危機管理型波浪うちあげ高観測技術の開発に関する研究
府省庁: 国土交通省
事業番号: 0491
担当部局: 国土技術政策総合研究所 河川研究部 海岸研究室
事業期間: 2018年〜2019年
会計区分: 一般会計
実施方法: 直接実施、委託・請負
事業の目的
近年、勢力の強い台風の接近・上陸によって高潮・高波災害が頻発しており、2018年台風21号では堤防・護岸の設計高潮位よりも低い潮位にも関わらず高波によって背後地に浸水被害が生じた。現状では沖合の波高の予測値・観測値しかないことから、住民が実感できるような海岸沿いの波の高さ(波浪うちあげ高)を観測するための観測機器の基準・仕様を明確化することで、民間の観測技術の開発を促進し、同観測によって海岸における高潮・高波時の警戒避難体制に資することを目的とする。
事業概要
本研究は、危機管理型波浪うちあげ高観測技術の開発に必要な基準・仕様案検討のための下記の調査を行うものである。
1)台風期における波浪うちあげ高の現地観測を通じた観測機器の適正配置の検討
2)観測値と算定値(沖合の波高・周期を用いた従来手法による算定値に、消波施設の効果分を補正したもの)との比較による観測精度の確認
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 0 | 30 | 0 | -30 | 0 | 0 | 0 |
2019 | - | 0 | 0 | 30 | 0 | 0 | 30 | 30 |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
令和元年度末までに危機管理型波浪うちあげ高観測機器の観測基準・仕様案1本を作成する。
危機管理型波浪うちあげ高観測機器の観測基準・仕様案の作成数 (目標:2019年度に1 本)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 本 | - 本 |
2019 | - 本 | 1 本 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
危機管理型波浪うちあげ高観測技術に関する研究項目の終了件数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | - 件 | - 件 |
2019 | 2 件 | 2 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2019 | 日本工営株式会社 | 危機管理型波浪うちあげ高観測技術調査業務 | 21 |
2019 | 一般財団法人日本気象協会 | 波浪うちあげ高計算プログラム修正業務 | 9 |