燃料デブリの臨界管理に係る評価手法の整備事業委託費
府省庁: 原子力規制委員会
事業番号: 0010
担当部局: 原子力規制庁 技術基盤グループ システム安全研究部門
事業期間: 2014年〜2021年
会計区分: エネルギー対策特別会計電源開発促進勘定
実施方法: 委託・請負
事業の目的
東京電力福島第一原子力発電所1~3号機では、炉心が損傷・溶融し、多量の燃料デブリ(核燃料と炉内構造物やコンクリート等が溶融し再度固化したもの)が発生し、原子炉圧力容器下部や原子炉格納容器内部に存在すると推測されている。廃炉に向けた燃料デブリの管理、取出し作業及び取出し後の収納・輸送・保管については性状の不確かさを考慮した臨界管理が必要であることから、事業者が行う臨界管理の適否を判断するための燃料デブリの臨界評価手法を整備することを目的とする。
事業概要
廃炉作業において燃料デブリが取り出され保管される間には様々な状況が想定され、燃料デブリ性状や環境(水の量や温度など)の組合せによっては臨界に至る可能性が考えられる。このため、燃料デブリ性状をパラメータとした解析と臨界実験により、臨界リスクを評価するための基礎データベースを整備し、臨界となる条件を評価する手法の整備を行う。また、既存の臨界実験装置を改造して燃料デブリを模擬した実験を行い、上記データベース及び評価手法の妥当性確認を行う。さらに、上記データベースを用いて燃料デブリが臨界に至るシナリオ及び臨界時の燃料デブリ挙動を評価する手法を整備する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | - | 233 | 0 | 0 | 0 | 0 | 233 | 224 |
2015 | - | 750 | 0 | 0 | -405 | 0 | 345 | 341 |
2016 | - | 881 | 0 | 405 | -713 | 0 | 573 | 425 |
2017 | - | 881 | 0 | 713 | 0 | 0 | 1,594 | - |
2018 | 1,282 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
安全研究の成果を規制基準等の策定、見直しに用いる。
安全研究の成果を規制基準等の策定、見直しに用いた件数 (目標:2021年度にNone 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 件 | - 件 |
2015 | - 件 | - 件 |
2016 | - 件 | - 件 |
安全研究を通じて蓄積した知見を個々の審査等に活用する。
安全研究を通じて蓄積した知見を個々の審査等に活用した件数 (目標:2021年度に1 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2014 | - 件 | - 件 |
2015 | - 件 | - 件 |
2016 | - 件 | - 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
規制に活用する観点から安全研究等を通じて蓄積された技術的知見をNRA技術報告並びに査読のある論文誌及び国際会議のプロシーディングスで公表した件数 【内訳】 NRA技術報告:0件(平成26年度)、0件(平成27年度)、0件(平成28年度) 査読付き論文:0件(平成26年度)、0件(平成27年度)、1件(うち委託先1件)(平成28年度) 査読付きプロシーディングス:0件(平成26年度)、0件(平成27年度)、2件(うち委託先2件)(平成28年度)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | - 件 | - 件 |
2015 | - 件 | - 件 |
2016 | 3 件 | 3 件 |
【参考指標1】 規制に活用する観点から安全研究等を通じて蓄積された技術的知見を学会で発表した件数 【内訳】 規制庁:0件(平成26年度)、0件(平成27年度)、0件(平成28年度) 委託先:0件(平成26年度)、0件(平成27年度)、2件(平成28年度)
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | - 件 | - 件 |
2015 | - 件 | - 件 |
2016 | 2 件 | 2 件 |
【参考指標2】 臨界条件評価手法の整備及び臨界挙動評価手法の整備に関する検討項目数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2014 | 4 件 | 4 件 |
2015 | 7 件 | 7 件 |
2016 | 8 件 | 8 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2016 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 燃料デブリの臨界評価手法の整備事業 | 425 |
2016 | 富士電機株式会社 | 臨界実験装置の改造に係る機器の製作・据付 | 165 |
2016 | イーエナジー株式会社 | 臨界実験装置用ウラン燃料の製造費 | 80 |
2016 | 富士電機株式会社 | 実験用水位計の設計検討 | 7 |
2016 | 有限会社アユー | 臨界評価支援ツールの整備 | 6 |
2016 | 中山商事株式会社 | デブリ模擬体分析用機器等の購入 | 5 |
2016 | 株式会社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン | 臨界実験装置用ウラン燃料の輸送に係る詳細検討 | 5 |
2016 | 株式会社ヴィジブルインフォメーションセンター | 臨界評価支援ツールの総合性能評価 | 5 |
2016 | 株式会社ヴィジブルインフォメーションセンター | 燃料デブリの形状反応度効果の解析 | 4 |
2016 | MHI NSエンジニアリング株式会社 | 燃焼度依存燃料デブリの臨界解析 | 3 |
2016 | 理工科学株式会社 | 使用済燃料核分裂生成物組成測定に係る消耗品購入 | 1 |
2016 | サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 | 使用済燃料核分裂生成物組成測定に係る消耗品購入 | 1 |