフー | 大企業の開放特許を利用した大学生の商品アイデアを活用して、中小企業の製品開発を促進するシステム“さいたまモデル”事業の全国への普及。 | 10 |
2015 | 一般社団法人札幌・北海道コンテンツ戦略機構 | 北海道及び東北地域の地域団体商標取得商品や銘品を組み合わせた土産品を企画・作成し、国内及び台湾の消費者へのテスト販売を支援。 | 9 |
2015 | 国立大学法人北海道大学 | 金融機関等と連携し、道内外の研究機関、中小企業の知財マッチングを行い、地域中小企業における知的財産の創造、活用、流通を支援。 | 9 |
2015 | 公益財団法人川崎市産業振興財団 | 大企業等の知財を活用した中小企業支援(川崎モデル)の全国展開(知財交流会、金融機関の人材育成、広域知財交流シンポジウム)。 | 8 |
2015 | 一般社団法人沖縄県発明協会 | 知財活用による海外展開マニュアルの策定・普及及び海外展開先(国)の財界・知財関係者とのネットワーク構築。 | 7 |
2015 | 株式会社テクノネットワーク四国 | 「四国産学官イノベーション共同推進機構」との広域連携により、四国5国立大学等と四国地域中小企業との戦略的なマッチングを行い、知的財産創出活用、事業化まで一気通貫した支援を実施。 | 7 |
2015 | 一般社団法人熊本県工業連合会 | 中小企業とデザイン専門家、そして学生を加えたチームによるデザイン試作等を通じ、デザイン思考や知的財産の重要性の理解促進と地域の人材育成を支援。 | 6 |