CO2貯留適地の調査事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 0346
担当部局: 産業技術環境局 地球環境対策室
事業期間: 2014年〜2021年
会計区分: エネルギー対策特別会計エネルギー需給勘定
実施方法: その他
事業の目的
二酸化炭素回収・貯留(CCS)は二酸化炭素の排出削減効果が大きく、地球温暖化対策の重要な選択肢の1つとして世界的に期待されている。このため、CCS技術の2020年頃の実用化を見据えて、我が国における二酸化炭素貯留可能地点を探査し、CCS実用化に必要な基盤の整備を行う。
事業概要
国内には合計で約2,400億トン以上のCO2貯留ポテンシャルがあるとの試算がされているが、限られた基礎データに基づく推定であり、地質の不均質性を考慮すると、個々の候補地点の貯留ポテンシャルには大きな不確実性がある。このため、本事業では、大きなポテンシャルを有すると期待される貯留地点を対象として、弾性波探査や地質解析等を行い、各地点の貯留層分布と貯留ポテンシャルを高い精度で把握する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | - | 550 | 0 | 586 | -111 | 0 | 1,025 | 985 |
2018 | - | 550 | 0 | 111 | -145 | 0 | 516 | 506 |
2019 | - | 550 | 0 | 145 | -190 | 0 | 505 | 484 |
2020 | - | 550 | 0 | 190 | 0 | 0 | 740 | - |
2021 | 550 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
平成33年度までに、CO2 1億トン以上の貯留が可能と見込まれる有望な地点を3地点程度特定する。 ※平成26~29年度は平成31年度以降の掘削に向け、候補地点を絞り込むべく、弾性波探査データの取得・解析評価を実施しているため、目標値・成果実績の記載は困難。
事業終了後、調査井掘削、地元調整、CO2排出源からの輸送方法の確立等を通じて貯留適地候補を3地点程度選定するための掘削候補地点数。 ※ 掘削候補地点を選定するため、最終年度まで弾性波探査や地質解析等を実施する。 (目標:4039年度に7 地点)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2017 | - 地点 | - 地点 |
2018 | - 地点 | 5 地点 |
2019 | - 地点 | 5 地点 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
新規3次元弾性波探査の実施・解析地点数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 3 地点 | 3 地点 |
2018 | - 地点 | - 地点 |
2019 | - 地点 | - 地点 |
既存3次元弾性波探査データの解析地点数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | - 地点 | 3 地点 |
2018 | - 地点 | - 地点 |
2019 | - 地点 | - 地点 |
既存3次元弾性波探査データの解析地点数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 5 地点 | 3 地点 |
2018 | 3 地点 | 5 地点 |
2019 | 4 地点 | 1 地点 |
新規2次元弾性波探査の実施・解析地点数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 2 地点 | 1 地点 |
2018 | 2 地点 | 2 地点 |
2019 | 1 地点 | 1 地点 |
既存2次元弾性波探査データの解析地点数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2017 | 2 地点 | 1 地点 |
2018 | 3 地点 | 1 地点 |
2019 | - 地点 | 4 地点 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2019 | 日本CCS調査株式会社 | 大きなCO2貯留ポテンシャルを有すると期待される貯留地点において、弾性波探査を行い、貯留層評価を実施する。 | 484 |
2019 | 株式会社地球科学総合研究所 | 2D探査データ取得・処理 | 162 |
2019 | 株式会社地球科学総合研究所 | 2D探査データ再処理 | 34 |
2019 | 株式会社ダイヤコンサルタント | 地質解析・貯留可能量評価 | 28 |
2019 | 株式会社地球科学総合研究所 | 2D探査データ再処理 | 23 |
2019 | 石油資源開発株式会社 | 調査井基本設計 | 15 |
2019 | 石油資源開発株式会社 | 地表地質調査・採取試料分析 | 14 |
2019 | 石油資源開発株式会社 | 地表地質調査・採取試料分析 | 14 |
2019 | 石油資源開発株式会社 | 調査井基本設計(地層圧力予測) | 12 |
2019 | 石油資源開発株式会社 | CO3挙動予測シミュレーション | 10 |
2019 | 石油資源開発株式会社 | CO2挙動予測シミュレーション | 10 |
2019 | 石油資源開発株式会社 | 調査井基本設計 | 10 |
2019 | 株式会社地球科学総合研究所 | 貯留適地決定プロセス検討 | 10 |
2019 | 株式会社地球科学総合研究所 | 2D探査データの処理 | 9 |
2019 | 株式会社ダイヤコンサルタント | 海底地形コンパイル業務 | 5 |
2019 | 株式会社地球科学総合研究所 | 地質解析・貯留可能量評価 | 5 |
2019 | 一般財団法人エンジニアリング協会 | CO2漏洩リスク評価予備調査 | 2 |