海洋生物資源確保技術高度化

府省庁: 文部科学省

事業番号: 0253

担当部局: 研究開発局 海洋地球課

事業期間: 2011年〜2020年

会計区分: 一般会計

実施方法: 委託・請負

事業の目的

近年、地球環境の変動による海洋生物資源への影響や乱獲に伴う漁獲制限等の問題が顕在化し、海洋生物資源の安定的、持続的な供給が喫緊の課題となっている。そのため、増養殖技術においては、海洋生物の生理機能を解明して生産性を向上させることが重要な課題となっている。また一方で、正確な資源量予測を行うためには、海洋生態系を総合的に解明することが必要不可欠であるが、海洋生物資源の分布や変動については、未解明な部分が多い。そこで、関係機関と連携の上、大学等が有する研究手法や技術を核として研究開発を実施し、これらの課題解決を図る。

事業概要

国公私立大学、独立行政法人・国立研究開発法人、民間企業等を対象に公募を行い、外部有識者による審査を経て研究課題を選定した後、採択機関と委託研究契約を結び、海洋生物の生理機能を解明し、革新的な生産につなげる研究開発(テーマ1)及び海洋生物の正確な資源量予測を行うための生態系を総合的に解明する研究開発(テーマ2)を実施する。テーマ2では、生産性が高く、我が国の漁業に関して特に重要な海域である沿岸域及び黒潮域において、複雑に相互作用する生態系の変動機構を解明し、海洋生物資源量の予測手法の高度化を目指す研究を実施する。

予算額・執行額

※単位は100万円

年度要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額
2017-1030000103102
2018-71-00007170
2019-66-000-06666
2020-53000053-
Created with Highcharts 7.1.1百万円要求額当初予算補正予算前年度から繰越し翌年度へ繰越し予備費等予算計執行額2017201820192020-250255075100125Highcharts.com

成果目標及び成果実績(アウトカム)

本事業によって開発された海洋生物資源の安定的・持続的供給を可能とするための手法が他機関において利用、応用された件数

他機関における利用件数 (目標:2020年度に18 件)

年度当初見込み成果実績
2017- 件13 件
2018- 件14 件
2019- 件17 件

海洋生態系の変動を再現する数値計算モデルの開発数

1年間に開発されたモデル数 (29年度で1課題終了) (目標:2020年度に9 個)

年度当初見込み成果実績
2017- 個11 個
2018- 個8 個
2019- 個9 個

活動指標及び活動実績(アウトプット)

海洋生物資源の安定的・持続的供給を可能とするための手法開発に資する掲載論文数(29年度で1課題終了)

年度当初見込み活動実績
201748 本48 本
201827 本30 本
201930 本25 本

主要な支出先

年度支出先業務概要支出額(百万円)
2019国立大学法人東京海洋大学生殖幹細胞操作によるクロマグロ等の新たな受精卵供給法の開発40
2019国立研究開発法人水産研究・教育機構我が国の魚類生産を支える黒潮生態系の変動機構の解明26
2019国立大学法人北海道大学黒潮域の生産力評価と変動要因8
2019国立大学法人東京農工大学黒潮流動構造と栄養塩供給機構3
2019国立大学法人東京海洋大学黒潮流動構造と栄養塩供給機構2
2019国立大学法人鹿児島大学黒潮域食物網動態機構2
2019国立大学法人東京大学黒潮域食物網動態機構2
2019国立大学法人東京大学黒潮流動構造と栄養塩供給機構1

レビューシートを開く

構想日本
日本大学尾上研究室
Visualizing.JP
特定非営利活動法人Tansa
JUDGIT! Chrome、Firefox、Safari、Edgeの
最新バージョンをご利用ください