Connected Industries推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業
府省庁: 経済産業省
事業番号: 20-0059
担当部局: 商務情報政策局 情報経済課
事業期間: 2019年〜2021年
会計区分: 一般会計
実施方法: 交付
事業の目的
データを巡るグローバル競争の主戦場は、バーチャルデータからリアルデータを活用したビジネスに移行。デジタル競争で後塵を拝してきた日本にとって、豊富に存在する現場の良質なデータを活かし、データを介して機械・技術・人を繋げ新たな付加価値創出と社会課題解決を実現すること、すなわち「Connected Industries」の実現が日本の勝ち筋である。本事業では、協調領域において企業の垣根を越えてデータを共有・連携し、AI等の先端技術を用いて利活用することで、世界に先駆けた新たなデジタルサービスを創出することを目指す。
事業概要
Connected Industries重点5分野(「自動走行・モビリティサービス」「ものづくり・ロボティクス」「素材・バイオ」「プラント・インフラ保安」「スマートライフ」)において、①事業者間のデータ共有プラットフォームの本格構築を支援し協調領域データの利活用環境を整備すると同時に、②そのデータ等を用いた国際競争力のあるAIシステム(クラウドを用いてサービス提供するもの)の開発を支援する。なお、①②いずれの場合も、ベンチャーが中心となって開発を行う場合には2/3、ベンチャー以外の者が中心となって開発を行う場合には1/3の補助率で支援を行う。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | - | 3,043 | 0 | 0 | -926 | -55 | 2,062 | 2,062 |
2020 | - | 2,152 | 0 | 926 | -541 | -490 | 2,047 | 2,047 |
2021 | - | 2,100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2,100 | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
Connected Industriesの重点5分野(自動走行・モビリティサービス、ものづくり・ロボティクス、バイオ・素材、プラント・インフラ保安、スマートライフ)で、それぞれ2以上のグローバルSaaSの創出を目指し、令和4年度までに計10以上のサービスの事業化を目指す。
Connected Industriesの重点5分野(自動走行・モビリティサービス、ものづくり・ロボティクス、バイオ・素材、プラント・インフラ保安、スマートライフ)で、グローバルSaaSを目指し、令和4年度までに事業化に至った件数 ※令和元年度~令和3年度の補助期間中は事業化できないため、3年度までの目標値は0 (目標:2022年度に10.0 件)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2019 | - 件 | - 件 |
2020 | - 件 | - 件 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
Connected Industries推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業の支援実施事業者数
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2019 | 32 件 | 50 件 |
2020 | 50 件 | 55 件 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 | プロジェクト管理費 | 2,047 |
2020 | 株式会社ちとせ研究所 | コンボリューショナルデータを活用したバイオ生産マネジメントシステムの開発 | 299 |
2020 | ダイナミックマップ基盤株式会社 | 自動走行用HDマップ整備の低コスト化などに係る外部連携システムとAIシステムの検討・開発 | 140 |
2020 | MI-6株式会社 | AI並びにロボティクスを活用した材料開発の飛躍的効率化 | 127 |
2020 | 株式会社プレシジョン | 医療情報を横断的に統合した診療支援AIシステムの開発 | 113 |
2020 | Hmcomm株式会社 | 異音検知AIプラットフォーム開発 | 107 |
2020 | Telexistence株式会社 | テレイグジスタンス技術を用いた小売・卸売・物流の業界横断的に利用可能な商品ハンドリングの自動化 | 100 |
2020 | 株式会社Hacobu | 運輸データオープンプラットフォームの開発 | 100 |
2020 | LocationMind株式会社 | 位置情報ビッグデータを活用したリアルタイム人流予測技術の開発とAIサービスプラットフォームの開発 | 96 |
2020 | 株式会社AIメディカルサービス | 人工知能を用いた胃がん内視鏡画像読影支援システムの構築と海外遠隔診断への展開 | 79 |
2020 | 株式会社MaaS Tech Japan | 移動情報統合データ基盤の構築 | 70 |
2020 | 国立大学法人長岡技術科学大学 | コンボリューショナルデータを活用したバイオ生産マネジメントシステムの開発 | 37 |
2020 | 学校法人自治医科大学 | 医療情報を横断的に統合した診療支援AIシステムの開発 | 20 |
2020 | PwCコンサルティング合同会社 | 米国におけるCDM(Continuous Diagnostic and Mitigation:継続的な診断とリスクの緩和)についての基礎調査 | 17 |
2020 | 株式会社ニコンインステック | コンボリューショナルデータを活用したバイオ生産マネジメントシステムの開発 | 13 |
2020 | 株式会社エイチエスパートナーズ | 運輸データオープンプラットフォームの開発 | 10 |
2020 | 国立大学法人東京大学 | コンボリューショナルデータを活用したバイオ生産マネジメントシステムの開発 | 10 |
2020 | 株式会社O.M.C | 定量RBM用分散型データ基盤とAI開発 | 10 |
2020 | Rapyuta Robotics Private Limited | 運輸データオープンプラットフォームの開発 | 8 |
2020 | IOTA Foundation | 定量RBM用分散型データ基盤とAI開発 | 8 |
2020 | 株式会社IBUKI | 金属切削加工における精度補正システム開発 | 7 |
2020 | オークマ株式会社 | 金属切削加工における精度補正システム開発 | 5 |
2020 | PwCあらた有限責任監査法人 | 研究開発型スタートアップのための研究資金利用支援方策に関する検討 | 3 |