世界食料需給動向等総合調査・分析関係経費
府省庁: 農林水産省
事業番号: 20-0077
担当部局: 大臣官房 政策課食料安全保障室
事業期間: 2008年〜終了予定なし
会計区分: 一般会計
実施方法: 委託・請負
事業の目的
世界の食料需給の変化を的確に捉え、我が国の食料の安定供給への影響について要因を分析することや、世界の主要作物生産地域の作柄状況等を把握することにより、食料安全保障上のリスク軽減を図る。また、食品の価格動向を迅速かつ的確に把握し、食品の価格安定対策の推進に資することにより、我が国の食料安定供給を図る。さらに、加工食品の生産量等の調査を実施することにより、食料自給率関連業務の推進に寄与する。
事業概要
①世界食料需給動向等総合調査:海外の食料需給動向等について、現地コンサルタント等を活用し、生育状況及び流通関係等の情報の収集・分析を行う。
②食品価格動向調査:食品の価格安定対策の推進に資するため、国内の農産物の作柄や、国際的な穀物価格の高騰等が食品小売価格に与える影響を迅速かつ的確に把握する。
③食品産業動態調査:食料自給率の算定及び産業連関表の推計に必要な基礎データを収集するため、加工食品の生産量等を把握する。
④衛星データ利活用推進調査:世界の主要作物生産地域の生育・作柄状況の把握に資する気象情報を提供するシステムの構築・改良や、衛星データの総合的な利活用に向けた研究会開催や農林水産行政への適応可能性調査を行う。
⑤超長期食料需給予測:食料安全保障施策の検討に資する、超長期的な世界の食料需給予測の実施のための予測モデルを構築する。
予算額・執行額
※単位は100万円
年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | - | 132 | 0 | 0 | 0 | 0 | 132 | 129 |
2019 | - | 133 | 0 | 0 | 0 | 0 | 133 | 124 |
2020 | - | 144 | 0 | 0 | 0 | 0 | 144 | 128 |
2021 | - | 146 | 0 | 0 | 0 | 0 | 146 | - |
2022 | 188 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績(アウトカム)
①原料の大半を海外に依存する食品加工業者及び飼料製造業者等に対し、より活用される資料を作成し、安定的に原料調達を行う上での判断材料となることを目標とする。
食品加工業者及び飼料製造業者等に対するアンケートにおける評価結果(0~3点)の平均値。
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 評価点 | 2.1 評価点 |
2019 | - 評価点 | 2 評価点 |
2020 | - 評価点 | 2.3 評価点 |
②消費者、生産者等に対して、食品価格動向についての情報を迅速かつ的確に提供し、価格安定に向けた取組を推進することを目標とする。
消費者、生産者等と省内関係課におけるアンケートの評価結果(0~3点)の平均値。
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 評価点 | 1.7 評価点 |
2019 | - 評価点 | 2.1 評価点 |
2020 | - 評価点 | 1.9 評価点 |
③食品製造事業者に対して、加工食品の生産量(米、小麦及び大豆を主な原料とする一部の加工食品については、原材料の量を含む)の調査結果を提供し、国産農畜産物の仕入れ方針の検討等に活用されることを目標とする。
本調査の調査対象事業者と省内関係課に対するアンケートの評価結果(0~3点)の平均値。
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 評価点 | 1.6 評価点 |
2019 | - 評価点 | 1.763 評価点 |
2020 | - 評価点 | 1.6 評価点 |
④原料の大半を海外に依存する食品加工業者及び飼料製造業者等に対し、世界の主要作物生産地域の生育・作柄状況の把握に資する気象情報を迅速かつ的確に提供するシステムを構築し、安定的に原料調達を行う上での判断材料となることを目標とする。
食品加工業者及び飼料製造業者等に対するアンケートにおける評価結果(0~3点)の平均値。
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 評価点 | - 評価点 |
2019 | - 評価点 | - 評価点 |
2020 | - 評価点 | 1.7 評価点 |
⑤超長期(2050年まで)の食料需給予測システムを構築し、予測結果を算出することにより、将来のリスクを的確に把握し、安定的な食料供給を行う上での検討等に活用されることを目標とする。
外部有識者による事業成果・予測結果に係る評価(0~4点)の平均値。なお、令和4~6年度の3年計画で作業を実施するため、最終年度のみ活動指標を設定。 (目標:2024年度に2.5 評価点)
年度 | 当初見込み | 成果実績 |
---|---|---|
2018 | - 評価点 | - 評価点 |
2019 | - 評価点 | - 評価点 |
2020 | - 評価点 | - 評価点 |
活動指標及び活動実績(アウトプット)
①海外の情報収集拠点数 海外の食料需給等について、現地コンサルタント等を活用し、タイムリーに情報収集。
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 14 国 | 14 国 |
2019 | 14 国 | 14 国 |
2020 | 13 国 | 13 国 |
②調査回数 国内の農産物の作柄や、国際的な穀物価格等が食品の小売価格に与える影響を、迅速かつ的確に把握するために、最も頻度の高い品目で1週間に1度の調査を行う。
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 50 調査回数 | 50 調査回数 |
2019 | 51 調査回数 | 51 調査回数 |
2020 | 50 調査回数 | 48 調査回数 |
③対象となる品目数 食品産業動態調査について、行政上の基礎資料として、食料需給表等の作成のために必要となる品目の生産量等データを収集。
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | 111 品目 | 111 品目 |
2019 | 111 品目 | 111 品目 |
2020 | 111 品目 | 111 品目 |
④構築したシステムによる情報提供回数 システム構築後、衛星から得られる世界の主要作物生産地域の生育・作柄状況の把握に資する気象情報を月2回更新し、公表。
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | - 回数 | - 回数 |
2019 | - 回数 | - 回数 |
2020 | 8 回数 | 6 回数 |
⑤予測数 将来の不確実性を考慮し複数の予測シナリオを検証の上、ベースライン予測を実施。なお、令和4~6年度の3年計画で作業を実施するため、最終年度のみ活動指標を設定。
年度 | 当初見込み | 活動実績 |
---|---|---|
2018 | - 予測数 | - 予測数 |
2019 | - 予測数 | - 予測数 |
2020 | - 予測数 | - 予測数 |
主要な支出先
年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額(百万円) |
---|---|---|---|
2020 | 株式会社インテージリサーチ | 調査協力店舗における農林水産省が指定した品目の小売価格等の調査・集計・報告業務 | 68 |
2020 | 公益財団法人流通経済研究所 | 北米・オセアニア地域における食料需給等現地情報収集・分析業務 | 9 |
2020 | 株式会社ボックタック | 世界の主要作物生産地域の気象情報提供システムの構築・改良 | 8 |
2020 | アイ・シー・ネット株式会社 | アジア地域における食料需給等現地情報収集・分析業務 | 8 |
2020 | みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 | EU地域における食料需給等現地情報収集・分析業務 | 7 |
2020 | 一般財団法人リモート・センシング技術センター | 衛星データの農林水産行政への適応可能性調査業務 | 7 |
2020 | 一般社団法人食品需給研究センター | 米、小麦、大豆等を原料とする加工食品の生産量等データの収集・分析業務 | 6 |
2020 | 株式会社JSN | 旧ソ連地域における食料需給等現地情報収集・分析業務 | 5 |
2020 | 中央開発株式会社 | 南米地域における食料需給等現地情報収集・分析業務 | 5 |
2020 | 株式会社三菱ケミカルリサーチ | 中国地域における食料需給等現地情報収集・分析業務 | 5 |
2020 | 株式会社CROWD BPO | 食品価格のデータ入力業務 | 3 |
2020 | Cornbelt Marketing Inc. | 米国における情報収集 | 1 |
2020 | Beijing Ace Information Consulting Co.,Ltd | 中国における写真撮影 | 1 |
2020 | 株式会社プレスイグレック | フランスにおける写真撮影 | 1 |
2020 | NNA AUSTRALIA LIMITID | 世界食料調査業務のうち、豪州における情報収集 | 1 |
2020 | KITAGAWA GmbH | ドイツにおける写真撮影 | 1 |
2020 | IC Net Asia Co., Ltd | タイにおける写真撮影 | 1 |
2020 | HEITOR HAYASHI(林 エイトール) | ブラジル、アルゼンチンにおける情報収集 | 1 |
2020 | K.G. Saxena | インドにおける写真撮影 | 1 |
2020 | National Institute of Agricultural Planning and Projection | ベトナムにおける写真撮影 | 0 |
2020 | Profarmer Australia | 世界食料調査業務のうち、豪州における情報収集 | 0 |
2020 | 小林弘明 | 報告書作成にあたってのアドバイザリー業務 | 0 |