安全な農林水産物安定供給のためのレギュラトリーサイエンス研究
府省庁: 農林水産省
事業番号: 0198
担当部局: 農林水産技術会議事務局 研究開発官（基礎・基盤、環境）室 消費･安全局食品安全政策課食品安全科学室
事業期間: 2016年〜2019年
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
本事業は、食品中の有害化学物質や有害微生物による人の健康への悪影響、また動物疾病や植物病害虫の海外からの侵入及び国内におけるまん延を未然に防止し、安全な農林水産物の安定供給を図ることを最終目標としている。このためには、これら危害要因がもたらす課題の解決に向け、施策決定の根拠となる最新の科学的知見を得、低減技術等を開発することが課題となっていることから、本事業を実施する。
事業概要
食品安全、動物衛生、植物防疫等の分野において、適切なリスク管理措置等を講じるため、法令・基準・規則等の行政施策・措置の決定に必要な科学的知見を得るための研究（レギュラトリーサイエンス※に属する研究）を実施する。
※ レギュラトリーサイエンス：科学的知見と、規制などの行政施策・措置との間を橋渡しする科学
予算額・執行額
※単位は100万円
| 年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2017 | - | 108 | 0 | 0 | 0 | 0 | 108 | 102 |
| 2018 | - | 97 | 0 | 0 | 0 | 0 | 97 | 92 |
| 2019 | - | 94 | 0 | 0 | 0 | 0 | 94 | 94 |
成果目標及び成果実績（アウトカム）
目標最終年度までに、研究課題の終了時評価において、8割以上の課題が行政施策へ活用可能と評価を受ける。
行政施策・措置（指針の作成や現場への普及等）に活用できる研究課題の割合 （目標：2020年度に80 ％ （累計））
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2017 | - ％ （累計） | 84.6 ％ （累計） |
| 2018 | - ％ （累計） | 88.2 ％ （累計） |
| 2019 | - ％ （累計） | - ％ （累計） |
目標最終年度までに、行政施策への活用可能な研究課題について、原則研究終了後2年以内に基準、規則、指針等の行政政策・措置に反映する。
行政施策へ活用可能な研究課題のうち、行政施策・措置に反映された研究成果の割合 （目標：2022年度に100 ％ （累計））
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2017 | - ％ （累計） | - ％ （累計） |
| 2018 | - ％ （累計） | 80 ％ （累計） |
| 2019 | - ％ （累計） | - ％ （累計） |
活動指標及び活動実績（アウトプット）
食品安全、動物衛生、植物防疫等に関する施策の決定に必要な試験研究課題数
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2017 | 13 課題 | 13 課題 |
| 2018 | 14 課題 | 14 課題 |
| 2019 | 14 課題 | 14 課題 |
主要な支出先
| 年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額（百万円） |
|---|---|---|---|
| 2019 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | クロピラリドによる生育障害が発生しない堆肥の施用量の目安の提示等 | 9 |
| 2019 | 一般財団法人日本食品分析センター | 食品中のメチルフラン類縁体の分析法の開発及びフラン濃度とメチルフラン濃度の関係の解析 | 8 |
| 2019 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | Xylella fastidiosaの簡易かつ迅速な検定方法の開発等 | 7 |
| 2019 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | 麻痺性貝毒の機器分析法の高度化、麻痺性貝毒簡易分析キットの開発・製造等 | 6 |
| 2019 | 宮崎県 | 地域特産の野菜・花きのクロピラリドに対する感受性の検定 | 2 |
| 2019 | 北海道 | 簡易分析キットを利用した現場海域における麻痺性貝毒のスクリーニング法の検討 | 1 |
| 2019 | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 | 簡易分析キットを利用した現場海域における麻痺性貝毒のスクリーニング法の検討 | 1 |
| 2019 | 岩手県 | 簡易分析キットを利用した現場海域における麻痺性貝毒のスクリーニング法の検討 | 1 |
| 2019 | 熊本県 | 簡易分析キットを利用した現場海域における麻痺性貝毒のスクリーニング法の検討 | 1 |
| 2019 | 大分県 | 簡易分析キットを利用した現場海域における麻痺性貝毒のスクリーニング法の検討 | 1 |
| 2019 | 地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所 | 簡易分析キットを利用した現場海域における麻痺性貝毒のスクリーニング法の検討 | 1 |
| 2019 | 日水製薬株式会社 | 麻痺性貝毒簡易分析キットの開発・製造 | 0 |
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