温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)シリーズによる地球環境観測事業
府省庁: 環境省
事業番号: 0299
担当部局: 地球環境局 総務課脱炭素化イノベーション研究調査室
事業期間: 2006年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
○平成21年のGOSAT打ち上げからこれまでの観測結果の公表を行うとともに、成果を簡潔にまとめ国内外に向け発信することで、データの利用促進と気候変動に関する政策の立案・実施に貢献する。
○GOSAT-2に関する積極的な情報発信、広報活動を国内外に行うことにより、排出量削減目標に関する政策などに貢献する。
○GOSATシリーズによる継続的な全球のGHG観測体制を構築する。
事業概要
二酸化炭素やメタンなどのGHGの全球濃度分布等、GOSATの継続した観測データと地上観測データとの解析による精度確保と、得られた知見を簡潔にまとめ、関係機関に限らず広く国内外に発信する。また、平成30年度のGOSAT-2の打上げは国内外の感心を集めることから、シンポジウム開催など積極的な情報発信を行う。
GOSAT-2の設計寿命(衛星打ち上げから5年)以降も、継続的な全球観測を実現するため、後継機の開発に着手する。なお後継機は、文部科学省のGCOM-W後継ミッションとの相乗りを前提とした調査・検討結果に基づき、確実な開発と着実な継続観測を目指す。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | - | 44 | 0 | 210 | 0 | 0 | 254 | 252 |
2017 | - | 64 | 0 | 0 | 0 | 0 | 64 | 64 |
2018 | - | 72 | 0 | 0 | 0 | 0 | 72 | 62 |
2019 | - | 85 | 0 | 0 | 0 | 0 | 85 | - |
2020 | 585 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
GOSATの観測データによって得られた結果を国内外へ情報発信するため、年3回程度イベントにおける広報活動や報道発表を実施する。
イベント・報道発表の回数
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 回 | 8 回 |
2017 | - 回 | 4 回 |
2018 | - 回 | 4 回 |
GOSAT観測データから算出される全大気中の月別温室効果ガス濃度について、3か月に1回(年4回)を目途に公表する。
全大気中の月別温室効果ガス濃度の公表回数
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2016 | - 回 | 4 回 |
2017 | - 回 | 4 回 |
2018 | - 回 | 4 回 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
①平成24年度~28年度:人工衛星バス開発、データ処理アルゴリズム開発1式 ②平成29年度~:観測センサの精度向上にむけた実証1式 ③平成30年度:3号機次期GHG観測センサ等の概念設計1式 ④平成31年度:3号機次期GHG観測センサ等の設計1式 ⑤平成32年度:3号機次期GHG観測センサ等の設計1式
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2016 | 1 式 | 1 式 |
2017 | 1 式 | 1 式 |
2018 | 1 式 | 1 式 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2018 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 | 温室効果ガス観測技術衛星3号機の温室効果ガス観測に係るミッション要求を満たす観測センサ等の仕様を決定するため、衛星の必要な技術について選択肢を挙げ、与えられた条件の中でどの選択肢であれば目的を最適に実現できるかを検討する概念設計を開発の一環として実施する | 45 |
2018 | Harris Geospatial株式会社 | 衛星による温室効果ガス観測データの利用促進に向けた簡易分析ツールについて、最新の衛星に対応するための機能追加など大幅な改修を実施する | 10 |
2018 | 株式会社共立模型 | 展示のための輸送等により当初の状態からゆがみが発生したGOSAT及びGOSAT-2模型について修理・調整するとともに、今後の再発を提言するための手段について検討・対策する | 0 |