海洋生態系の放射性物質挙動調査事業
府省庁: 復興庁
事業番号: 0094
担当部局: 復興庁 統括官付参事官(予算・会計担当)
事業期間: 2012年〜2020年
会計区分: 東日本大震災復興特別会計
実施方法: 交付
事業の目的
東京電力福島第一原子力発電所事故により、大量の放射性物質が海洋に放出され、現在も水産物に出荷制限等が行われており、水産業の復興・振興の障害となっている。また、水産物の安全性に対する懸念を払拭するためにも、水生生物とそれを取り巻く生態系における放射性物質の挙動等を明らかにするための調査研究を実施し、水産業の復興・振興に資することを目的とする。
事業概要
被災地の沿岸・沖合海域等において、環境試料を含む様々な試料の放射性物質濃度の分析、海流等の把握、更には飼育実験等を行い、これらを総合的に解析することによって、水生生物とそれを取り巻く生態系における放射性物質の挙動とその要因を明らかにする。
予算額・執行額
※単位は100万円
| 年度 | 要求額 | 当初予算 | 補正予算 | 前年度から繰越し | 翌年度へ繰越し | 予備費等 | 予算計 | 執行額 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2012 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 2013 | - | 190 | 0 | 0 | 0 | 0 | 190 | 190 |
| 2014 | - | 190 | 0 | 0 | 0 | 0 | 190 | 190 |
| 2015 | - | 190 | 0 | 0 | 0 | 0 | 190 | 190 |
| 2016 | 190 | 182 | 0 | 0 | 0 | 0 | 182 | 182 |
| 2017 | 182 | 180 | 0 | 0 | 0 | 0 | 180 | 180 |
| 2018 | 180 | 180 | 0 | 0 | 0 | 0 | 180 | 180 |
| 2019 | 180 | 182 | 0 | 0 | 0 | 0 | 182 | - |
| 2020 | 182 | - | - | - | - | - | - | - |
成果目標及び成果実績（アウトカム）
毎年度、年度評価において総合評定がB評価以上 （但し25年度まではA評価以上）
本事業を含む総合評定の年度実績評価結果（Ｂ判定以上の場合、「１」とする） （目標：2020年度に1 件）
| 年度 | 当初見込み | 成果実績 |
|---|---|---|
| 2016 | - 件 | 1 件 |
| 2017 | - 件 | 1 件 |
| 2018 | - 件 | 1 件 |
活動指標及び活動実績（アウトプット）
重点研究課題数
| 年度 | 当初見込み | 活動実績 |
|---|---|---|
| 2016 | 1 件 | 1 件 |
| 2017 | 1 件 | 1 件 |
| 2018 | 1 件 | 1 件 |
主要な支出先
| 年度 | 支出先 | 業務概要 | 支出額（百万円） |
|---|---|---|---|
| 2014 | 独立行政法人水産総合研究センター | 水生生物とそれを取り巻く生態系の放射性物質の挙動等を明らかにするための調査研究を実施 | 190 |
| 2015 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | 水生生物とそれを取り巻く生態系の放射性物質の挙動等を明らかにするための調査研究を実施 | 190 |
| 2016 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | 海洋・生態系モニタリングと次世代水産業のための基盤研究 | 182 |
| 2017 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | 海洋・生態系モニタリングと次世代水産業のための基盤研究 | 180 |
| 2018 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 | 海洋・生態系モニタリングと次世代水産業のための基盤研究 | 180 |
| 2015 | 一般財団法人九州環境管理協会 | 8月～3月分福島県周辺における海産生物および環境試料中の放射性核種分析業務 | 14 |
| 2016 | 一般財団法人九州環境管理協会 | 8月～3月分福島県を含む日本周辺における水生生物および環境試料中の放射性核種分析業務 | 14 |
| 2015 | 株式会社ＫＡＮＳＯテクノス | 中禅寺湖湖底調査業務 | 11 |
| 2017 | 株式会社ＫＡＮＳＯテクノス | 内水面生体・環境試料放射能測定業務（8月分～1月分） | 11 |
| 2018 | 株式会社ＫＡＮＳＯテクノス | 内水面生体・環境試料放射能測定業務（8月分～1月分） | 10 |
| 2014 | いであ（株）東北支店 | 東北南部太平洋側沿岸部での河川流量・懸濁物負荷量データセット整備および底泥‐放射性物質結合動態モデル構築業務 | 8 |
| 2018 | 一般財団法人九州環境管理協会 | 福島県を含む日本周辺における水生生物および環境試料中の放射性核種分析業務（7～3月分） | 8 |
| 2014 | （財）九州環境管理協会 | ２～３月分輸出対象魚種中の放射性核種分析業務 | 7 |
| 2015 | いであ株式会社 | 東北南部太平洋側沿岸部における底泥放射性物質結合動態モデルの改良および計算業務 | 7 |
| 2017 | 一般財団法人九州環境管理協会 | 6～3月分福島県を含む日本周辺における水生生物および環境試料中の放射性核種分析業務 | 7 |
| 2014 | （株）ヤマテック | 福島海域係留観測等補助業務 | 5 |
| 2016 | 日本環境科学株式会社 | 内水面生体・環境試料放射能測定業務 | 5 |
| 2017 | 福島県 | 平成２９年度超高濃度汚染魚発生状況の把握とセシウム代謝に関わる飼育試験、平成29年度運営費交付金に係るヒラメ･マダラの資源量、分布域および食性解析研究委託事業（契約件数：計2件） | 5 |
| 2014 | （株）シャトー海洋調査 | 3月分湖底土及び生物の安定同位体比分析業務 | 4 |
| 2014 | 東京パワーテクノロジー（株） | 東京電力福島第一原発港湾内魚試料の選別運搬業務 | 4 |
| 2014 | （株）環境総合テクノス | 中禅寺湖湖底調査業務 | 4 |
| 2015 | マリノリサーチ株式会社 | 魚類胃内容物査定分析業務 | 4 |
| 2015 | 東京パワーテクノロジー株式会社 | 東京電力福島第一原発港湾内魚試料の選別運搬業務 | 4 |
| 2015 | 福島県 | 平成27年度運営費交付金による「マダラ・ヒラメ等底魚類の移動生態の解明」のうち標本船情報の解析研究委託事業、平成27年度超高濃度汚染魚発生状況の把握とセシウム代謝に関わる飼育試験 （契約件数：計2件） | 4 |
| 2016 | 福島県 | 平成28年度超高濃度汚染魚発生状況の把握とセシウム代謝に関わる飼育試験、平成28年度運営費交付金による「マダラ・ヒラメ等底魚類の移動生態の解明」のうち年齢別資源尾数および分布域の解析研究委託事業 （契約件数：計2件） | 4 |
| 2017 | 株式会社同位体研究所 | 安定同位体比分析業務（12月、2月、3月分） | 4 |
| 2017 | 株式会社水土舎 | 福島県産水産物の流通チャネル及び需要に関する調査及び1次解析 | 4 |
| 2018 | 株式会社シバタインテック | 安定同位体比分析業務（11月、1月、3月分） | 4 |
| 2018 | 有限会社フーズシステムクリエイター | 消費地における福島県産水産物の流通チャネル及び需要に関する調査及び福島県で水揚げされたカツオの流通調査 | 4 |
| 2014 | （株）静環検査センター | 内水面生体・環境試料放射能測定業務 | 3 |
| 2014 | 日本超低温（株） | 冷凍標本保管業務 | 3 |
| 2014 | 福島県 | 平成２６年度復興交付金課題調査事業委託事業「超高濃度汚染魚発生状況の把握とセシウム代謝に関わる飼育試験に関する委託研究 | 3 |
| 2014 | 東邦酸素工業（株） | ３月分安定同位体比分析業務 | 3 |
| 2014 | （財）九州環境管理協会 | 海水および海産生物中のトリチウム分析業務 | 3 |
| 2015 | 国立大学法人東京大学 | 平成27年度運営費交付金による「マダラ・ヒラメ等底魚類の移動生態の解明」のうち ヒラメの安定セシウム分析によるセシウム生物学的半減期解析研究委託事業 | 3 |
| 2015 | 東邦酸素工業株式会社 | 安定同位体比分析業務 | 3 |
| 2015 | 株式会社水土舎 | オートラジオグラフィ用耳石薄片作製および輪紋解析業務 | 3 |
| 2015 | 株式会社シャトー海洋調査 | 湖底土及び生物の安定同位体比分析業務 | 3 |
| 2018 | 福島県 | 平成30年度内水面生態系における放射性物質の挙動に関する研究、平成３０年度海洋生態系の放射性物質挙動調査事業 | 3 |
| 2014 | （株）ヤマテック | 福島海域係留観測等補助業務 | 2 |
| 2015 | 株式会社ＫＡＮＳＯテクノス | 魚類筋肉試料乾燥・粉砕業務、中禅寺湖湖底の放射性物質濃度の再解析業務、内水面生物試料放射能測定業務 （契約件数：計3件） | 2 |
| 2015 | 株式会社ＫＡＮＳＯテクノス | 海底土放射能分画測定業務 | 2 |
| 2016 | 株式会社環境テクノス | 内水面生体・環境試料放射能測定業務、魚類筋肉試料の乾燥・粉砕業務 （契約件数：計2件） | 2 |
| 2017 | いわき市漁業協同組合 | 福島県中部・南部海域用船調査および試料採取業務（平成29年度7月分、10月分） | 2 |
| 2017 | 相馬双葉漁業協同組合 | 福島県中部・北部海域用船調査および試料採取業務（平成29年度7月分、10月分） | 2 |
| 2018 | 栃木県 | 採捕制限下の遊漁・漁業の実態や漁場利用に関する調査、平成３０年度内水面生態系における放射性物質の挙動に関する研究 | 2 |
| 2018 | 相馬双葉漁業協同組合 | 福島県中部・北部海域用船調査および試料採取業務（平成30年度7月、10月分） | 2 |
| 2018 | 福島県 | 平成30年度運営費交付金に係るヒラメ・マダラの資源量、分布域および食性解析研究委託事業 | 2 |
| 2014 | 福島県 | 平成２６年度「マダラ・ヒラメ等底魚類の移動生態の解明」のうち標本船情報の解析 | 1 |
| 2014 | 東邦酸素工業（株） | 福島沖小粒径海底堆積物安定同位体比分析業務 | 1 |
| 2014 | 東邦酸素工業（株） | 福島沖・仙台湾海底堆積物安定同位体比分析業務 | 1 |
| 2014 | （株）環境総合テクノス | 海底土放射能分画測定業務 | 1 |
| 2016 | 国際気象海洋株式会社 | 福島茨城海域係留系調査データベースの改良業務 | 1 |
| 2016 | 株式会社クロス・マーケティング | 福島県産水産物の消費者評価に関する調査 | 1 |
| 2016 | 栃木県 | 平成28年度海洋生態系の放射性物質挙動調査委託研究 （栃木県中禅寺湖において、年2回、サケ科魚類（ヒメマス、ホンマス、レイクトラウト、ブラウントラウト、ニジマス）およびワカサギの採集調査をおこなうとともに、ヒメマスとワカサギについて放射性セシウム濃度の測定を実施） | 1 |
| 2016 | マリノリサーチ株式会社 | 魚類耳石年齢査定分析業務 | 1 |
| 2016 | 国立大学法人長崎大学 | 平成28年度運営費交付金による「マダラ・ヒラメ等底魚類の移動生態の解明」のうちデータロガーを用いた解析研究委託事業 | 1 |
| 2016 | 東京パワーテクノロジー株式会社 | 東京電力ホールディングス福島第一原発港湾内魚試料の選別運搬業務 | 1 |
| 2016 | 福島県 | 平成28年度海洋生態系の放射性物質挙動調査事業 （福島県のアワビ・ウニ漁業が今後本格的に再開する場合の適切な漁業管理方策、資源増殖対策の検討のため、現在の資源状態を試験操業漁獲物調査および生息密度調査等を基に評価を実施） | 1 |
| 2017 | 茨城県 | 平成29年度放射性物質挙動調査事業における課題に係る委託事業 | 1 |
| 2017 | 栃木県 | 採捕制限下の遊漁・漁業の実態や漁場利用に関する調査、平成２９年度内水面生態系における放射性物質の挙動に関する研究（契約件数：計2件） | 1 |
| 2017 | 福島県 | 内水面生態系における放射性物質の挙動に関する研究 | 1 |
| 2017 | 福島県 | 平成２９年度海洋生態系の放射性物質挙動調査事業 | 1 |
| 2018 | 東邦酸素工業株式会社 | 安定同位体比分析業務 | 1 |
| 2018 | マリノリサーチ株式会社 | 10月分魚類耳石年齢査定分析業務、12月分魚類耳石年齢査定分析業務、プランクトンソーティングおよび種同定業務 | 1 |
| 2018 | いわき市漁業協同組合 | 福島県南部海域用船調査及び試料採取業務（平成30年度7月分、10月分） | 1 |
| 2017 | 公益財団法人ふくしま海洋科学館 | 福島第一原子力発電所周辺海域における標識シロメバルおよび底魚試料の釣獲による採取業務 | 1 |
| 2018 | 一般財団法人九州環境管理協会 | 福島県産海産魚の耳石中の微量元素分析業務 | 1 |
| 2017 | 株式会社ＫＡＮＳＯテクノス | 魚類筋肉試料の乾燥・粉砕業務 | 1 |
| 2018 | 株式会社ＫＡＮＳＯテクノス | 魚類筋肉試料の乾燥・粉砕業務 | 0 |
| 2017 | 株式会社水土舎 | 2月分動物プランクトン標本同定他業務 | 0 |
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